ピアノコンクールに向けて、修練の日々 | 子供のやる気、自信に繋がる♪明るく楽しいピアノ教室 つきみ野 下鶴間 ピアノ教室

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大和市つきみ野、下鶴間にあるピアノ教室です。
お子さまの音楽的な自立を目指して、基礎からきっちり教育をしています。年に2回の発表会で、お子さまの自信を育み、『ピアノが弾けて楽しい!』気持ちを応援します。お問い合わせ:070-3851-5821 nonishi.sanjose@gmail.com

●ピアノコンクールに向けて、修練の日々

 

こんにちは、大西望です。

 

現在、当教室では、

 

ピアノコンクール初挑戦に向けて、

 

頑張ってくださっている生徒さんが

 

いらっしゃいます。

 

その生徒さんにはお兄ちゃんがいらして、

 

数年前にコンクール初挑戦をしていた姿を

 

間近で見ていたお子さんでしたので、

 

『自分も高みを目指して挑戦したい!』

 

思ってくれた上での参加でした。

 

 

当教室の基本方針としましては、

 

音楽的な自立を目指して

 

読譜力を高めつつ、

 

豊かな音色を奏でられるように

 

望月メソッドを導入した

 

指導を取り入れ、

 

基礎を大切にしつつも、

 

本人が楽しみながら、

 

能動的に取り組めるよう、

 

クラシック作品にこだわらない、

 

様々な音楽作品を取り入れ、

 

本人の意思を尊重しつつ、

 

対等な関係でのレッスンを

 

進めていくように、心がけています。

 

 

多くの生徒さん達が、

 

自由な自己表現の一環として、

 

楽しみながら通って来てくださる中で、

 

もっともっと上達したい!と、

 

コンクールのような目標を定めて、

 

一生懸命高みを目指して頑張ることに

 

楽しみを感じる生徒さんもいらして、

 

そのような生徒さんを

 

教えられる喜びを感じつつ、

 

同時に責任の重さも感じながら、

 

緊張感を持って、

 

レッスンを進めております。

 

 

高みを目指していくためのレッスンは、

 

おのずと、

 

一音だったり、

 

一小節の出来栄えに

 

こだわった、

 

密度の濃いレッスン内容となりますので、

 

一音や1フレーズを、

 

何度も何度も繰り返し弾き続ける

 

ということになります。

 

 

今回のコンクール初挑戦の生徒さんには、

 

事前に『厳しい内容になりますよ。』という

 

アナウンスをし、

 

ご了承していただいた上での

 

レッスンではありましたが、

 

実際に、『もう一回、もう一回』という

 

内容のレッスンに直面したときには、

 

レッスン後、帰宅してから

 

泣いてしまったそうです。。(涙)

 

私も気になって、直後にお母さまに

 

様子を伺いました。

 

お母さまは、

 

広い心で受け止めてくださったので、

 

有難かったです。(感激)

 

 

そんなレッスンを2・3回繰り返し、

 

もっと真剣に、

 

練習時間を増やしていかないと

 

上手くなっていくことは

 

難しいんだよ。

 

という話をさせてもらった翌週、

 

毎日早起きをして

 

朝練を積んでくれたおかげで、

 

これまでの注意を直し、

 

良い状態で、

 

演奏してくれました!!

 

すかさず、

 

『今週は真剣に頑張ってくれたんだね。

 

とても良くなっているよ。』

 

と、褒めたところ、

 

目の前で嬉しさのあまり、

 

号泣していました。(泣)

 

 

元々、自分自身は

 

本当に本当に厳しい先生にしか

 

ピアノを習っておらず、

 

褒められる、ということが

 

先ず、なかったのですが、

 

厳しいレッスンだったからこそ

 

実力が付いた、という部分には、

 

心からの感謝をしつつも、

 

同時に、

 

どうしようもない自信のなさと、

 

傷付いた気持ちが刻まれたまま、

 

ある種のトラウマが残った状態で

 

自分自身を責め続けてしまう、

 

という部分が抜け切れていないので、

 

自分が指導者として関わるときには、

 

このような苦しみを

 

生徒さんには味わって欲しくない、

 

という気持ちが強いです。

 

(子供を産むまでは、

 

厳しいレッスンを展開していたので、

 

反省も残りつつではありますが、、。)

 

 

ここ数年間、

 

高みを目指すためのレッスンでは、

 

どこまでの厳しさを求めても良いものかと、

 

悩みに悩んで、

 

トライ&エラーを繰り返していますが、

 

とにかくまずは、

 

生徒さんを愛しているということを

 

しっかりと分かりやすく伝え、

 

大切に想うからこそ、

 

妥協のないレッスンを


行っているということ、

 

あなたには乗り越えられる、

 

必ず出来ると思うから、

 

諦めないで付いてきて欲しい、

 

ということを、

 

繰り返し伝えています。

 

レッスン中は出来るだけ、

 

感情的に高ぶってしまわないよう、

 

理性を失わないように心がけ、

 

言い過ぎてしまったと感じた時には、

 

その場で謝ったり、

 

必ず直後にご家庭へ連絡し、

 

応援メッセージを送ったり、

 

様子を伺うようにしています。

 

 

レッスンを受けている生徒さんからすると、

 

先生が褒めてくれた、その一言に

 

どれだけ救われるでしょうか。(涙)

 

 

指導者は、

 

意地を張ってしまったり、

 

まだまだこの程度で

 

褒めることは出来ない、と、

 

厳しさばかりを求めてしまったりすると、

 

双方の信頼関係が崩れ、

 

本人の自信も打ち砕かれ、

 

本番で自信を持って演奏することが

 

出来なくなったりしてしまうのかな、と、

 

感じます。

 

 

最近のお子さんは、

 

私達昭和の世代よりも、

 

怒られる、という経験が

 

あまりありません。

 

ですから、

 

厳しさが全面に出過ぎてしまうと

 

パニックを感じてしまったり、

 

委縮してしまったりして、

 

本人の輝きが

 

曇ってしまうのではないかと感じます。

 

しっかり指導しつつも、

 

アフターフォローは万全に、

 

指導者の愛情が

 

きちんと生徒さんに伝わっているか

 

ということを、

 

冷静に確認しながら、

 

レッスンを展開していこうと思います。

 

 

コンクールを頑張っていらっしゃる、

 

全ての生徒さんと、

 

その先生方に、

 

心からの敬意を感じながら、

 

こういう経験をさせていただけることに

 

感謝する日々です。