北の国からこんにちは!マリーです。
私は不妊治療(腹腔鏡手術)を行い、おかげさまで現在は妊娠中です。
最近、不妊治療の保険適用化が話題になっていますね。
私が感じていることについて少し書いてみようと思います。
あくまでも素人の考え・意見ですので、あらかじめご了承ください。

不妊治療の保険適用化
まず、私は不妊治療の保険適用化に賛成です。
理由は大きく2つあります。
(少子化対策という面で語るのはあまり好きではないので置いておきます。)
1つは、現状では経済的に治療を受けらない人たちが確実にいるからです。
特に、貯金や手取りが少ない若い世代のカップル。
治療をすれば授かる確率が高い状態でも、高度不妊治療へ進めない…
貯金ができてから受けようと思うと、年齢を重ねて確率が下がってしまうジレンマがある…
これは辛いしもどかしいですよね。
中には「不妊治療を受けられるだけうらやましい」と思っている人もいると思うんです。
私たち夫婦はアラフォー&アラフィフで高齢ですが、
年齢の割に手取りが少なく(地方あるあるですかね?)、
高度不妊治療に進んだとしても、1回採卵できればいいくらいの経済状況でした。
とはいっても、年齢が年齢でしたから、不妊治療を始める時から「ダメだったらあきらめよう…」という気持ちがありました。
しかし、若いカップルなら、あきらめきれないと思うんです。
何年も…もしかすると10年以上も焦りや苦しみが続くかもしれない。
貯金がたまってから治療を受けても授からず、後悔するかもしれない。
それを考えると、保険適用にして早い時期から不妊治療を受けられるようにしてほしいと思いました。
「より個人個人が幸せに生きていける国になってほしい」
そういういう願いから、不妊治療を受けやすい体制づくりを求めます。

不妊治療の医療標準化を
もう1つ賛成する理由は、保険適用になれば医療の標準化が進むと思うからです。
現状は…ブラックボックス過ぎます。
私は、自己流での妊活が上手くいかずに、不妊治療をしようと決意した時、周りに経験者を探して話を聞きました。
また、不妊治療中の方のブログを読んで情報収集しました。
すると、病院によって検査や治療の方針が違いすぎることや、技術的な格差があることに驚きました。
評判のいいクリニックは、予約がとても混んでいる上に距離的にも通うのが難しい状態でした。
知れば知るほど、どの病院へ行ったらいいのかわからなくなり、手探り状態で始めました。
地方に住んでいて選択肢が少ない私がそういった状態だったので、都心に住む人たちはもっと迷うでしょう。
さらに、病院に通い始めても、医師を100%信頼して任せられる状態ではないのが現状だと思うんです。
多くの人が、自分で不妊について勉強して、難しい用語や数値や治療方法を調べて、覚えて、医師とコミュニケーションをとったり交渉したりしています。
検査1つ取っても病院によって方針はバラバラです。
私は、自分から「子宮卵管造影検査をしたい」と申し出たことで検査を受けられました。
別の病院にかかっていた妹は「子宮卵管造影検査をしたい」と伝えると「受ける必要はない」と言われたそうです。
中には、初期の段階でほぼ必須だと勧めてくれる病院もあるでしょう。
本当にバラバラ。
(治療自体が検査の意味もかねていることは難しさの1つです。医師によってはタイミング法を数回行って、まずは様子をみたい人もいるようで、どれが正しいというわけではないのでしょう)
もちろん、患者の年齢や体の状態によって、いつ何の検査をするかは違ってくると思います。
しかし、それは標準化された上でのカスタマイズであってほしいです。
そうでないと、かかる病院によって格差が広がってしまいます。
子宮卵管造影検査ひとつとっても、不妊治療の結果が変わってしまうんです。
もし、卵管が閉塞していることがわからないままだったら、何度もタイミング法や人工授精を試しても受精できる可能性は低いですよね。
不妊の原因を、ある程度でも特定しないまま治療を始めたら、時間と金銭をただ費やすことになりえます。
ドロ沼化するわけです。
もう1つ例をあげると、私は甲状腺ホルモンの数値を検査してもらったことで、橋本病だとわかりました。
検査がなければ、妊娠しにくい体だということがわからないまま、高度不妊治療に進んでいたかもしれません。
妊娠中もチラーヂンという薬を飲んで、無事に維持できています。
必要な検査を、適切なタイミングで行ってもらえる。
そうして、不妊の原因を1つ1つつぶしていく。
その上で、治療が有効になってくると思います。
検査をせずに治療を重ねるのは博打に近いです。
運のいい人は、検査せずにそのままタイミング法で授かるかもしれません。
痛みがなく、費用もかからず、それが叶えばベストかもしれません。
しかし、そうでない人は・・・
何度も言いますが、時間と金銭がただ流れていってしまい、精神的な苦痛が続くのです。
不妊は原因不明が多いと聞きますが、ある程度でも可能性のある原因をつぶしていくことが、前進につながると思います。
特に、体外受精を行っていらっしゃる方々は、数百万円という大金を医療に払うわけです。
人生をかけているわけです。
できるだけ受精・着床する確率を高めた上で挑戦したいはずです。

なぜ十分な検査を行わないまま治療を進める病院があるかというと、検査にも費用がかかるからだと思うんです。
(患者の年齢的に検査する時間がなく、いきなり体外受精などのケースは別とします。)
不妊治療の検査は多種多様な上に、クリニックによっては、かなり費用が高い検査もありますよね。
検査をたくさん受けずに妊娠できれば、患者の費用負担が少なくなるというメリットもあります。
医師から積極的に勧めにくいのではないでしょうか?
だからこそ、保険適用されれば、最低限の検査をひと通り受けやすくなると思うんです(パートナー側の検査も含めて)。
「患者側から申し出て検査してわかった」
「転院したら原因がわかった」という事例が本当に多すぎます。
もちろん私たち患者の努力も大事です。
でも、知識がある患者とない患者とで、格差がついてしまうのは残念なことだと思うんです。
検査と治療の流れについて標準化され、どの病院にかかっても一定以上の不妊治療を受けられる国になってほしいです。
素人の浅い考えで、間違っていることも多いかもしれませんが書いてみました。
本当に、不妊治療で苦しむ人が減ってほしいと願います。