●新入生へのメッセージ
こんにちは、Nozomiです。
日本では
新学期が始まって数週間が経過しましたが、
いかがお過ごしでしょうか？
今年も沢山の新入生にお会いする
機会に恵まれて、
皆さまそれぞれが、
期待に胸を膨らませながら
新生活を楽しんでいらっしゃる姿を見て、
微笑ましく感じております。
今日はこれまでの教員生活の中で、
数々の生徒さん達の進路指導を行い、
自分の夢を叶えてきた人が
どのようなマインドで過ごしていたか
ということをまとめてみたいと思います。
私は普段はピアノ講師として
様々な若者やお子さまたちに
接していますが、
特に、『音楽』という媒体を通して
自己実現をしていきたいと、
夢いっぱいに過ごしている若者たちに
寄り添う立場として
関わらせていただく機会が多いです。
『音楽』ということで職業を考えた場合、
まずそのほとんどが、
音楽のみで食べていくということは難しい
という現実があることを、
最近の若者たちは既に認知しており、
それでも自分の夢を叶えたいと
強い意志を持って、
入学してくる若者が増えました。
10年ほど前は、
特にやりたいことが見付からない。
お勉強は苦手。
親が大学ぐらいは
卒業しなさいと言ったから。
というような、
どちらかというと消極的な動機で
音楽大学への入学を考えたという学生も多く
そのような若者は、
モチベーションも自己肯定感も低く、
スキルの発展や展開、成長が見られず、
悶々としながら、
時間だけが経過していく、
ということもあったのですが、
現在は、
先の見えない混沌とした世の中だからこそ、
これからは『形』に拘るのではなく、
自分のやりたいことを追及して良いんだよ
と、言ってくれる親御さんが
増えていらっしゃることも、
前向きな気持ちを持って
入学して来られる学生さんが
増えてきた要因なのかな、
と、感じております。
特に、
中学高校時代は
進学校に在学していたという
若者も多数入学していて、
『もう勉強は良い。』
『心が感動するものを見付けたから。』
ということで、
学歴よりもやりたいことを優先して
入学して来る若者も増えました。
彼等は既に、受験という体験を通して
努力を積み重ねれば、
なりたい自分になれる。
という経験をしているので、
自分に自信を持っています。
しかしながらやはり、
大学卒業後の就職に対する不安は
高学歴な若者ほど抱く傾向が強く、
理想と現実のギャップに悩み、
思考で頭の中がいっぱいになってしまい、
動けなくなってしまう。
という状況になりやすいのも確かで、
そのような彼等の心を解きほぐし、
凝り固まってしまった常識の枠から
解放するお手伝いをする機会も多いです。
様々な個性を持つ若者たちと話していて
実感することは、
『未来から逆算して今を生きている。』
マインドの若者は、ほとんどの場合、
自身が願っていた夢を実現する
傾向が強いです。
高校生の頃から、
『私は女優になります。』
『ハリウッドに挑戦します。』
『アメリカで活躍します。』
『大学には行かずに音楽活動をします。』
と、言って、自分の可能性を信じて
努力を惜しまなかった若者は、
15年以上経過した今、
実際に、
宝塚女優になり、
東宝の女優になり、
劇団四季の女優になり、
アメリカ人と結婚して
現地で音楽活動を継続しており、
ジャズアーティストとして
忙しくバンド活動をしていたり、
CM音楽を制作し、
アーティストとしてもデビューを果たし、
教員として働きながら結婚をし、
母親との両立を頑張っていたり、
『あのときに宣言していたことを
実際に叶えている。』
という現実を、
見させていただいております。
そんな彼等に共通することは、
ポジティブ思考。
即断即決。
行動し続ける。
諦めない。
ナチュラルにパワフル。
苦しみを喜びに変えて挑戦し続けている。
楽しみながら実践している。
というパーソナリティを持っています。
もちろん、思春期ならではの
気持ちのアップダウンの激しさに直面し、
時にはその葛藤を
担任である私にぶつけてくることも
ありましたが、
最終的には立ち上がり、
前のみを見つめて挑戦し続けている姿を
見させていただき、
その勇気と根気強さに胸を打たれ、
七転び八起きを繰り返しつつも、
成長していくことを
諦めなかった彼等の姿から
学ばせていただくことは多かったです。
（女子校なので、全員女性です。）
寄り添って裏側を見てきた私の実感は、
『これだけ努力を継続しているのだから、
成功して当たり前だよね。』
という印象です。
やりたいことがあり、
それを実現していきたいのであれば、
できるまでやる。
地球は行動の星です。
できないこと。
向き合いたくないこと。
逃げたくなること。
後回しにしておきたいこと。
やりたいことを実現するまでには、
やらなければならないことや、
やりたくないことに向き合う時間、
失敗を恐れずに、一歩を踏み出す
勇気が必要になることもあります。
また、己を知るということも大切で、
他の人から見たら
そんな面倒くさいことはできない、
そんな努力は継続できない。
というものであったとしても、
その人にとっては苦労なく
出来てしまうことで、
楽しいからやり続ける。
その結果、
いつの間にか成功している。
というものを見付けることも
大事です。
ご自身が喜ぶことを見付け、
見返りを求めずに光り続けること。
個性が尊重される時代になりました。
皆さまの個性を光り輝かせていきましょう。