みなさん、こんにちわ。
栃木県のアダルトチルドレン・ココロの病克服カウンセラー 須藤 勝則です
今朝、通勤途中のラジオから流れてきたこの言葉。
ネガティブ ケーパビリティ
ながら聞きだったので詳しい内容はあまり覚えていないのですが、ざっくり言うと「何をしても答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」だそうです。
以前にも書きましたが、人はなぜ「悩む」のか？
それは「自分ではどうしようも出来ないこと」を「自分独りで何とかしよう」としているから。
そこで私は『あなたには出来ない事でも、それを出来る人は必ず居るし、その人には出来ないことがあなたには出来るかも知れない。あなたに出来ないことは出来る人に教わるとか手伝ってもらうとか、独りで何とかしようとするのではなく、出来る誰かに頼ることも必要」と伝えていました。
ですがこのネガティブ ケーパビリティという言葉の意味を聴いて、確かにそこで「立ち止まってみる」ことも大切だな、と感じました。
誰でも不安な状態が続くのは嫌だし、ずっと悩んでばかりいるのもココロが疲弊してしまいます。
だから早く答えを、早く解決策を…と焦ってしまうのも当然のことです。
今はスマホで簡単にその答えや解決策が見付けられる時代にはなりましたけど、逆にその答えがすぐに出せないようなことについては様々な情報があり過ぎて、それぞれが違うことを言っていたりするので更に迷う…といった事態を招いていることも事実です。
そこでどうしても答えを急ぎたくなったら『人生には、どうしても時間のかかることがある』『時間のかかることには、時間をかけるしかない』というように意識を変えてみるようにする、これがこの考え方なんだろうと感じました。
なるようにしかならない、というのとは少し違うようにも思いますし、The answer is blow'in in the wind(答えは風に吹かれている/ボブ・ディラン)ほど楽観的でもなく、止まない雨はないとか、明けない夜はないとか、そんな感じでしょうか。
その時間を「耐える」ことも必要、というこの考え方も確かに必要かな、と思いました。
「不安も大切な感情」とはいつもお伝えしていることですが、そんな風に考えられるようになれたら、悩んだ時に立ち止まって今の自分の立っているところや、これまで歩んできた道を振り返ってみるような自分を過ごす事から次の一歩を踏み出すための答えも見つかるかも知れません。
そしてある程度落ち着いてきたら、想いを整理するためにカウンセリングやセラピーを利用するのも良いと思います。
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