アラフォー夫婦の漢方生活
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防己黄耆湯の力 【むくみ】
夕方になると足がぱんぱんにむくむ、これは、気が不足しているためです。
水分を上部まで循環させることができず、水分は重力に負けて下半身にたまるためです
立ち仕事や、パソコン業務などで1日中座りっぱなしなのはむくむ原因になります
このむくみの水は、横になって寝ている間にまた全身に広がるので、朝になると足のむくみが解消されています
朝だけ上半身で水分が多くなり、顔がむくむ、まぶたが腫れぼったくなったり、手の指がむくんで指輪がきつくなったりする場合もあります。
全ては、気が虚しているせいで生じるむくみです
むくみは体内に増えた水分がうまく排出されなかったり、滞ることでおこります。
むくみは水毒
むくみの原因は、気、血の異常や水をコントロールしている「腎」「脾」「肺」 の機能に問題があるということです。
西洋医学だと、「水」は「入れる」 か「抜く」かというシンプルな考え方をしますが、
東洋医学では「水はけをよくする」つまり、 むくんだところの「水」を動かし、「水」が渇いているのを潤すという考え方です。
人間の体は気・血・水で構成されています。
気・血・水は、互いに助け合いながら体内を巡っています。
水は、気が後押ししてくれることで、体内を巡ることができます。
気が守ってくれているので、無駄に体の外に排出されることもありません。
気が不足してしまうと、水分の代謝や循環が悪くなり、むくみやすくなります。
守りも弱くなり、ちょっと動いただけで、どっと汗が出る。
汗と一緒に気も体の外に流れ出てしまいます。
ますます気虚がひどくなり、疲れやだるさは消えない。という悪循環に・・・。
こういう体質を改善できるのが、防已黄耆湯です。
防己黄耆湯
むくみ、関節痛、多汗症
1週間くらいで効果が得られるようです。
むくみに対する効果はほとんどの人が実感。
むくみが治ると、関節へ余分な水分が溜まりにくくなるため、関節痛にも効果が出ます。
水太り
1ヶ月〜3ヶ月以内には効果を実感。
水分を摂取しても、尿として排出されずに体内に余分な水分として残ってしまう人には効果がありますが、
単純な食べ過ぎによる脂肪太りの方には効果がありません。
・水分代謝が悪く、身体の重だるさによる運動不足のため、筋肉量が少なくなり、寒がり、疲れやすい、寝ても疲れが取れない、ずっと立っているのが苦手ですぐに座りたくなる。
・食事はあっさり系が好きで、一回の食事の量が少ない、下痢になりやすいタイプ。
気虚は、全身の機能低下があるために、免疫力や抵抗力も落ちており、病邪をなかなか取り除けません。
気虚の多汗症の場合、ちょっと動いただけでも汗をかく、上半身から汗をかきやすい、といった特徴があります。
暑い夏に顔からだらだらと汗をかいて、扇子やタオルが手放せず、ぽっちゃりしたタイプの人の体質改善に、防已黄耆湯が効く場合が多いです。
次回は、《防己黄耆湯がダイエットに用いられる?》のお話です
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2022年04月21日 17:02