●音大生の教員採用試験に思うこと
こんにちは、大西望です。
すっかり秋らしい、
清々しいお天気になりました。
今年も近所の金木犀が良い香りです☆
現在、
勤務先の音楽大学では、
中学と高校の音楽教員を目指す学生の
教員採用試験の真っ最中です。
教員採用試験は二次試験も終わり、
結果を待っている状況ではありますが、
過去に
グループ授業で教えていた学生さん達も、
何名か、
ちらほらとお見かけします。
彼等とは３年生の時に出会い、
一年間、
『教職ピアノ実習』という授業で
指導をさせていただいていたのですが、
その当時から、
既に音楽の教員になることを決めていて、
そのための準備も
それぞれに行っていました。
小学校でボランティア活動をしていたり、
中学生・高校生に対して
塾の講師として
教えるアルバイトをしていたり、
かなり明確に志を決めて、
努力していました。
中学と高校の音楽教員の教員採用試験は、
４年生の夏に一次試験があり、
試験科目がとても多いため、
そのための準備には
時間が必要です。
音楽大学ですので、
在籍する学生のほとんどが、
自分の専門分野の学びを深めるために
日々精進しているので、
在学している最中に
音楽の指導者になろう、
と思う学生の数は、
実際のところは少ないので、
（音楽教育科の学生を除く。）
志を明確に決めている彼等との授業は、
とても楽しい時間でした。
一般的には、
３年生から始まる介護実習や、
４年生で行く教育実習などの
現場経験を通じて、
音楽を教える仕事をしたい！と気付き、
勉強を始める学生も少なくなく、
私の元教え子さんもそうでしたし、
大学院に在籍しながら、
採用試験を頑張っている学生もいました。
勤務先の音楽大学では、
実践的な指導が出来るように、
現場で即、対応することが出来る
音楽の指導者を育成していこうと
独自のカリキュラムを豊富に揃え、
教職科目同士の他の授業との
横の連携もはかりつつ、
様々な角度から、
きめ細やかに指導しております。
その中でも、
私が担当させていただいている
教職ピアノ実習の授業は、
一クラスが５～６名の
少人数制のグループレッスンです。
入学時に初・中・上級に
クラスをグレード別に分けて、
一人一人に電子ピアノが用意され、
教室前方にあるグランドピアノで
個人レッスンを行い、
個人指導の待機中は、
ヘッドホンで練習をしながら
授業を受講することができます。
大学が独自に作成した
歌唱伴奏集のテキストに添って
歌唱共通教材の伴奏と弾き歌い、
合唱曲や歌曲等のピアノ伴奏法の授業を
行っております。（3年生のカリキュラム）
伴奏法のみの指導に留まらず、
歌唱指導を行うための指導法を伝授し、
児童や生徒に分かりやすく教えるには
どうしたら良いか、という
実践的なアドバイスも行っています。
グループレッスンですので、
個人指導ほどではありませんが、
一人一人の能力に合わせた指導を
行うこともでき、
グループの良さを生かして、
グループ奏を実施したり、
全員で合唱してもらったりしています。
今回、
教員採用試験を受験中の学生さん達は、
教えていた当時からかなり明確に、
音楽の先生になりたい！と、
様々な努力を独自に積んでいました。
本学園では、
音楽教育学科の学生以外でも、
教職課程を履修することができ、
希望をすれば、
教員採用試験に向けての
特別講座を受講することが出来ます。
教員と学生の距離も近く、
『教職センター』という窓口も設けられ、
教職課程関連の質問事項などがあれば、
いつでも相談できる環境が整っています。
本学園の学生の特徴でもある、
真面目で一生懸命頑張るところ、
穏やかさと優しさ、
物事を柔軟に受け止める感受性、
協調性や共感能力の高さは
音楽教員にも必要な
パーソナリティですよね。
年間の演奏会の回数もとても多く、
専門分野のスキルを高めるべく、
諦めずに努力を積み重ねている学生には、
たくましさやタフさも感じます。
大和市 つきみ野 下鶴間 上鶴間 中央林間 大西望 ピアノ教室
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０７０－３８５１－５８２１
※現在、新規ご入会はご紹介者さま及びご兄弟の方のみとさせていただいております。何卒ご了承ください。