育てにくい子?~発達障害啓発週間 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

今週は、「発達障害啓発週間」だそうです。

発達障害、って ご存知ですか?

詳しくは、こちら


昔は、育てにくい子と 言われたり、

しつけが なっていない子、と 誤解されたりしました。


教師でも、発達障害について 知らない人が たくさんいます。

私が 教職に就いていた頃は、大半が 発達障害自体を 知らない、

知っていても 手立てを 講じる必要性までは 感じていない、

と 捉えている教師が多かったように思います。


私が 知ったのは、15年ぐらい前です。

その小学校には、特別支援のための学級が あり、その担任の先生が とても熱心で

発達障害についての資料を 配布し、啓蒙に 努めていました。


最初知ったときは 驚きましたが、それによって 合点がいくことが たくさんありました。


私の 幼馴染は、おそらく 発達障害でした。

当時は、発達障害という 概念がなかったので、「いつもトラブルを起こす子」

「トラブルに巻き込まれる子」と 言われていました。


小さい頃から 一緒だったので、私は あまり 不思議に感じていなかったのですが、

集団生活の中では 大変なことの 連続だったようです。


ずっと 座っていられないし、ちょっとしたことに 大きく反応してしまうし、

とにかく 常に 動いている子でした。


でも、植物など、自分の好きなことについては 人より たくさんの知識を持ち、

いつも 頭の中は 生き物のことで いっぱいでした。


今は、引きこもってしまったと 風の便りに 聞きましたが、

元気にしているのかな~と 時々 思い出します。



有名人でも たくさんいますね。

たとえば、トムクルーズ

彼は、LD(学習障害)で、子どもの頃 SとZの区別が 付きませんでした。

母親と妹に 同じ障害があり、必死で 勉強し、今は ビジネス書が 読めるように なったそうです。

(台本は、読み上げてもらって 覚えてもらっていた時期も あったとのこと)。

現在は、LDへ人たちへの支援を 積極的に 行っています。


ハリーポッターのダニエル・ラドクリフ

(発達障害では ないかもしれませんが)

協調運動障害を 抱え、学校生活が うまくいかなかったことを 公表しています。

靴紐を結ぶのは、今でも 難しいとか。

俳優になったのは、学校以外で 活躍できる場を 求めて だそうです。


2人とも、今、とても 輝いていますよね。


お子さんに 何か 感じることが ありましたら、ぜひ 専門医を 訪ねてください。

障害の診断名を付ける ためではなく、具体的な 手立てを知るためです。

同じ発達障害でも、個々に 苦手とする分野が 違います。


また、発達障害を持つ子どもたちの中には、コミュニケーションが うまくいかない、

という 苦労を抱えている場合が あります。

言葉かけ ひとつ 変えるだけで、話が 伝わりやすくなります。

「知る」ということが 大切だと 感じています。


明日から、私が受け持った子どもたちの中から、

いくかのエピソードを お話をしていきたいと思います。


*「発達障害」の「害」の字を ひらがなや 違う字に 変更される方もいらっしゃいますが、

 ここでは そのままの文字を 使いました。