あくまで、うちの娘の場合は…ということで、ご覧いただければと 思います。
物事に正解・不正解はありません。
ゲームとの付き合い方も、家庭の方針・お子さんのタイプなどによって 違ってきます。
あなたは、どのように ゲームと付き合っていきたいですか?
■ 知識と実生活を つなぐ
今回は、主に、娘が 文字や 数字に興味があるという特性を生かしたものです。

タイマーをかけて 時間を決めてゲームを楽しむことで、
時間の感覚を 養うことができます。
小さい子にとって 時間の長さは 抽象的なものです。
それを 実感することで、長さを体感することができます。

ポケモンのプロフィールには、身長や体重が載っています。
娘は、小さい頃から 数字が大好きなので とても興味を持っており、
楽しそうに 教えてくれます。
その機会に、実際のものと比べて、どのくらいなのかを 感じさせます。
「ポッチャマやピカチュウは、0.4mだって!」
「この椅子の足の長さぐらいの 大きさだね。」
「みっちゃんは、1mぐらい。
ポッチャマと、どっちが 大きいかな?」
「ミロカロスは、6.2mだから おうちと同じぐらいの高さだね。」
などと 話をしました。
そこから、長さを測るには 単位があること、
それを見れば だいたいの大きさが推測できることがわかり、ますます 興味を持ったようです。

ポケモンは、「進化」といって 成長するたびに、姿が変わります。
実際の生物の 変態を踏まえたものも多く、興味深いです。
娘が、何かと ポケモンについて 不思議なことや 発見したことを
報告しに来るので、できる範囲で 実生活と結び付けていきます。
「バタフリー」というチョウチョポケモンは、青虫から 成長します。
そこで、実際に アゲハの幼虫を 飼って、比べてみました。
同じところ、違うところがあります。
「あ、ツノを出した。ポケモンと同じだね。
くさいにおいがするよ。」
「あ~、体の模様が変わってる!
皮を脱いで 大きくなっていくの?
不思議ねえ。」
娘なりに、その 違いについて 考えたようです。
「ミノマダム」というポケモンは、進化しても 蛾の形になりません。
ずっと、ミノムシの形のままです。
これは、実際の ミノムシと同じです。
ミノムシは、オスは蛾になり、メスは一生 ミノの中で いもむしの状態で過ごします。
庭の木にぶら下がっている ミノムシも 見せて、話をしました。

ポケモンについて 知ろうと思うと、ポケモン辞典が 一番 手っ取り早いようです。
娘は、この辞典を読み込むことで いろんなことを 覚えました。
・ 3歳で、カタカナが 読めるようになりました。
「ギャ」のような 難しいものも、耳から入ってくる ポケモンの名前と照らし合わせ
覚えてしまったようです。
・ 索引の使うと 早く 調べたいポケモンにたどりつくことがわかりました。
索引は、50音順ですから ひらがなの順番を 知る必要があります。
辞書を引くのと 同じ手順を 覚えました。
・ 索引を引いた後は、ページ数を見ながら ページをめくるので、
数字の順番や 数字の読み方を 覚えました。
たとえば、102の読み方。
102と 120は、どちらが大きいのか。
というようなことです。
いずれも、私が 無理やり 知識を詰め込んだのではなく、
いつの間にか 自然に 覚えてしまいました。
以上が、うちのゲームとの付き合い方です。
ポケモンのゲームを例に ゲームについて 書いてみました。
どれにも 共通しているのは、子供まかせにしない ということです。
約束事を作ったり、お互いに 興味を持って 話を聞いたり、情報を共有したりします。
だから、生活に 生かすことができます。
でも、もし これが 殺人ゲームだったらどうでしょう?
お互いに 興味を持って 話をするのは 難しいですよね。
ゲームは、良いものでも 悪いものでもありません。
だからこそ、大人が 関わること、約束を決めること、話し合うこと
ときには、親が 主導権を持ち ガイドラインを決めること が 必要になります。
あなたは、どのように ゲームと付き合っていきたいですか?
子どもと どのように 付き合っていきたいですか?