阪神淡路大震災から 15年。
あちこちの番組で 特集が組まれていますね。
私も 観ました。
神戸の三宮に 住んでいる友達がいます。
被災して まもなく だんな様が茨城に出向になり、戻ってきました。
「上の子も下の子も、地震のことは覚えていないみたい。」
と 淡々と おっしゃっていました。
当 時受け持っていた子どもの中にも、被災して 出向してきた家庭がありました。
「子どもに トラウマが残らなくて良かった。」
さらりと おっしゃっていました。
当時の私は、大変だったんだなあというくらいの 認識しかありませんでした。
新米教師だった私は、毎日、自分のことで 精一杯でした。
震災のことは、テレビでみて 知っていたけれど、
情報というものを 自分の中に 取り入れていただけでした。
今日、テレビで 当時の映像や ドラマを 見て、
涙が出て 出て、しかたが ありませんでした。
私は、何も してあげられなかった。
遠いところで 尋常じゃないことが 起こっている、という それだけで、
しようとも 思いませんでした。
なんて、心のひだが わからない 人間だったのだろう…。
そんな 昔の 自分を責めても しょうがないのですが、
あのとき 友達に 何かしら 物を 送れたのではないか、
被災した保護者の方に、なぜ もっともっと 優しい言葉を かけられなかったのか、
悔やまれて しょうがないのです。
私が 何かしたから 何かが 変わるわけではないのだけれど…。
当時、夫は 父親に連れられて 神戸の親戚の家まで 行ったそうです。
なんども 義父が その話をするのは、それだけ 心に刻まれている出来事だったからなのだと、
いまさらながら 知りました。
まとまりませんが…
亡くなった方の ご冥福を お祈りいたします。