正しくは、分子整合栄養医学と言います。
この学問は、ノーベル賞科学者のポーリング博士が提唱したもので、多くの病気の原因に患者の栄養状態
が関わっているし、ビタミンの消費には個人差が大きくあり、その差をうめてやることで、症状の改善がみら
れる、というもの。 ポーリング博士というと「メガビタミン」という、ビタミンの大量投与で有名ですが、それが
間違って解釈され、アメリカ医学会からひどいバッシングをうけた時期もありました。
でも実際、彼が行っていたのは、大量投与というより、至適量の投与です。
その至適量に個人差が大きいという考えは、彼の生前はほとんど受け入れられませんでした。
天才の意見は時代にとって早すぎて、異端視されるのが、世の常です。投獄までされたそうです。
今では、アメリカのみならず、ヨーロッパでも治療に栄養素を使うというのは、主流になりつつあります。
自然療法医、や栄養療法医(アメリカでは通常の医学教育をおえてから更に2年~4年勉強してなることが
できます。)といったカテゴライズがあります。
日本ではまだまだですね。
栄養療法は量依存なので、その人にピッタリくる量でないと、効果がでません。
その為に特殊な血液検査で、くわしく血液の状態を調べていく事が必須です。
私もデータの読み方を少し勉強しましたが、60項目近くあり、大変難しいです。
血液は全身をくまなく循環しているモノですので、あらゆる情報を(専門知識があれば、)読み取る材料を含
んでいます。これが、毛髪診断と違うとところです。毛髪だと、主にミネラルしか調べられないし、調べても
それに対する、アプローチは解毒療法がほとんどです。もちろん病態によっては効果がありますが、解毒
療法より、もっと先にしなければいけないことが、他にあるというケースも少なくありません。
髪の毛なので、お手軽ですが・・・・
また血液の画像診断もちょっと前にはやりました。色んな健康食品や、健康ブレスを販売している会社がこ
ぞって使っていましたね。そういう「脅し」的商法はどうも好きになれません。
あれも、血液の粘度が高く、クロット(血栓)の心配がある方にとっては、画像で一度しっかり血液の専門医
にみてもらうと、また違うことが判っていいらしいですが、そこらへんのおばちゃんがみて、
どろどろやねぇ。さらさらやねぇ。 というだけでは、全く意味を成さないと思います。
この血液スクリーニング、もちろん保険がきかないのが、難点ですが、単に集団検診のデータのように、
基準値を上回っていたら、どうとか。コレステロールが高いわね。とか、そういうレベルではなく、
「今 からだで何がおこっているかを 分析する」 のです。
コレステロールも単体でみるのではなく、他のデータと組み合わせて総合的にみていきますので、
この人にはこれくらいあっても大丈夫だね。という感じです。
また新しい研究では、長寿の地域では平均的にコレステロールが高いというデータもぞくぞくでており、
コレステロールがちょっとぐらい高いほうが、ストレスに対して強い身体だという研究もあったり。
うしろ、低すぎる方の、低コレステロール血症が危険とも言われ始めています。
卵がいかん!という説も今や笑い話です。
一日6個ぐらい食べても平気らしいというのが、新しい情報です。
もう一つ、わが国における栄養療法の課題は、質です。
治療に使えるような品質のよい、サプリメントをつくっている会社はほとんどありません。
これはなぜか?
品質のよい、ある程度の量、摂っても安全なサプリメント=天然モノ です。
天然モノは成分が不安定ですので、(薬品に比べて)医薬品として今の日本の法律では認められません。
また、医学教育自体もかなり保守的であるようで、生活習慣病には、生活や食習慣が大きく関わっていると
判っってきたにも関わらず、いまだ医師の教育プログラムに栄養の話はちょろっとしかでてきません。
ですから、ドクターが栄養について知識をもっていらっしゃらないのは、当然といえば当然です。
学校で大切な事だとならってないのですから。
困りましたよね。
サプリメントをとっているというと、頭ごなしに、止めなさいと言われたという話をよくききます。
確かに、規制が中途半端なので、怪しいサプリも山のように流通していますよね。
仕事柄、栄養や医療に関するフレッシュな情報が入ってきますし、また意識して、勉強会などに出席して集
めるようにしていますので、少しでも正しい、新しい情報をこの場を通じて発信していきたいと思っています。
日本で医師による栄養療法が受けられる病院 ・・・・ 新宿溝口クリック http://www.shinjuku-clinic.jp/
まだ関西にはありません。残念です!