先日の記事を アメンバー限定にしたのは、
不登校(登校拒否)の渦中にある方が ご覧になったら、つらいかもしれない、という思いからでした。
Aさんから アメンバーの申請があったときは、「おすすめしません」と お返事しました。
お子さんに不登校の経験が おありだと、書いてあったからです。
でも、Aさんは あえて ご覧になりたいと おっしゃいました。
そこから、Aさんとのやりとりが はじまります。
(Aさんは、男性でいらっしゃいます。)
ご本人の承諾を得て、メールを みなさんにも 数回に分けて ご紹介します。
本当の話、心からの言葉は、胸を打ちます。
おはようございます。
昨日、このメールを頂き、帰りの電車で読み、涙してしまいました。
アメンバー記事は私たちが通ってきた道に良く似ています。
私たちの場合、女房が息子の“完全な味方になる”と決めたときから変わっていきました。
それまでの彼女は、家庭内における父親の“権威”を尊重して欲しい
という私に同調してくれていました。
従って、私 が長男を強くしかった時に 父親である 私の側に立って 息子に接していました。
生まれた時からずっとです。
今振り返れば、DV、パワーハラスメントとみなした方がよいくらい、強くしかり、
手をあげた事も、怒鳴りあげるようなことも してしまいました。
その時、母親が息子をかばい、味方になってあげなかった。
親からの 溢れるほどの愛情を 感じさせてあげていなかった。
それが 彼の不登校の根っこにあると 気が付きました。
気づくきっかけをくれたのは仙台の心療内科のドクターでした。
家内と長男が診察に行った最初の日、先生が息子に
「学校行きたくないのか?だったら行かなくてもいいよ」
と話した時、息子の表情がパッと明るくなったそうです。
大人から学校に行かなくてもいい、と言う言葉をはじめて聞き、
息子の心の重しが一つだけ取れたようだったと聞きました。
その後、家内は 仙台市内の同じようなお子さんを持つ
お母様たちの集まりに参加するようになりました。
そこで、同じような立場のお母様や、それを乗り越えたお母様たちからたくさん話をお聞きし、
たくさん話をさせていただき、自分が変わることが必要だと思った、そう話していました。
私もその会に参加してほしいと何度も言われたのですが、
様々な理由をつけて一度も参加しませんでした。
何故なら、私は私が彼を傷つけ、追い込み、表面的には学校のイジメをきっかけですが、
根源的には私の接し方が原因だと考えていました。
その上で、傷に塩を塗り込む、痛みを痛みとして自覚する勇気がありませんでした。
つづきます・・・