別の記事で前職の法人が運営するもう一つのキッズクラブに入退室の管理システムを導入していないこと(今は保護者に予定カードを手書きで記入して提出してもらっている)についてクレームがきていると書きました。
そう言えば、僕のところにはそうした要望が来ていないなぁと思って考えてみました、
そもそもクレームという表現はちょっと違う、『こうして欲しい』という要望だ(英語には要望という意味合いもありそうだけど、日本語だとクレーム=苦情みたいなイメージだから敢えて言ってみた)。
なぜ、こちらにはきていないのか?
昨年のアンケートにはそういう要望があった。
それに対して入退室のシステムを販売している業者さんの説明会に参加したこと、自社オリジナルのシステムが作れないかIT系の企業に聞いたこと、その結果、経費的に今はできないこと。そこで、エアーリザーブなど無料のシステムを試しに使ってみたが宿泊施設や週1、2回の曜日が固定している習い事などなら対応できそうだが毎日参加、帰宅時刻も日によって異なる場合などだと対応しきれないことを具体的に書いた。
そして、メール配信システムの欠席連絡のその他を使って急な参加の連絡をして欲しいこと。現行のカードの家庭保管用はスマホなどで写真を撮っておけば転記の必要はないことなど対応策をアンケート集計結果と一緒に伝えた。
なので今年はその要望はなかったのかもしれない。
もう一つのキッズクラブはそういうことをしてないからではないか。
アンケート結果を集計して、例えば「『楽しく通っている』◯◯%で『楽しくないと言っている』◯◯%でした。今後もより良い運営を目指して精進していきます。ご協力ありがとうございました。」的な話で終わらせているのではないだろうか。
まぁ、ほとんどの施設がそんな感じだと思うけど•••
アンケートは保護者との対話のツールだと僕は思う。
なので、質問も『こういうことを目指しているが、それについて達成できていると感じているか?』みたいな質問を投げかけて、それについて回答をもらう。
そして、いただいた回答に対して、現状できていること、どのように改善していくかなどを集計結果と合わせて書き添える。
そうやって、自分たちが目指すものに保護者の視線を合わせてもらえるようにしていくものだと思う。