アメリカの医学博士ロバート・グールディング
彼と共同で心理療法にあたったメリイ・グールディング
この夫妻が編み出した心理療法です。
その基本になっているは
カナダ生まれの医学博士エリック・バーン
が提唱した交流分析Transacthinal Analysis(TA)と
ドイツ生まれの医学博士フレデリック(フリッツ)・S・パールズ
が提唱したゲシュタルト療法です。
TA・ゲシュタルト療法 と呼ぶ人もあり
交流分析・再決断派 と呼ぶ人もあります。
再決断=再び決断する
では決断とは何なのでしょうか
私たちは出来事に遭遇した時、人それぞれの反応をしますね。
例えば、知らない人に話しかけられた時・・・
ニッコリして話を聞く人
冷静に話を聞く人
思わず緊張する人
あせる人
話の内容がわかるまで身をこわばらせている人
無視をする人
聞こえないふりをする人
ジロっと横目で見る人
なぜ違う反応をするのでしょう?
これを大雑把に言うと
知らない人に話しかけられたら○○しよう、と決断した
といいます。
人に会ったら挨拶をしよう
走ってくる車に向かって飛び出すのはやめよう
傷ついた時には泣こう
傷ついた時には怒ろう
傷ついた時には無視しよう・・・
性格というのは決断の集まりだ、といわれます。
何かがあって、その人なりの反応をする・・・
これはその人の中で起こっていることです。
その人にそうする理由があって
そうしている(反応している)のですね。
もちろん私たちは意識していません。
していませんが
心の奥底で「こうしよう」と決めたことを実行しています。
あなたは誰かに落ち込みなさい、と言われて落ち込みますか?
そうではなく、自然に(何かがあって)落ち込みますよね。
何かがあって→落ち込む
この何かは100人100色です。
でも何か→落ち込むと自分で決めたことなら
やめたいと思ったらやめることができるのです。
再決断療法は
人それぞれの何か→○○する
この決断を新しい決断に変える支援をする心理療法です。