ご本人の承諾を得て、紹介します。
ご職業として 長くカウンセラーをされていただけあって、分析が とても わかりやすいです。
また、実体験から出てくる言葉には ぐっと きます。
子育ってって、こども側の要因、母親側の要因、夫を始めとする
母親をとりまくサポーターの要因による相互作用によって、
“子育て充実度”とでもいいましょうか、ママ側の受け取り方が
だいぶ異なってくるんだなあと痛感させられています。

いわゆる“手がかかるこども”なのか、“育てやすいこども”なのか
働きかけに対する応答性が高いか、低いか

ストレス状況下における身体的・精神的タフさ、
感受性の鋭さ、こどもへの期待度、夫への期待度、
自分で抱え込みやすいか・他者に任せることへの抵抗が少ないか
サポート資源をどれだけ持っているか、実際にそれを使いこなせるか

妻への理解度、子育てへの理解度、
行動を伴っての協力度
などなど、パッと思い浮かべただけでも、いろんな要因を想定できます。
こどもをかわいく思えない、育児を楽しめない等など、
母親がもつ育児に伴うネガティブな感情って、これまでは「愛情不足」の
一言で片付けられてしまうことが少なくなかったように思います。
…「愛情」って、便利なことばなんですよね~。
時に、ものすごく残酷な響きをもつことばなんだと、母親になって再認識 させられました。
上に挙げたような様々な要因がうまく回転していれば
「こどもはかわいい」、「育児は楽しい」を実感しやすいでしょうし、
それがあまりうまくいっていないと「こどもをかわいいと思えない」、
「育児は大変だ、苦しい、つらい」になってしまうということ、
つまり、誰もが「こどもをかわいいとは思えない」「育児を楽しめない」
といったネガティブな感情をもつ可能性があり、それは「愛情不足」
うんぬんとは異なるハナシなのだということを
ミカさんの講座でぜひぜひお伝えいただけたら…と思っています。
その上で、ストレス耐性やストレスの発散のさせ方等、自分の感情との
付き合い方に目を向けるような話が続くと、
妊婦時代からネガティブな感情への心構えができるのかなあ、なんて 思ったりしました。
いかがですか?
育児がつらいと思われるとき、ぜひ ご覧になってみてください。
それは、愛情の問題ではなく 子ども・夫・ママの いくつかの要因が絡み合って
バランスを失っているだけかもしれません。
★ それは、愛情の問題ですか?