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ここ最近の暖かさに
裏の川辺の桜は
満開を迎えているようです
私も4日と5日に
お花見に行って来ました
花より団子
私には平成8年生まれの息子と
平成12年生まれの娘がいます
二人とも中学1年生で不登校になりました
Facebook LIVEや講座等々で
よく息子のこんなエピソードを話しています
2つの荷物を持って実家に帰ってきて
荷物が3つになって帰ると財布を落とす
この冗談のような事件は
実際にあった話なのです
診断はしていませんが
おそらく息子はADHDの不注意だと思われます
その話を以前ブログにも書いています
そのブログがこちら↓↓↓
昨年末から毎月のように
徳島に用があって帰省している息子
母としてはなんだか嬉しい限りです
そんな息子と2人で買い物に出かけたある日
息子からこんなカミングアウトがあったんです
「お母さん、前に俺に見せてきた資料があっただろう
あれ見た時 これ俺やんって思ったんよな・・・・・
俺って障害者なん」
その資料はこちら↓↓↓
徳島県発達障がい者総合支援センター制作冊子
私は息子の言葉を聞いてびっくりしました
その資料を息子に見せた時
はっきりとは記憶していませんが
特に何も言わなかった気がするんです
娘は「これお兄ちゃんのことでぇ~」って
読むなり即効言ってましたけどね
たぶんねぇ・・・見せる時も私は何の配慮もせず
「これあんたのことやと思わん」
くらいな物言いをしたのではないかと
自分のことながら心配になる
その日からずっと
息子の中には
「俺は障害者かもしれない」
という不安な気持ちがあったのだと思います
私は息子の言葉を受けて
「あれは発達の特性であって
障害者って言うのとは違うよ」答えました
すると
息子がこんな話をし始めたのです
「俺の手って2本しかないでぇ
左手にセカンドバック持って
右手に携帯持ったら
もうなんも持てんのよな
コンビニで買い物したら
荷物が3つになるだろう
そのまま家に帰ったらいいけど
トイレとかに入ったら
どれかをトイレに忘れてくるんよな
俺の中には荷物は2つで完了なんよな」
それを聞いた私はとても心配になり
「そんなんやったら
仕事の時とか困ることが
いっぱいあるんと違うん」
と聞いてみました
すると息子が
「仕事の時には気を付けてるし
気も張っているから
あんまり忘れ物とかはないんよな
でも
現場までの行き帰りや
仕事終わりの駐車場とか
飲みに行った時とかに
落としたり忘れてくるんよな」
と答えたのです
私は息子の話を聞きながら
自分の特性のことは
実は誰よりもわかっていて
そこに生き辛さも感じつつ
でも
そんな自分とも折り合いをつけながら
日々を生きてきたんだなと思い
篠原涼子さんの歌じゃないけれど
愛しさと切なさと心強さを感じました
27歳になっても
とにかく落とし物が多い息子
息子が財布を落としたので
キャッシュカードの再発行を依頼されて
とある銀行へ委任状をもらいに行った時
「息子さんに落とさないように言っといて下さいね」
と言われた一言に
言われて当たり前の言葉だけれども
なんだかその言葉に
傷ついた私がいました
落とさないようにと
今まで何度も何度も
息子に注意をしてきました
でもね
息子は落とすのよ
気を張って気を付けていないと
フッと気が抜けたタイミングに
3つ以上の荷物があったら
落とすのよ
私は落とさない人だから
「落とさないように」って言っている
その人の気持ちもわかるし
いろいろと心配もあるから
気を付けるようにと
私達に対する想いも
わからないわけではありませんが
なんだかその正論(当たり前)に
傷ついて疲れた私が存在しました
あ~・・・大声で言いたい
私は落とさないけれど
(メガネはなくすけど)
息子は落とすんよぉ~
落とすんやから
しゃ~ないでぇ~
息子も言っています
お母さん、しゃぁ~ないでぇ~
ほなって落とすもんと
こんな特性の人には
落とさないようにではなくて
落とした時にどうするか
その対処方法を知ることの方が
よっぽど有益で大切です
息子はこのスキルだけは
めちゃくちゃあって
私も付随して鍛え上げられていっています