スキル≠コントロール2 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

今日は台風ですね。

幼稚園が休園で 娘と 遊び三昧の一日になりそうです。

(ブログは、基本的に 事前に書いておき予約投稿にしてあるので、
 更新することができます。 
 便利ですね~!)


さて、前回の続きです。

「親の愛情 + ちょっとした聞き方のコツ」で、子どもは 自己肯定感を育むことができる、
という 話でした。


今回は、自己効力感についてです。

自己効力感とは、

「外界の事柄に対し、自分が何らかの働きかけをすることが可能であるという感覚」
(Wikipedia)
です。


話を たくさん聴いてもらえた子は、自己効力感も育ちます。

コミュニケーションを通して、存在を否定されず、受け止められる体験をしていき、
たくさんの You are OK!(他者からの肯定)を もらっているからです。

それは、自分は 自分のままでいいんだという
I'm OK(自己肯定)に つながっていきます。



自己効力感が少ないと どうなるでしょう?
自信がない、が 一番近いかな~と 思います。


この「自信がない」って 感覚、曲者です。


パーソナルコーチングで 「自信がないんです・・・」というご相談を たびたび お聞きします。

話をお聞きすると、
「自分に~がないから、自信がない」「なんとなく自信がない」
と 思われている方が 多いんです。


何かが身についたら 自信がつくのか、といえば きっと 違うと思います。
また 違う欠点を 探し出して 自信がない…と 言い続けることでしょう。

自分に自信がある人だって 完璧な人はいないですから。


自己効力感のない人は、自分に自信がない、というよりは

・自分の欠点に目が行く

・欠点が自分の一部だと受け止められない


という 心の癖が あるように思います。


つまり、自分は 本当は こんな人間じゃない、
もっと できるはず、だと 思っているのです。


今の自分を 受け入れられない 要因の一つです。


・ダメな自分でもいいじゃん、

・ダメな自分だって、やってみたら うまくいくはず

と思えるためには、私は 根拠のない自信が 必要なのだと思います。



何がなくとも 大丈夫、やれる!という 根拠のなさ。

それは、子どものときから コミュニケーションを通じて
親から 与えられるものも 大きいように思います。


ソフトバンクの孫社長や エジソンなど 大物といわれる人たちは
親が その可能性を 十分に信じてきた、という エピソードが語られます。



というわけで、話が 飛んでしまいましたが
コーチングスキルを 用いて 子どもをコントロールするのは、本来の目的ではないということです。


たとえるなら、スキルは スパイスのようなものです。

お料理にスパイスが入らなくても、おいしいです。
でも、スパイスが入ると さらに おいしくなり、風味が豊かになります。


お料理は 普段の生活。
スパイスは コーチングスキルです。

スキルを取り入れることで 生活が より より豊かになります。


ハートストリングス子育てコーチング講座では、
スキルに終わらない 心の部分を大切にしています。

先日開講した様子は、のちほどUPします。
みなさん、アツイ方ばかりです。


家族間のコミュニケーション、ママのメンタルケアをテーマに
ひとつひとつ 階段を上っていきましょう!


では、台風が強まってまいりましたので お気をつけくださいませ。