コーチングについて 書いてあるものがあったので、ご紹介します。
コーチ21 会長 伊藤守さんの記事をご紹介します。
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日本でコーチングが普及して、およそ10年余になります。
この間、コーチングにはさまざまな解釈がなされてきました。
たとえば、コーチングというのは、
従来の指導法よりマイルドなものだというイメージが
定着しているように思います。
しかし、コーチングは単に、
コミュニケーションをマイルドにしたものではありません。
また、他の人材育成の方法と混同されているケースもあります。
しかし、コーチはクライアントにアドバイスをしません。
アドバイスは、コンサルタントの仕事です。
アドバイスをするということは、
本来、もっともコーチしたい部分を奪ってしまうことです。
というのも、コーチの仕事は、相手に考えてもらうことだからです。
「こういうときは、こうすればいい」といってしまえば、
相手の考える機会を奪うことになります。
コーチの仕事は、
クライアントが、自分で考えて、自分で行動して、
自分で評価できるところまでもっていくことです。
誰かにアドバイスをもらうだけで自分で考えることをしないと、
次も誰かに頼らないといけなくなってしまうからです。
スポーツを例に考えればわかりますが、
最終的に、走ったり飛んだりするのは選手です。
コーチではありません。
コーチが、ある特定のやり方を押しつけてしまうと、
その人のもつ強みが薄れてしまう可能性があります。
また、コーチは、特定の知識を伝授することはしません。
必要な情報がどこにあるのかも、特に提示しません。
誰かに頼ることなく、情報を自ら取りにいける人材にするのが コーチの役割です。
学校の試験勉強には、正解・不正解がありますが、
実社会では、何が正解かわかりません。
正解・不正解のない世界では、
自分で判断したり、自分で考えていったりすることが求められます。
正解はないけれど、それでも自分で考えて、
限りなく正解に近づいていく。そういう胆力が求められるのです。
コーチ21会長 伊藤守さんの記事より抜粋
だから、教育に コーチングが 導入されたらいいなあ~と思っています。
自分で考え 自ら動く子に
