ウィーン国際空港から宿泊ホテルの最寄駅、
Wien Hauptbahnhof (ウィーン中央駅)までは、
Sバーン(国鉄)を乗り継いで迷いながらもなんとかたどり着いたという感じでした。
タクシーには乗りたくなかったのです。
学生の旅行なので、公共交通機関で自分で調べてなるべく安い運賃で行こうとがんばりました。
本当のことを言うと、学習会ではなく、アンドヴィジョンという音楽留学エージェントですと、ウィーンの空港からホテルまで車で送迎をしてもらえるサービス付きだったのでとても魅力的で、
当初私は自分が不安だったので、できればアンドヴィジョンにしたいと思っていたのですが、娘が私が調べるから学習会の方で大丈夫だよと言いまして、
アンドヴィジョンの方がかなり手厚いサービスと手数料がかなり高かったので、安心安全ではありましたが、手数料は安いほうがよいし、自分でいろいろ調べる苦労も学生には必要かと思い、2人旅ならなんとかなるだろうし、苦労を共にしてみようと学習会のプランでお願いした次第です。
異国でもしも将来的に一人で生活するならばそれくらい身につけないと話になりませんもの。
娘メインで調べてもらい、私は娘に付いて行く感じでした。
娘はドイツ語の授業を受けてはいるので、少し発音はわかるらしく、横文字も抵抗ないようですが、
私は横文字ばかり並んでいても目が反応できずついていけなくて、駅名は頭文字で覚える程度でした。
だから、ウィーン中央駅は、ハオプトバーンホフ駅と、長いこと読めずじまいでしたし、
そして、なぜかこの駅にはSudtiroler Platzという別名があり、ズードティロラかズードチロラか、娘いわくSの発音がにごるらしいのですが、
ややこしくて、ようするに大阪駅と梅田駅というふうな感じなんちゃうんと頭に納得させた私なのでした 。
この駅にはいろんな電車が集まっていまして、とても広いので、ホテルの場所がどの方位なのか地図を見ていても最初はまったくわからなくて歩きまわってしまいました。
やっとたどり着いたホテルのお部屋はこんなふうでした。
お部屋は新しくリフォームされていましたが、洗面所&トイレ&バスルームが古い感じで、水の流れが悪くてつまり気味なのがもう少しなんとかならないものかと思いました。
あったかいシャワーが出たのはホッとしましたが。
朝食付きでとてもお安い宿泊料でしたので、学生には十分なんだろうなぁと思いました。
着いてしばらくするとお腹がすいてきたのですが、かなり疲れていましたので、飛行機でもらってきていたおにぎりがちょうどよいわと食べました。
そして先に娘がシャワーの後、事件は起こりました。
お気に入りのドライヤーを持参したので、Amazonで購入した変圧器を通してスイッチを入れた途端に、火花が散り、いきなりブレイカーが飛び、部屋の中が真っ暗闇になりました。
たぶんドライヤーはあっけなく壊れましたし、何よりこの言葉の通じないホテルのフロントに電話する訳にもいかず、
娘は髪の毛がべちゃべちゃでパジャマだし、仕方がないので、私が携帯の明かりを頼りに、翻訳アプリで、「ブレイカーがとんで停電して困っています」というのをドイツ語にした画面をフロントの方に見せた上で、
「please take me drier」とちょっとデタラメな英語で頭を乾かすジャスチャー付きで伝えますと、
なんとか通じまして、ドライヤーを貸して頂き、すぐに部屋の様子を見に来てくれまして、ブレイカーを入れてもらえて解決しました。
はぁ〜と大きな安堵のため息をついて、いきなりやらかした〜
と笑って私もシャワーをしてから深い眠りにつきました。
良いホテルならば最初からドライヤー付きなのでしょうが、こちらのホテルではドライヤーの貸し出しには数に限りがあるとのことだったので、持参していったのですが、やはり現地の電化製品を使うほうが無難だと学びました。
帰国して数日後に、変圧器はAmazonで不良品ということで返却できると娘が発見しまして、
(Amazonの返品作業は娘にやってもらいました)
ドライヤーの破損も、海外旅行保険の携行品の対象になるとのことで、修理代金を請求できるようだとわかったので、少し面倒ですが只今手続き中です。
ではでは、今日はここまでにしたいと思います。
お読み頂き、ありがとうございます。