木花咲耶姫と磐長姫の伝言-53「幸魂・玉依姫」 | 「彩どり師の仕業」今様の巫女的生き方の心得指南いたします

お読みいただきありがとうございます。

人生の彩どり師・関みゆ紀です。



9月17日申込開始しました☟☟☟クリック




木花咲耶姫と磐長姫の伝言-52「玉前前鳥」より続いております。



ここから、こじつけの女王、関みゆ紀の、

思い込みと勘違いの世界が

更に幸魂・奇魂しちゃいます。







かずさ一宮 玉前さまものがたりより



海の漁が得意な海幸彦(兄)と

山の猟が得意な山幸彦(弟)という兄弟がおりました。

山幸彦は、兄へ、互いの漁と猟の道具を交換することをお願いします。

海幸彦は氣乗りしませんでしが、渋々、受け入れました。



山幸彦は、海幸彦に借りた釣り針で、漁にチャレンジしましたが、

あろうことか、その釣り針を無くしてしまいます。

兄の海幸彦にどんなに謝っても、

千本の釣り針を用意しても

許してはくれませんでした。



困り果てていた所、塩椎神(しおつちのかみ)に、

海の神様のいる龍宮城へ行くように教えられ、

ワニ(鮫)に連れて行ってもらいました。

海神(大綿津見大神)に歓迎され、娘・豊玉姫(姉)と結婚し、

鯛や平目の舞い踊りな楽しさで、3年の月日が経過しました。



釣り針を探しに龍宮城へやって来たことを思い出した山幸彦は、

玉依姫に事情を話し、海の神様へ釣り針捜索をお願いします。

鯛の喉に引っ掛かっていた釣り針を無事に発見し、

それを持って地上に帰ることにしました。



そんな山幸彦に、豊玉姫はこう言います。

「あなたの子供がお腹におります。

風が強い日に、あなたを追い掛けて地上へ上がりますので、

良い場所へ家を建てておいてください。

私はそこで子供を産みます。」



地上へ帰る山幸彦へ、海の神様は、

潮みつ玉と潮ひる玉という二つの玉を渡しました。



「無理なことを言うものがいたら、

潮みつ玉で溺れさせ、

溺れる者がいたら、

潮ひる玉で助けなさい。」



地上に戻り、兄の海幸彦に釣り針を無事に返すことができたのですが、

兄の海幸彦は、時々意地悪をしにやって来ます。

その度に、潮みつ玉と潮ひる玉を遣いこなし、

追い返してしまうのでした。



さて、地上に戻り、のんびり過ごしているうちに、

ある風の強い日に、姉の豊玉姫が妹の玉依姫を連れて

海から陸へ上がり、森の中の池でこっそり身体を洗いました。

それが、神洗神社のここです。







まだ家を建てていなかった山幸彦は、

慌てて家を建て始めます。

柱を建てて、鵜の羽とカヤで屋根を葺きましたが、

それが終わらないうちに、豊玉姫は産氣付いてしまいました。



「私が子供を産む姿を、決して覗いてはなりません。

絶対にですよ。」



豊玉姫は、産屋に籠りますが、

こっそり覗いてしまった山幸彦は、その姿に驚愕し、山に逃げてしまいます。

そこには、のたうち回りながら出産するワニ(鮫・覚め・冷め)の姿があったからでした。



豊玉姫は、無事に男の子を出産し、

カヤが葺き合わないままの屋根の家に生まれたこの男の子を、

鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)と名付けました。

そして、妹の玉依姫に、この男の子の世話を任せると、

姿を見られたことの辱めや怒りと悲しみで、

「ワタクシ、実家に帰らせていただきます。」と

海に逃げ帰ってしまいました。



その後、玉依姫は、世話をした

鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)と結婚し、

初代・神武天皇を産むことになります。







平安の世より、

女性のことを女人(にょにん)と申し、

男性のことを男子(おのこ)と申します。



そう、女性は、生まれた時から既に「人」でございますが、

男性は、生まれた時から「子」なのです。



だから、成長過程には、こうした差が出ます。



女性 女人⇒大人

男性 
人⇒大人



女性は、女人から大人へ成長しますが、

男性は、子から人へ、人から大人へ成長する、

一手間多いのでございます。



男子(おのこ)が子である所以は、「好奇心」です。

女人は、「美」というものを幼い頃から理解していますが、

男子は、「美」より「好奇心」が勝っています。



だから、この男子(おのこ)の好奇心は、命を脅かしかねず、

危険な目に合う確率が女人より高いです。



しかしながら、この好奇心が、

世の中に有益なものを生み出すか、

逆に無益なものを生み出すかへも、繋がっています。



「見るな!」と言われたら、

見たくなるのが人の性でございますが、

男子に「NG!」を出すと、

必ず好奇心により、それを突破したくなるのです。



だから、山幸彦は、好奇心に勝てず、

豊玉姫の出産するところを覗いてしまいました。



その男子の「好奇心」というものを、

どうハンドリング(操縦)するかというのが、

女人の腕の魅せどころでございます。



NG!出すと、やっちゃうんだから。

やるな!って言うと、やっちゃうんだから。

それをどう持っていくか。



好奇心の暴走は、善悪を越え、野心を生み出す元にもなるので。

好奇心の暴走は、ナンバーワンになりたい質の暴走に繋がっているので。

それが、兄・海幸彦と、弟・山幸彦の対立にも繋がっているので。







では、「大人」の男性とはどういうことでしょうか。



男性は、生まれた時から女性と違って、

「子」からスタートしていることをしっかり認識して、

その上で「女人」と手を取り合っている方が、

「人」から「大人」になっている男性です。



男女の特性の差を双方知っていること、わかっていることが、

大人の人間の条件の一つかも知れません。



勿論、個人差があることがベースの話です。



この世の中、男と女という二極で構成されているのですから、

特質が違うのだということを理解して協力し合うしかありません。



どちらかが、優れているとか、

どちらかが、卑下しているとか、

そういうことではありません。



または、自らの中で、男性性と女性性の二つがあることを、

色んな自分がいて、それを認めていることができる人、

それが、大人の人間です。



まずは、それを受け入れるられる世界が、

二つは一つ、一つは二つの、

進化・深化・神化の上昇です。



妹の玉依姫は、甥っ子を育てて、結婚しました。

息子と結婚しちゃったということです。



これが、母音の「母の質」だと思っています。



母音は、「母の質」と「恋人の質」があります。



パートナーとなる男性に対して、

母性だけ発揮し続けると、男性を「子」のままにしてしまいます。

「子」から「人」にならず、

「人」から「大人」になりません。

また、女人自らも、

「女人」から「大人」になることを妨げます。



母の質は、人を自らの所有物にする危険も孕んでおります故。



幸魂の玉依姫は、鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)を育てたのですから、

育ての母であり、お母さんですよね。

更に、初代・神武天皇の母でございます。

幸魂・玉依姫は、開き、発展させたのです。

枝分かれし、伸びる力だからね。



でも、結婚して配偶者になるのなら、

それと共に、「恋人の質」が必要になります。

それを表しているのが、奇魂の奇稲田姫・櫛稲田姫なのです。



木花咲耶姫と磐長姫の伝言-54「奇魂・奇稲田姫」に続く。



🌟当ブログのアメンバー申請は「六感開華塾の塾生のみ」にて、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。



画像を☟クリックすると申込サイトに跳びます。

☟この画像をクリックすると販売サイトに跳びます。

9月17日申込開始しました☟☟☟クリック