七草粥の日ですね。
毎年、七草粥を作るのが楽しみです。
七草の色と香りが、お粥の湯気に絡まって立ち上ります。
いただきながら何ともやさしい、あたたかな気分になります。
お正月気分から日常への切り替えに
体を労わる気持ちのこもった生活の知恵だと思いませんか?
ただ、普段から食べすぎの方が
本当に内臓を休めるには食べないのがいいんです。
でも日常の中で断食をするのは強い意志が必要ですよね。
我慢して食べなければいい、のではなくて
断食をしたあとの徐々に食事量を増やしていく過程が大事です。
ここで「お腹すいたぁ」と食べてしまうと逆効果なんです。
無理なダイエットがリバウンドするのと同じですね。
断食をしてみたいという方は
プロが管理してくれるところでなさるのをお勧めします。
断食をすると体が軽くなって体調がよくなりますよ。
味覚も敏感になります。
素材本来の味がおいしく感じられます。
そして心も元気になります。
体は生きるために体内に蓄えたエネルギーを使い始めます。
外から補給されないから余分なことに使えないでしょう?
心が生きている今を心地よくすることに向かうような気がします。
嫌なことを考える前に、吹く風が気持ちいいなぁって感じてる。
苦しいことを思い出す前に、今、何しようってワクワクする。
いろいろあるけど、明日のごはんは何かしら?の方に関心が向く。
嫌なこと、苦しいことに向かっているとき
心がたくさんのエネルギーを使っていることがよくわかります。
内臓を休めるということは、心を休めることでもあるのですね。