映画 "万引き家族" に思うこと。 | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」


HahaCoLabo(ハハコラボ)

母娘関係研究所 

加藤なほ です。

《プロフィールはこちら》


 


しらせ

《本当の自分を取り戻す 6ヶ月 マンツーマンレッスン》ですが、新規の方はあと2名で締め切らせていただきます。 




"毎月映画館で映画をみる"

というのはわたしの楽しみの一つ。



映画を見るとどっぷり入ってしまうので、より集中すべくプレミアムシートで見てます



先日仕事を終え、隙間時間でみてきたのは "万引き家族"



この写真、何度見てもすごくいい


リリーフランキーさんのあの感じ

樹木希林さんのあの感じ

すごくよかったです。


(ボキャブラリーのなさ…)



5月は少年A、

6月はレディバード、

今月は万引き家族。



家族もの、家族というものについて考えさせられるものを3ヶ月連続で見ています。



映画は、日常では味わえないようなこと、知らない世界、まだ見ぬ未来はこんな感じ?という妄想の世界などを体験させてくれ、いろんなことを感じたり、考えたりできるし、


体験、感じること、考えることで "自分を知れる" ということもあってだいすき



へー、こんなこと思うんだわたし

へー、こんなこと感じたんだわたし

へー、まだ映画の世界に浸ってぬけられないんだわたし と。


来月あたり、MIPとかハード目でハラハラするやつ久しぶりに行こうかな、夏だし←?



 



是枝監督の映画を映画館で見たのは初めてですが、考えさせられました。



家族ってなんだろな〜


血縁ってなんだろう


法律って何?


と。



WOWOWで海街ダイアリーをやってる(やる?)ので、それも楽しみ。




去年末に

"毎月映画館で映画を見る"

と決めてから、ここのところ映画を見るたび父にメールをするのがわたしの習慣になっていますが、


少年A しかり

万引き家族 しかり、

父もやはり見ていて、

「2つともいろいろ考えさせられますね」

と昨夜やりとりをしました。



わたしが幼き頃から映画が好きなのは間違いなく父の影響で、小学生の頃から映画館が大好き!



父が買っていた映画雑誌 スクリーン を中学のときはよく読ませてもらっていました。



父が

「誰も知らない」もいいよ

とオススメしてくれたので、この映画もみたいな なんて思います。



家族って、正解がないから、
悩むこともあるし、ややこしくもなるし、
身近だから幸せでもあるし、
血縁という視点で見ると、いないと自分は存在できないものだし、
いろいろ考えるものだと思います。


わたしには、

母を罵倒し続け荒れ狂う
という時期もあり

絶縁して家を出て勝手に結婚し
距離を取っていた時期もあり

距離をとったのにどんどん苦しくなり
死にたい、消えたい
という気持ちで毎日を過ごし

母が問題なのではない、
自己肯定感がないからだ
自分のことを好きになれないからだ
となってから自分と向き合い始め

向き合いながら、実験感覚で自分の心の成長の確認のために絶縁を解消し、実家にたまに帰り




そして、今があります



今は、
今が楽しくて幸せで、
親との距離感も年々ベスト
なので、過去に対しての自分への後悔はありません。


絶縁もしてよかったな〜 と思っています。

もちろん当時は大きな罪悪感にかられていました…
終わり良ければすべて良し ではないですが、これでわたしはよかったんだ!となった途端、過去が全てパタパタと音を立てるかのように、前向きな解釈へと変わるのです。


読者のみなさんも同じように、自分の心の状態に合わせてそのときそのときのベストは変わっていくと思うんです。


それでいいとわたしは思います


距離を取るのが今のゴールの人、

本音を話す勇気を持つのが今のゴールの人、

おはなし会などの会に行くのが今の目標の人、

自分の心と向き合うことが今のゴールの人、


様々です、それでよいのです。


もちろん、
大嫌い!
と思う時期があったって大丈夫。


それが本音なら、
"それに寄り添わないでどうするの?"
です


"今は" ちょーきらい!!
でよいのだよ、それがあなたの本音なら、それが正解だし、
そのときどき全ての感情は、誰かと違っても、あなたにとっては正解で感じでいいもの


わたしのように、"殺意" という気持ちさえも。


それを実行するのと、その気持ちがあることを受け止めることは、全くもって別物だから。






そして、ゴールも変わる。


達成したら変わっていく。


だから、ゴールを変えたっていい。


小さな山に登って、景色がきれいで気持ち良かったら、それまで考えなかったけど、少し高い山にも登りたいな とか思うかもしれないじゃない?


