横浜での忘年会に出席するのに
に一泊しました。
埼玉に戻る前に誰かとランチでもしたいな~!と思い、
10年前に別れた元彼にメールしてみたらまさかのOKでびっくり。
終わった時は自然消滅というか音信不通だったんだけど、
数年前からたまーに一年に1,2回メールのやり取りはあった。
軽い気持ちで
「暇ならその日、ランチおごってくれない?」とメールしたら
それに彼がいいお返事してくれたのです。
びっくりしたんだけど、これはいい機会だ!
あの時のことをすべて彼に言おう!
あの時のことがあったからこその自分がいるんだと彼に言おう!
そう決めて何度か鏡の前で練習してその日に挑みました。
私より10年上で、当時はすっごく素敵と思ってました。
いろんな期待があったから、目にフィルターがかかってたんでしょうね。そのフィルターが外れたら普通の人でした。
あまり変わってはいなかったけど、やせてどこか弱弱しい初老の男性が
現れて、「おじいちゃんみたい」と思った。
挨拶をし、食事を注文し、近況を伝えあいました。
数年前に大病をして以来、体重が戻らないこと。
定年して犬中心の生活をしていること、などをはなしてくれました。
そして私を見て、「すっごく変わったね」
それもそのはず。
当時の我。
今の我。
「今日時間を作ってくれてありがとう。あなたに話したいことがあってね。
あ、でもよりを戻したいとかではないから安心してほしい。」と前置きして
彼と別れたあとの自分のことを聞いてもらいました。
まず彼から突然音信不通になって彼を責めて自分を責めて
人生どん底の中で自分を見つめなおして、自分を愛することを始めたこと。
つきあっているときに彼から言われた「僕に依存している」が本当だったこと。
「言われたときはすごく怒ったし、絶対違うと思った。でもその通りだった。あなたと一緒にいることが、あなたが愛してくれることが、あなたが私のためにしてくれることが自分の存在価値を決めるとどこかで思ってた。」
「あなたといるときの自分がすっごくつまらなくて嫌いだった。でもそれはあなたに好かれたくて愛されたくて、自分で自分を消すことを選択したからだと気づいた。あなたが望む女性になろうと勝手に頑張って、私は自分で自分がわからなくて見失ってしまった。」
「あの時、あなたが消えて恨んだ。でもそのおかげで私はかけがえのない自分にまた出会えたし、やりたいことも見つかった。だから、今はあなたには感謝しかない。あなたと出会えてよかったと思ってる。私は自分を許して、あなたも許してすべてを受け入れて、こんな自分だけど、こんな自分だから愛してると思える。本当にありがとう。もし、あなたが自分のことを責めたりしているなら、やめてほしい。そのひつようはないんだから。」
彼は私の話をただ聞いてくれた。
「あの時のことや、今までの人生を振り返ると、もっと違う選択ができたはずって考えることがある。人を責めるより、自分を責めることがよくある。あの頃は、君が問題だったというよりは、君はそのとき抱えていたすべての悩みの一部だった。」
ほかにもいろいろ話してくれたけど、彼のこの言葉を一番覚えている。
みんな精一杯生きているんだよね。だけど、人生のなかではどうしたらいいかわからないことって必ずあって、どうしたらいいのかわからない間に無意識のうちに選択をしてしまっていることもある。
彼と付き合ったのは1年くらいだけど、初めて心を開いて彼と話せたような気がした。今まで私が抱えていたいろんな気持ちを正直にかっこつけずに言葉にできて、
彼の言葉もちゃんと愛をもって受け取れた。
すべての出会い、特に恋愛では、生徒と先生しか存在しない。
あなたが自分を愛するために学ぶ必要のあることを持っている人と出会うのです。
チキンケサディーヤ
チーズケーキ @Burger Jo’s
I love you, and Life Loves YOU 中村加代子
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