生きることを選択できる子に | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

年末は、ささやかながら 寄付をしたりします。まもなく、クリスマスですしね。

今年は、海外の子どもたちに向けて 救急箱やお勉強セットへの 募金をしました。

先日、「世界一受けたい授業」という番組で 児童労働について扱っていました。

こういった話題を見聞きするたび、胸が締め付けられる思いがします。

過酷な長時間労働を強いられ、笑顔のない生活をしている子。

兵士になって 人殺しを強要されたりした過去が ある子。

でも、今は 教育を受けることができ、学校の先生になりたい、なんて言っているのを聞くと ぶわっと涙が出ます。

私にできることは なんにもなくて、祈ることぐらいだけどネ。


で、同時に思うんですね~。

彼女、彼らは あんなに 苦労の多い人生を送っているのに、自ら命を絶たない。

そして、とても強い瞳をしています。

現在、日本は、飢えている人はあまりいないし、児童が労働を強制されていることもありません。

でも、いろんなしがらみから 逃げたいと思う。その手段として死を選ぶこともある。


なんかね~、文科省が言ってる「生きる力を育てる」なんて言葉は へっぽこに 聞こえちゃうのねん。

生きる力って、なんだろ~って。

ベースにあるのは、自己肯定感かな~とか、たくさんの経験かな~とか、いろいろ 想像してみるんだけど、しっくりきません。


そうそう、私が コーチングを学んで 一番最初に 違和感を感じた言葉は「よりよく生きる」です。

よりよく生きなくちゃいけないの? もっと豊かに生きなくちゃいけないの? 自分を価値ある人間と感じなくちゃいけないの?

(もちろん、違和感を感じない人も たくさん いると思いますよ~。それはそれでいいんです。)

私にとっての 自己肯定感の入り口は「生きていていいんだ」なので、とても 敷居が高く感じたことを 思い出します。


なんだか、話が あっちいったり こっちいったりしてますが…

子どもが 困難に出会ったとき それでも 自分は生きていていいんだ、と 思ってくれたら それでいいなあ。

自分はすばらしい、とか、すごいんだ、って 思えなくてもいい。

まずは、生きていることを 選べる子であってほしいな~と思います。