病気や事故を経験する意味 | オーラから教えてもらえること

オーラから教えてもらえること

ハイヤーセルフ・愛の意識に繋がりベストな人生にシフトすることをサポート。スピリチュアルカウンセラー、オーラリーディング、ヒーリング、ミディアムシップなどの対面/遠隔セッション。ロサンゼルス在住、日本出張セッション

神、天使(エンジェル)、守護霊(ガイド)は悪いことを取り除いてくれる存在ではありません。逆に私たちにあの手この手で魂の成長、改革に関与してくれます。天使

これは前回、前々回と今私がハマッている夢、シンボル、サイン分析の達人でありスピリチュアルティーチャーのKAYAと奥様Christiane Mullerの著書、『The Book of Angels: Dreams-Signs-Meditation』(2008年, Universe/City Mickael)からの一部意訳になります。

なぜこの実例を選んだかというと、最近ランチした友達が半年の内に2回、信号待ちの時に追突された話をした後で、家に戻り上記の本を開くと、ちょうど事故を経験した人の話の箇所だったからです。

事故の経験がすべて同じ理由ではないですが、参考になることが書かれていると思うので、興味があれば、是非お読みください。(ここで私というのは、著者のChristiane Mullerです):

私が記憶を失うことに関する科学的な記事を読んでいたとき、友達から電話があり、彼女のご主人が記憶を失くし、倒れたと告げられました。お見舞いに来なくていいといわれたものの、私と主人はお見舞いに行くことにしたのです。

このご主人は決して不平不満をいいません。だからといって、すべてを納得して受け入れているというわけではありません。彼の潜在意識の中には抑圧された記憶が残っていて、それは浄化される必要があるのです。

緊急治療室に着き、私が彼の手をとると、普段は感情を表に出さない彼が泣き出しました。彼は心臓発作を起こしていました。

彼の奥さんは、彼は72歳だというのに週に80-90時間も働いているから、働きすぎだと私たち夫妻にいいました。

そして奥さんは彼がショックを受けた原因は、住んでいる家が売れると確定したからに違いない、彼はあの家にとても執着しているともいったのです。

私はその夜、見舞った彼の夢をみました。夢の中に出てきたのは彼の右耳です。その耳は縫い付けられ、彼は耳が聞こえません。そのうち、その耳はだんだんと糸がほどけてきて、耳がきちんと開いた状態に変わったのです。耳

この夢を通して告げられたことは何でしょう?耳は受け取ること、および叡智を意味するシンボルです。

体の右側が意味するのは、行動力、実行力です。ということは、彼は仕事で叡智をまったく使っていないことになります。(彼の霊性は使われていないという意味)

彼は物質、目に見える外側のことに振り回され、財政面を含む、もろもろの不安をコントロールせず、恐れをベースに生きてきたのです。この出来事を通して、もっと注意深くこころの声を聞き、不安をポジティブな感情に変容させるためのチャンスとして、天界から与えられた機会だったのです。クローバー

私は彼の問題のルーツはもっと根深いと思いました。もちろん家への執着も理由の一つでしょうが、もっと潜在意識に残っている、抑圧された記憶に繋がっていると思ったのです。

実は彼は何年か前に離婚を経験し、その時にも家を売らなければならず、金銭的な問題を抱えたことがありました。今回家が売れたことは、過去の記憶とも結びつき、抑圧された記憶が浮上してきたのです。

家を売るイコール金銭問題、別れ、悲しみを伴うものと、彼の中では解釈されるのです。現在の彼の状況と、昔の状況とはまったく異なるのにもかかわらず、彼の抑圧された記憶が完全に浄化されていないためにこのような出来事を引き起こしたのです。

完全に浄化されていなければ、潜在意識に残っている抑圧された記憶が浮上して、完全に浄化するまで現実として経験させられるのです。

彼は順調に回復しました。しかし、数日後に連絡があり、ちょっとした事故に巻き込まれたというのです。仕事のトラックを運転中にぶつけられたのですが、外的な損傷のみで、特に危険を伴うものではありませんでした。

事故が起きたのは歯医者での治療後でした。そしてぶつけてきた相手は新車に乗っていたのです。私たちが現実の出来事を分析する時、夢でシンボルを分析する時と同じようにするのです。この事故は偶然ではありません。

彼は天界の存在から警告を受けたのです。抑圧された古い記憶はパワフルなものです。その記憶は自分の内側で「一生懸命働きなさい。そうすれば愛されるから」と囁き、体を酷使して働くことを辞めさせないのです。そうやって不安(恐れ)に働きかけ、息をつかせる間もなく働かせるのです。

彼も、心配する家族に、「働き過ぎないようにするし、休むようにするから大丈夫」と、すぐに仕事に復帰することになりました。彼は奥さんを説き伏せることはできても、天界の存在を説き伏せることはできません。彼らは潜在意識に潜むプログラムを含む、すべてを知り尽くしているのです。

天界の存在は、古いプログラムを変容できず、学びきれていない彼に、事故を経験してもらうことで、気づかせようとしたのです。

新車を運転していて、ぶつけた方には、天界の存在が、「人生を前に進むために、新車を与えたにもかかわらず、その運転の態度はどうなってるんだ!」との警告。そしてぶつけられた方は歯医者の帰りでした。それにも意味があります。

夢では歯は構築、改革および直感からの叡智をあらわします。したがって、彼は人生の改革中、再構築中だったわけです。私たちは出来事から何を学んでいるのか認識しなくてはなりません。

これらの出来事を与えた側は、彼の改革を手助けしようとしたのです。病気になっても大事にいたらず、すぐに回復させたのに、心の声を聞かず、何も学ばないまま以前と同じように働き出したので、また「止まりなさい」と機会を与えられたのです。彼は再び自己を知るチャンスを逃したのです。ガーン

これは、仕事を辞めろといっているのでありません。休みを取り、自己を見直し、働く姿勢を変えるべきなのです。不安や恐れに基づいた動機で仕事に戻るのではなく、彼も神の使いとして働くという意識に変容できるチャンスなのです。

建て直しを行うというのは、あなたの内側の建て直しのことをいっているのです。私たちは災難が続いた時、相手を攻めます。ぶつけた方が100%悪いと。その人が天界の存在のアレンジのもとに働いてくれたのなら、彼に責任があるように見えても、感謝するべき人なのです。もちろん、その人にも学びがあるのは間違いありません。

以上、意訳でした。

私たちは肉体を持って生まれている以上、まだカルマ車輪の中で生きています。自分の意識が高くなったと思っても、上には上の意識があります。死ぬまで、また死んでもニルヴァーナに到達するまで、自己の意識の改革は続いていくのでしょう。