娘の担任の先生は、子どもの力を 引き出してくださいます。
娘の口癖は、
「あ、いいこと 思いついた!」
です。
これを やたらと言うのには、理由があります。
思い付きを 実現できる場があることです。
家でも 心がけていますが、それ以上に 幼稚園の影響が 大きいようです。
幼稚園では、先生が、そのアイディアを (可能な限り)取り入れてくださいます、
「みーちゃんが、次に どんなことを言うか 楽しみなんです。」
と おっしゃっていました。
教員経験のある 私ですが、これ 意外と大変なんです。
先生が 決めて、言うとおりに 子どもにやらせた方が 楽。
子どもの意見を取り入れると、話し合ったり、うまくいかなかったり、
時間が かかってしまうことが しばしば。
でも、子どもは、言っても 無視されたり、軽くあしらわれたりする 経験を積んでいくと
だんだんと 人の言うことに 従っていた方が 楽になっていきます。
だからこそ 当時は、なるべく 話し合いの時間をとるようにしました。
今朝の娘の話は、今日から始まる 幼稚園での遊びでした。
「今日から、赤ずきんちゃん やるの。
髪の毛を 赤ずきんみたいにして!」
(ずきんかぶってるから、髪形わからないですよ~…)
ついでに、どんな風にして その遊びを決めたのか、聞いてみました。
「Kちゃんが、赤ずきんちゃんの遊びをしたいって 言って、決めたの。
Kちゃんが赤ずきんちゃん。
Aちゃんは、お母さん。
みつきは、ピンクずきんちゃん。(← いかにも娘らしい色 笑)
それから~…」
誰がどの役をするのかは、話し合って 決めるのだそうです。
何を用意するかも みんなで 考えている途中とのこと。
4歳や5歳のグループでも、話し合いができるんですね。
先生が、あたたかく 見守り、子どもたちを信頼して まかせてくださっているからだと 感じます。
子どもの態度や言動は、環境の鏡でもあります。
お子さんの言葉や態度の向こうに、どんな環境が見えますか?