●アップライトピアノと電子ピアノにつきまして
こんにちは、大西望です。
最近はFBやInstagramでの
投稿がメインとなり、
ブログの投稿が滞ってしまいました。
今日は久々に、
アップライトピアノと電子ピアノの
違いについて、
改めて私なりの意見を
述べさせていただこうかなと思います。
ピアノを始められるときに
先ず、
所有する楽器の問題がありますね。
ピアノ講師としての立場から
正直なお話をさせていただきますと、
私の中では、
電気で音が出る電子ピアノと
アコースティックで、
自分の打鍵の力で音を出す
アップライトピアノや
グランドピアノでは、
根本的な構造が違うため、
違う楽器である。
という認識です。
やはり、
最後の最後の部分で、
電子ピアノでの練習だけですと、
アップライトピアノや
グランドピアノでの練習に比べたら、
指の発達度合いと
聴く耳を養う力という
両面からの成長の難しさを
感じざるを得ません。
しかしながら、
ご自宅がマンションであるなど、
住宅環境によって、
どうしても置けないご家庭もあります。
そのようなご家庭で、
曲を早く仕上げることが出来る
生徒さんに対しましては、
望月メソッドに丁寧に取り組み、
打鍵の時のパワーとスピード、
コントロール力の向上を目指します。
音楽大学に在籍する学生さんなど、
音を聴き分ける能力の向上に
日々向き合い、
修練をされている人は特に、
自宅にあるピアノが電子ピアノだと
練習にならないと嘆いており、
学校のグランドピアノで
練習をしているようです。
また最近、
電子ピアノからアップライトピアノに
買い替えたご家庭のお子さまは、
ピアノに対する打鍵力が明らかに向上し、
パワフルで豊かな響きのある音を
出せるようにもなり、
指の力とスピードで、
音色を変えようとする姿勢も
見られるようになりました。
タッチの微妙なコントロールで
音色を変化させることが出来るのが、
アコースティックピアノならではの
魅力です。
それでは、
電子ピアノのメリットとは、
どのような部分なのでしょうか。
先ずは、
周囲に対する音漏れに配慮しながら
弾かなければならない環境のご家庭でも、
気にせず置けるという点です。
音量を調整しながら演奏出来ますし、
夜であればヘッドフォンを付けて
練習することも出来ますので、
夜にしか練習が出来ない方にも
オススメです。
また、多くの電子ピアノで
メトロノーム機能又は
録音機能が付いている
電子ピアノもありますので、
多彩な練習方法が出来るというところや、
録音した音源を流しながら、
一緒に合わせていくという演奏も
可能なようです。
やはり、場所を選ばない点と
アコースティックピアノに比べたら
コストパフォーマンスが良い点ですね。
どちらのピアノを選ぶか、
という点につきましては、
最終的には
そのご家庭によって
判断が分かれるところではありますが、
ピアノ指導者としての立場で
見えてきたことであったり、
痛感していることを
正直にお伝えさせていただきました。
住宅にアコースティックピアノが
置ける環境であれば、
是非、アップライトピアノを
工夫して置いていただけたらと
思っております。
アップライトピアノについてのお話しは、
以前のこちらのブログでも
ご紹介させていただいておりますので、
是非そちらもご参考にされてみてください。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。