書名 アメリカ騒乱に動揺しながらも中国の世界支配は進む
著者 副島隆彦
発行 ビジネス社 2021年2月1日 第1版
文明の変遷からすると、アメリカの時代が終わり、
中心地が東方に移っていくことが予想されます。
その歴史的転換がどのように起こるのかに興味があり手に取りました。
著者の政治思想、法制度論、経済分析、社会時評などの広い思考から
でた本です。
日本の高度成長期には、文明の移行が日本になると言われていましたが、
米国に無理難題を突き付けれれ、失速して成長力を失ってしまいましたが、
中国は、技術力や産業力を蓄積していて日本のように経済が座屈しないと
論じています。
中国の技術習得の方法も総合的に論じています。
中国は、最先端の技術を米国から学んでいますが、
中国の方が進んでいるところもあるようです。
米中の覇権争いに興味がある人にお勧めの本です。
著者紹介 巻末より
1953年福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。
外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授などを経て、
政治思想、法制度論、経済分析、社会時評などの分野で、評論家として活動。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本初の民間人国家戦略家として、巨大な真実を冷酷に暴く研究、執筆、講演活動を精力的に行っている。
『全体主義の中国がアメリカを打ち倒す』『副島隆彦の歴史再発掘』『今の巨大中国は日本が作った』『世界権力者図鑑2018』 (以上、ビジネス社) 『今、アメリカで起きている本当のこと』(ベンジャミン・フルフォード氏との共著、秀和システム)、
『ウイルスが変えた世界の構造』(佐藤優氏との共著、日本文芸社)、『金とドルは光芒を放ち 決戦の場へ』(祥伝社)など著書多数。
もくじ
まえがき
第1章 米中のあいだで
今、本当に起きていること
キッシンジャーが首を切られた意味
分裂への一途をたどるアメリカ国内
不正選挙に中国はどこまで絡んだのか?
中国と台湾を股にかけるイレイン・チャオの正体
ジリジリ寄り切ろうとする中国の”横綱相撲”
清朝末期の日中関係と似てきた米中対立の構図
盗むべきは盗んだ後に中国が進むいばらの道
なるべく貿易戦争は避けたいという中国の本音
「バイデン当選祝電」の本当の読み解き方
日本国は「風の谷のナウシカ」である
第2章 中国は自立、独立路線を
走り続ける
中国を海から締め上げる西側諸国
「中国の特色ある社会主義」に隠された秘密
「コーポラディズム」の元祖はムッソリーニ
中国が採用した「開発独裁」路線
中国人が気づいたマルクス経済学の本質的な誤ち
近代経済学のドクマを打ち破った日本人学者
キッシンジャーが中国にもたらした衝撃的な成果
働く人が皆、余剰価値を生み出せるわけではないという原理
人間の能力にこそ格差があることを認めた中国
第3章 本気でアメリカを追い落とす
中国の最先端技術戦争
中国最先端の技術獲得はどのように始まったのか?
中国は自力で半導体を製造できるのか?
ファーウェイの誕生で中国の命運が決まった
中国核開発の秘密
量子暗号、コンピュータが次の戦争の主役
恐るべきスピードで発展する中国の宇宙産業
ファーウェイ問題とはなんだったのか
迷走するTik Tokの売却騒動
第4章 新たな火種を抱える
中国金融内乱
コロナから劇的回復を果たしたものの不安も残る経済
EVで出遅れた日本企業が生き残る道
デジタル人民元の行方
習近平とジャック・マーの仁義なき戦い
やはり中央アジアが次の金融の中心となる
第5章 中国の未来に巻き込まれる世界の今後
中国のとって大事なのは貧困からの脱出
鄧小平が埋め込んだ経済成長の起爆剤
香港民主化運動は根本的に間違っている
今の中国を規定しているボナパルティズム
大きな蛇のなかでうごめく小さな蛇たち
2024年から中国は民主体制に移っていく
そもそも「ディープ・ステイト」とは何者なのか?
君臨するイギリスと没落するイギリス
中国はディープ・ステイトを突き破って新時代を作る
欧米近代白人文明の500年の繁栄が終わる
あとがき