小さい子でも ちゃんと 決められます | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

今日は、親子遠足。
早起きして、早めに 支度が終わりそうです。

と思ったら、娘が 泣き出しました。


「いやだー、長袖の遊び着を 着るの、いやだよ~。」

娘曰く、半そでの体操服の上に ふんわりした遊び着を着ると、
もじょもじょ”(笑)して イヤなんだそうです。


「なんか 気持ちが悪いんだね。

 でも、これを着ると、遠足行けるよ~。
 着ないと、行けないよ~。」

と 言っても、いやだ~と 泣いています。


かんしゃくを起こして、叩いてきたり、絡んできたりするので、私も イライラ…。

「8時25分に 出発します。
 遠足に 行きたいときは、それまでに 着替えておいてね。」

と できる限り 穏やかに言って、見守りつつ、自分の支度を始めました。


8時20分。
洗面所で お化粧をしていたら、娘の 号泣が聞こえました。

「イヤだよ~。もじょもじょ するよ~。
 着たくないよ~。」

ドア越しに 見ると、泣きながら ちゃんと 着替えていました。


「自分で 着替えたんだね!
 自分で 『着る』って 決めたんだねえ。

 みっちゃんが、自分で 決められたことが、うれしかったよ。」


娘を抱っこしながらお話したら、泣きながら

「あのね、この半そでのところが 気持ちが悪いの。
 イヤなの。うわ~ん。」

と 訴えるので 長袖を まくってあげると、少し 納得したようで 泣き止みました。



子どもは 小さくても、自分で 決める力があります。


親に 繰り返し 「~しなさい!」と言って やらされるのと

自分の意思で やると決めて 行動するのと、子どもの成長に どんな 違いがあるでしょう?



娘が 自分の力で 決められたのには、いくつか理由があります。

ひとつは、遠足に行きたいから。

もうひとつは、ママが 信じて見守っていてくれるから。


子どもは、今 自分が どういう状態にあるのか、よく知っています。

放って置かれ 見放されてしまったのか、

信じて 遠くから 見守られているのか。


見えないことだけれど、親が 信じる気持ちは 子どもに 通じています。



時間があるときは、どうするかは 子どもに任せて、見守りましょう。


見守ることで、子どもは 自分のことを 自分で決めるという体験を 積みます。
自分の行動に 責任を持つようになっていきますよ★


で、この話には 余談があります。


すっかり 機嫌を直した娘と私は、歌を歌いながら 幼稚園に着きました。
…が、バスがありません。体操服の園児もいません。

なんと!遠足が中止になっていました!!!!(晴れているのに!!!!)

他のクラスでインフルエンザが出たので、中止になったとのこと。
緊急連絡メールに 登録していなかったので、うちに 連絡が来ませんでした…。


あっはっはっは!!
娘と 笑ってしまいました。(もう、笑うしかありません。)


うちに帰って、お弁当をつめなおし、着替えて、また 幼稚園へ向かいました。

あー、こりゃこりゃ。

でも、娘にとっては ひとつお姉さんになる出来事があったので
まあ よしとしようと 思います。