話し合いが、うまくいかないときがあります。
どんなときでしょう?
お正月休みに入り、娘が ピアノの練習を 渋るようになりました。
おそらく、生活のペースが崩れたのが 原因です。
一日 のんびり暮らしているし、パパはいるし、就寝・起床時間は 一時間ずれてるし。
ありゃりゃ、こりゃこりゃ



とうとう、
「みっちゃん、ピアノの練習は いつ頃 始める予定?」
と 聞いても 返事をしなくなりました。
「みっ~ちゃ~ん…

「・・・・

腰が重くて 上がらないような感じが 見て取れます。
まあ、いいや。
たまに 練習を 休んでも。
今日は 仕切りなおし。
「お風呂に入りながら ピアノのことを お話し合いしようか」
と 誘ったとことろ、喜んで くっついてきました。
さて、話し合い開始。
「ピアノの練習を どんな風に やったら楽しくなるか、話し合おうね。
ねえ、みっちゃん、ピアノの どんなところが楽しい?」
「・・・・。

むむむ。
会話って、言葉だけじゃないんですね。
そのニュアンスの方が 大きく 伝わります。
おそらく、私が
「ピアノの練習 しろ~



勇んでいる気持ちが 伝わってしまったのでしょう。
私の心に すでに 答えがあるとき、話し合いは お説教になります。
まずは、話し合いを始める前に 心をやわらかくするための アイスブレイクが必要ですね。
そこで、今まで どんなことを 練習してきて、どんなことが できるようになったか、
ひとつひとつ 承認していきました。
やっと、娘の 表情がほぐれてきたので、聞いてみました。
「みっちゃんが ピアノを続けているのは、どんな 理由なの?」
「ピアノが 上手に 弾けるようになりたいから。」
やっとこ、話をしてくれました。
そこから、ピアノが弾けるようになったら どんな 楽しみが待っているか、
そのためには、今何をしたら いいのか、などについて 話をしていきました。
娘の話では、
「夕方になると、めんどくさくなっちゃうの。
だから、明日は 朝にやる。
9時!」
とのこと。
ピアノは 好きだから 続けたい、面倒くさくなる前に 練習する、
という 結論に達しました。
私としては、もうちょっと 深い話を したかったんだけど、
まだ 少し 娘が 身構えているので ムリそう。
ちがう機会に 懲りずに 話をしようと思います。
子育ては、本当に 忍耐ですね~。
親が コントロールしようとすると、子どもは コントロールされまいと 意地になるし、
かといって 放っておけば どうにかなるものでもないし。
綱引きにも 似ているかな。
綱を 自分の方に 無理に 引こうと躍起になれば、相手も 引っ張られまいと 必死になります。
親と子も どっちが 上なのか、強いのかを 争っているうちは、
両サイドに分かれて 戦っていかなくては ならないのでしょう。
私は、戦う以外の方法、上下関係ではない目線を 日々 模索しています。
今日の話し合いは、ちょっと 失敗もありましたが、
こうやって コミュニケーションをとろうとする 努力の積み重ねが、
今後の 親子の関係を 作っていくんだろうなあ、と 思います。
何事も 経験。長い目で見よう。
ムダは なし!
さ~て、今日のピアノの練習は どうなるかな?
(後日談)
娘、ピアノの練習を 渋らなくなりました。
今日は、ちゃんと 自分が言ったとおり 早い時間に 始めました。
娘の心に 少しは 変化があったようです。