言葉が現実になった? | 地域包括支援センターの在宅支援日誌♪

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地域包括支援センター主任ケアマネのいくこです。高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターの日々のあれこれやプライベートなど自由に綴っています。

ケアマネジャーと介護家族の癒しを提案♡

自分の人生に好きなことを♪

 

 

現役ケアマネジャー

ワークライフスタイリストのいくこです。

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

 

昨日は、今週の研修提出書類を作成していて

気がつけば、何と、午後9時でした。

帰ろうとした時、施設に電話が・・・。

 

 

 

ある居宅介護支援事業所のケアマネさんからでした。

 

 

12月末に、老健施設から在宅復帰された84歳の担当利用者さんが、

夕方に自宅で、訪問介護のヘルパーさんが居たにもかかわらず、

ご自分で伝い歩きをして、尻もち転倒されて、動けなくなり、救急搬送。

腰椎圧迫骨折で入院されたとの連絡でした。

 

 

 

 

19日に、再入所が決まっていた矢先の入院でした。

 

 

 

ご本人がとても強く希望されての在宅復帰で、

車椅子を使用されながらも、身の回りのことは、

見守りがあれば、自立レベルまで改善されており、

 

 

 

ご本人も自信ができて、

また、施設生活での周囲の方々とのかかわりに

少しストレスを感じておられたこともあり、

 

 

 

ご本人がご自分で決めたことでした。

 

 

 

ご家族は

「家族は仕事に出ていて、昼間はひとりになるし、

今まで在宅生活で何度も転倒しているから、

リハビリで身体能力が向上していても心配なんです。

 

 

 

でも、本人は、絶対大丈夫やから帰らせて・・・と

涙ぐんで言うので、もう、転倒しても仕方ないと

思っているんです。」と・・・。

 

 

 

言われたことが、現実になってしまいました。

 

 

 

そして、

今日、夜中に2回、ベッドサイドで転倒された92歳の女性。

朝も、普段通り、車椅子を足漕ぎしながら、

「何も痛くないよ。」と言われて

フロアー散歩を楽しんでおられましたが、

 

 

 

 

午前中、足腰が立たなくなり、病院受診。

右大腿骨頚部骨折で入院され、

来週早々に手術予定となりました。

 

 

 

実は、昨日、その方の継続カンファレンスを開催したばかりでした。

3ヶ月前にも、ベッドサイドで、ずり落ちされていて、

その時は、受傷などもなく、事なきを得ていましたので

転倒を防ぐことを目標に、

見守り支援を再確認したところでした。

 

 

 

「車椅子を使用されて、生活動作がほぼ自立されている方は、

気をつけて、見守りをしていきましょう。」

「スタッフが『大丈夫だろう。』と安心することが

利用者の方々の転倒や事故に繋がり、危険なので、

くれぐれも、見守りを。」と話をしていた矢先の出来事・・・。

 

 

 

「転倒」という起こってほしくないことを

言葉に出されていたご家族。

「転倒や事故に繋がる」と言葉に出していた私。

 その言葉には、不安と心配の気持ちがありました(>_<)

 

 

 

「言葉」には、「魂」がある。

生きているんですね。

 

 

 

不安と心配が、

お二人の「転倒」「骨折」「入院」を

現実化したんだなぁと気づきました。

 

 

 

普段から

前向きの言葉や気持ちを意識していた

「つもり」だったんですね(‥;)

 

 

 

「しっかり歩ける」

「元気に自宅で生活できる」など

もっと、言葉を意識してみよう。

 

 

 

ケアプランでは、

ご本人の意向で「~の生活がしたい。」

総合支援計画で、「~の生活ができるように○△□しましょう。」と

言葉を並べているけれど。

 

 

 

もっと、言葉と気持ちを意識してみよう。

 

 

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明日も、 きっと、運がいいキラキラ