子どもの向こうに見える環境 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

娘の担任の先生は、子どもの力を 引き出してくださいます。

娘の口癖は、

「あ、いいこと 思いついた!」
です。


これを やたらと言うのには、理由があります。

思い付きを 実現できる場があることです。
家でも 心がけていますが、それ以上に 幼稚園の影響が 大きいようです。


幼稚園では、先生が、そのアイディアを (可能な限り)取り入れてくださいます、

「みーちゃんが、次に どんなことを言うか 楽しみなんです。」
と おっしゃっていました。


教員経験のある 私ですが、これ 意外と大変なんです。
先生が 決めて、言うとおりに 子どもにやらせた方が 楽。


子どもの意見を取り入れると、話し合ったり、うまくいかなかったり、
時間が かかってしまうことが しばしば。


でも、子どもは、言っても 無視されたり、軽くあしらわれたりする 経験を積んでいくと
だんだんと 人の言うことに 従っていた方が 楽になっていきます。

だからこそ 当時は、なるべく 話し合いの時間をとるようにしました。



今朝の娘の話は、今日から始まる 幼稚園での遊びでした。

「今日から、赤ずきんちゃん やるの。
 髪の毛を 赤ずきんみたいにして!」

(ずきんかぶってるから、髪形わからないですよ~…)


ついでに、どんな風にして その遊びを決めたのか、聞いてみました。

「Kちゃんが、赤ずきんちゃんの遊びをしたいって 言って、決めたの。

 Kちゃんが赤ずきんちゃん。
 Aちゃんは、お母さん。

 みつきは、ピンクずきんちゃん。(← いかにも娘らしい色 笑)
 それから~…」


誰がどの役をするのかは、話し合って 決めるのだそうです。
何を用意するかも みんなで 考えている途中とのこと。

4歳や5歳のグループでも、話し合いができるんですね。

先生が、あたたかく 見守り、子どもたちを信頼して まかせてくださっているからだと 感じます。



子どもの態度や言動は、環境の鏡でもあります。

お子さんの言葉や態度の向こうに、どんな環境が見えますか?