●合唱曲『ぜんぶ』に思うこと
こんにちは、大西望です。
私は母校の音楽大学及び短期大学にて、
これから教育の場に出て行こうとする
若者たちに、
ピアノ指導や
ピアノ伴奏法の指導を通して、
これからの未来の教育の在り方について、
考えていただくような言葉を
伝え続けています。
有難いことに、
ちょっと変わった視点からの
私の言葉に対して、
共感してくれる若者は多く、
私一人では世の中を変容させていくことは
出来ないので、
一緒に新しい未来を築いていきましょう。
という言葉をお伝えすると、
目を輝かせて聞いてくれるので、
自分の方向性が間違ってはいないのだ、
ということを、
若者や子供達の反応を見て、
実感させていただいています。
今日はそのような彼等に対して行った
授業の内容の一つを、
ご紹介させていただきます。
先日行った、
ピアノ伴奏法の授業で取り上げた作品、
本学講師、相澤直人先生の
『ぜんぶ』という混声合唱曲。
相澤先生ご自身が指揮をされており、
ご自身で立ち上げられた合唱団の
『あい混声合唱団 』の方々が
アカペラ(無伴奏)で歌われていた
動画がありましたので、
(作品名は『ぜんぶここに2』です。)
こちらにご紹介させていただきます。
歌声が音楽に溶け合うように、
どこまでも優しい音楽ですね。
歌詞はこちらです。↓
ぜんぶ
大切なことは
ぜんぶここにある。
泣くこと 笑うこと
怒ること 喜ぶこと
あたりまえの気持ちは
あたりまえのものとして
そのまま 今ここにある。
もうどこへも行かなくても
なんにもしなくても
どこへ行っても
何をしても
ぜんぶそのままだ。
さくらももこさんの『まるむし帳』
という詩集の中にあった、
『ぜんぶ』という作品の詩に、
相澤先生が様々な形態の音楽を
作曲されました。