不倫問題カウンセラー花田好久です。
「二度とこのようなことが起きないよう、再発防止に全力を尽くして参ります」
これは、会社などの組織で不祥事が起きた際に、最近よく聞くセリフですね。
このセリフが本心であれば、まず「なぜ不祥事が起きてしまったのか」を明らかにしようとします。
そして、不祥事の重大性に応じた責任を取ります。
ここまでやって、初めて再発防止に取り組む資格が出てくるわけです。
過去をきちんと振り返って、不祥事が起きた原因を探り、不祥事を起こした責任を取る。
このプロセスを踏んでいるのなら、冒頭のセリフは本心から出たものだと言えます。
しかし、「言葉だけ」「意気込みだけ」ならば、本当は反省しておらず、責任を取るつもりもないということが分かります。
つまり、「今度からちゃんとするから、今回は見逃してね」と言っているのと同じなわけです。
夫の浮気問題も同じで、「なぜ浮気をしたのか？」と問うと、
「もう終わったことなんだから、そんな話はしなくても良いだろう」
「今後繰り返さなければ良いだけで、もう二度とやらないと言っている。それで良いじゃないか」
「過去を振り返るより前を見よう」
このようなセリフを言う夫がいます。
このセリフや態度は、まさに上記の「責任を取らない人たち」と同じです。
浮気の再発を防ぐには、「なぜ浮気をしてしまったのか」、真摯に過去と自分に向き合って考える必要があります。
どうして浮気をしたのか分からなければ、次も防ぎようが無いからです。
こんなのは小学生でも分かる理屈ですよね。
確かに、自分の犯した過ちを振り返るというのは、辛くて苦しいプロセスです。
しかし、そのプロセスを抜きにしては、浮気の再発を防ぐことは難しくなります。
浮気を心から反省している方は、きちんと過去を振り返って、どうして浮気をしてしまったのか自問自答しています。
そこから逃げているのに、「オレは前だけ向いていく」と言われてもね・・という話です。
浮気をした事実は変えられませんが、浮気という過ちと自分自身に向き合うことは、今からでもできます。
妻とやり直したいのなら、過去の過ちと自分に向き合う強さを持って頂きたいと思います。
（関連記事）
オレはどうして不倫に走ったのだろう？～自分と向き合って不倫の理由・原因を突き止めよう（不倫反省サイト）
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第１章１．夫はなぜ不倫をするのか？
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