やすらぎの里で断食中は、散歩が楽しみでした
そんなある日、暮れゆく景色を眺めていると
犬を散歩中の方と目が合いました
どちらともなく会釈を交わすと
「昨年はいいことはありましたか?」
と訊かれました。
「はい、お陰様で。努力の甲斐がある、と実感できました。」
とお答えすると
「ああ、いいね。
今年我が家では、その"努力"という字を、掲げたのですよ、元旦にね」
とおっしゃって
しばらく会話が弾みました
毎年元旦に
新しい年をどのような思いを大切に生きるかを
ご家族で話すのだそうです
この不景気、政治や情勢を嘆いても良くはならない
ならば、その現実をどう生きるのか
日々、当たり前にやることを
当たり前にやり続けることが大切だ
それが"努力"という言葉に込められているそうです
その方の来し方が感じられるお話でした
写真は、その方に出会った時の夕空です
心温まる出会いでした