体を温め、血流をよくし、漢方薬の相乗効果を得てみる!
血
血は全身に栄養を与えます。
体の不調が慢性化すると血に影響がでます、
正常な働きができなくなると、貧血をおこしたり、自律神経の働きや女性のホルモンバランスが崩れたりします。
於血(おけつ):血液や血流の障害、婦人科系の代謝不全などで起きます
血における主な異常は血の不足した状態である血虚、
血が停滞した状態、血の巡りが悪い状態を瘀血といいます。
瘀血の症状は肩凝り、頭痛、冷えのぼせ、皮下出血やあざのできやすさ、くすみやざらつきといったお肌のトラブル、静脈瘤、いぼ痔、女性の場合は生理痛や生理不順、不正出血などがあります
於血は血液の質や血管の状態があまり良くないため、血流が悪くなっているので、
適度な運動をすることと、血行が良くなるための食事を心掛けることが大切です。
冷たいものの取りすぎには気をつけたいものです。
生理痛がひどく下半身の冷えが気になる人は、体を冷やさないことが大事です
於血を改善する漢方薬を活血剤あるいは駆瘀血剤(くおけつざい)といいます。
駆瘀血剤は当帰、芍薬、川芎、桃仁、牡丹皮、紅花、延胡索、大黄などを多く含んだ漢方薬です。
於血を改善する代表格の漢方薬は桂枝茯苓丸です。
他には、桃核承気湯、折衝飲、通導散、芎帰調血飲などがあります。
血虚を改善する補血剤に作用する当帰芍薬散、加味逍遥散、温経湯などは於血も一緒に改善してくれます!
漢方薬の力を借りて血の巡りを良くしてあげると、他の症状以外にも体の調子がよくなることもあります
うれしい相乗効果が得られます
気になっているシミやくすみなどが薄くなるといいですよね