さわやかな天気です。
Aさんは昨日、秩父に芝桜を見に出掛けたそうです。
山里に広がる白やピンクのジュータンを思い浮かべました。
写真は我が家のリビングストンデイジーです。
日中開いている花は、日が沈むと閉じます。
茎や葉は毛羽立っています。
植物を育てていると、それぞれの個性が面白いですね。
少々乱暴に、放っておいても元気に育つもの…
手をかけないと元気をなくす繊細なもの…
人間も同じですねぇ…
今朝乗ったバスで、こんなことがありました。
あるバス停からきれいな女性が乗車しました。
料金を千円札で支払おうとするのですが、何度入れても戻ってしまいます。
見かねた運転手が代わっても、なかなかうまくいきません。
急いでいるのでしょう、乗客から「先に発車してほしい」と声が挙がりました。
私も電車の時間が気になってきます。
無言で数回やり直して、運転手はバスを発車しました。
途中の信号待ちで、千円札はやっと機械の中に取り込まれました。
その間、女性はただじっと立っていました。
お釣りを取ると、何事もなかったように席に移動しました。
私の中にあれっという違和感がありました。
私は女性が運転手に「ありがとう」と言うことを期待していたのですね。
女性は料金を適正に支払った
運転手は料金を受け取るべく職務を遂行した
起こった事実はこういうことでしょうが
そこにいるはずの人間の存在や関わりを感じることができず
私の心は、バスを降りた後も、しばらく寂寞としていました。
日常には、ちょっとした瞬間、ちょっとした出来事があります。
どれも「私とあなた」がいるから生じるもの。
たった一言で、その瞬間、関わりが生まれます。
会釈だけでも、関わりが生まれます。
心がほんわか温まります。
