ここ、最近、起業志望のセラピストから、多く頂く質問が3つあります。
① オープンする場所の決め方
② 値段の決め方
③ 店の名前の決め方
この３つの質問が、非常に多いですね。
気持ちは分かります。僕も、起業前は、この３つは、悩みに悩み悩んで、結果的に、答えを出せなくて、適当に決めてオープンしてしまいました(笑)
振り返ってみると、そのせいで、「起業後１年間、全く利益が出ない店になってしまった。」と、今では反省しています。
なので、もし、将来起業志望の方は、ぜひ、続きを読んで下さいね。
とても大切な場所の決め方
これ、メチャクチャ大切です。聞いたことあると思いますが、マクドナルドやユニクロは、新店舗を開くとき、立地戦略専門の社員が、通行量や周辺のライバル店、周辺の人口などなど、たくさんの項目を評価・分析して、立地を決めていきます。
つまり、オープン後、生き残れるかは、かなり立地条件が影響するということです。
有名な経営コンサルタントは、「店が繁盛するかどうか、50%は立地で決まる。」と言っていました。
そして、僕たちの業界も基本的には同じです。
じゃぁ、「大きな駅前の目立つテナントを借りてオープンすればOK！？」
となりそうですが、少し違います。
というか、先に「立地」を決めてはいけません。「オープンする場所」を決める前に、決めるべき項目があるのです。
そして、この順番を誤解しているセラピストがとっても多いのです。
(昔の僕も誤解してました。)
場所を決める前に、決めるべき内容
何よりもまずはじめに、あなたの施術にお金を払ってくれる患者さん(クライアント)を決めましょう。
「患者さんを決めろ。」って言われても、「そんなの、不調を抱えている人、全員だ。」と思うかもしれませんが、この考え方は禁物です。
患者さんは、一人ひとり様々な価値観を持っています。価値観が違うので、世の中の不調を抱えている人、全員を、あなたの提供できる施術で満足されるのは不可能です。
・長い時間、リラクゼーション感覚でマッサージをして欲しい人
もいます。
・極力、短い時間で、症状が治れば良い。と考えている人もいます。
この両者を、全く同じ施術メニューで、満足させるのは難しいですよね。
腰の痛みだって、OLさん・サラリーマン・スポーツ選手・妊婦さん・高齢者の方などなど
年齢だけをとってみても、本当に幅が広いのです。
自費診療成功のカギは、「来てほしい患者さんを明確にすること」です。
もし、今のあなたが、「高齢者で腰痛のお悩みの患者さん」に来てほしいと考えているとしましょう。
だったら、店をオープンする場所は、都会や駅近くの必要性はないですよね。
高齢者が多く住んでいる地域の１階に、店を出す方が絶対に、良いのはわかりますよね。
もし、OLやサラリーマンに、来てほしいなら
オフィス街や通勤途中に寄れるように、駅近くの場所に開く必要性がありますよね。
このように、症状は同じ「腰痛」でも「年齢層や職業」が変わってくるだけで、店を開くべき場所は変わってくるのです。
もし、あなたが、日本一の施術を提供するので、新幹線に乗ってまで施術を受けに来る人を集めたいのなら、
やっぱり、新幹線の停まる駅から近い方が良いですよね。
もし、あなたの主催するセミナー受講生に、患者さんとして来てほしいなら
どこが良い立地でしょう？
その答えは、自分で考えてみて下さい。
ここまで、読んでくれたら、ある程度、わかってきたと思います。
大切なことは、①来てほしい患者さんを明確に決める(年齢・性別・職業・症状・価値観などなど)
そして
②決めた患者さんがたくさん住んでいる地域や通いやすい場所に、店を開く。
これだけです。
間違っても、順番が反対になってはいけません。
①まず、不動産屋さんに行って、なんとなく立地を決定して、
②その後、来てほしい患者さんを決める。
これだけは、止めて下さいね。上手くいく可能性が減りますので。
先に立地を決めてしまって(例えば、オフィス街に決めて)、その後、高齢者の方にたくさん来てほしいと考えても、現実的に、オフィス街には、高齢者の方は少ないですよね。
結果的に来てほしい患者さんが全然集まらない状況になってしまいます
ということで、今日はこのへんで。
また、次回のブログでも、最近、よくいただく質問の内容を書いていきます
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