心理カウンセリングって実は何なの―? 悩み事相談なの?・・・こういう質問をされる事が多いです。
話を聞いてもらう、というイメージを持っていらっしゃる方が多いので、こういう質問になるようです。
悩み事相談、と聞くとアドバイスをしてもらう、というイメージではないでしょうか?
心理カウンセリング(サイコセラピーとも言います)は少し違います。
たくさんある心理療法のひとつ、なんですね。
心理療法も聞き慣れない言葉ですが、ざっくりと大雑把に言ってみれば
クライエントさんの中で起こっている思考・感情・行動を
心理の理論と手法で改善していこう、というものです。
これまた大雑把にどんなものがあるかと言うと
フロイトやユングに代表される精神分析。
人間関係を分析する交流分析。
現在起こっている問題行動や思考を修正していく行動療法や認知療法。
身体をリラックスさせていく自律訓練法。
自己表現しながら心的調整をはかる芸術療法、表現療法。
アートセラピー、音楽療法などは耳にされることも多いのではありませんか?
箱庭療法、催眠療法、家族療法、ゲシュタルト療法、フォーカシング、グループ療法
・・・まだまだ、たくさんあります。
その中で、カウンセリングといえば「話を聞いてもらう」というイメージは
クライエント中心療法(来談者中心療法)からきています。
その療法によって、アプローチや進め方は違います。
私の専門は再決断療法とゲシュタルト療法です。
クライエントさんが話を聞いてほしい場合は、クライエント中心療法も用います。
それから芸術療法や表現療法の分野に入ると思いますが
フラワーセラピーも行っています。
お花で自己表現をしながら、心的なバランス調整、自己治癒力を高めていきます。
一般的なカウンセリングの進め方は
お話を聞きながら、何が問題の焦点なのかを一緒に考え、
その方がどういうふうに変わりたいのか、どういうふうになりたいのかを決め、
(これがカウンセリングのゴールですね)
その方にあったペースでカウンセリング(ワークとも言います)をすすめていきます。
再決断療法やゲシュタルト療法については、これから機会をつくってお話していきたいと思います。