そんな感じよ。


変えていい。


変わるものもある、
変わらないものもある。





わたしが伝えたいのは、


"本とかに書かれてること、
わたしも鼻から信じてなかった。
でも、やってみたら、試してみたら、
本当に幸せは天井知らずだったよ!"


"自分を生きると楽しいよ"


"自分を生きられなくしてるのは、
過去の幻想、
思い込みのせい。
そこに親の影響はあるよ。
でもそれ、自分で変えられたよ。
それにはこういう意識改革がいったよ"


ということ。


なので、
過去のわたしのような人が、
少しでも心が穏やかで平和であるといい  という視点から、

「こうしたらよりよくなったよ〜」
という体験を踏まえて、

「もっとよくなりたいな
でもどうしたらいいのかな…」

という方に向けてこのブログを書いていますし、メニューを提供しています





"ときおり読むのが苦しい…"
と感じる方もいるかもしれません。


そのときはご自身の中にある何かしらの感情にダメ出しをしているときだと思うので、
読む手を休め、このブログからちゃんと離れて、あなたの心に寄り添ってあげてください


ちゃんと離れてくださいね。


わたし自身は、

苦しみながらもどこか
幸せになりたい…
どうしたらいいの?

と願っていた過去があるので、

そんな方に向けてこれからもこうして発信を続けていきますので、いつでもまた遊びにいらしてください。


そして、気にくわないときは離れてください





「ますます幸せなんてあるんかなぁ…」
と思う方もいると思うけど、

「そうなのかな?
そうだといいな…
信じてみようかな」
と、1パーセント思えた方に、ますます自分を幸せにする力を高めていってもらえたらいいなぁと思う。



そしたら、
あなたも家族も、社会も、世界も、もっと平和になるな なんてことを思っているし、信じているし、わたしの中では確信していること。


なので、こうして今日も楽しく発信をしています


余談ですが、先日、非行少年や少女が少年院から出てきたときにサポートをする活動をされている方をご紹介いただく機会をいただいたんです。


その際に聞いたのですが、今、少年院など閉鎖されていってるそうです。


非行少年は減っているということ。


でも、無差別のような社会に対しての過激な事件や、子どもが親を殺めているような事件は増えているようにわたしは思う。


わたしなんぞが…
と思うけれど、正直わたしはそのことに対して懸念がある。


このような事件が今後増えるのでは

そして、
自分の子は大丈夫か という心配を持つ親も増えるのではないか

その心配が過剰になると、目には見えない精神的な支配といった毒親が増えるな

と。


子どもの顔色を伺ってする子育ては、子どもにとっての毒親になる可能性が高いから。



毒親の定義は様々ですが、元気になっていった生徒さんが前話していたのは、
"精神的な支配こそが毒"
ということ。


毒を盛る っていうじゃん?
と。


手を出されたら(体に傷が残った場合)見えるけれど、手を出されないと見えないから

心の傷は、誰にも見えないから

という視点です。

これは、
"どちらがつらい"
を比較したくて書いているのではありません



親も子も、本当の本当の本音を伝え合える関係であればいいのですが、社会もそうであったらいいのですが、幼き子どもはそうはいかないこともある。


そして、
今の世の中、本音を言うのも勇気がいったりするし、本音すらわからない人が多い。


だからまずは、
気づいた大人
気づいた自分
から。


誰かのせいにするプロセスは、
安心安全な場で、時間と場を決めて、あなたをあなたの力で楽にするために一時的に利用し、

そこで思いっきり誰かのせいにし、その相手本人にぶつけるのはやめ、

(これはとても自分を苦しめることだからだよー!)


そうして、過去の感情をしっかり出したら自分に戻ってこれるから、出してある程度すっきりしたら、自分を生きれるかも という気持ちがわくから、

そこではじめて誰かのせいにするのではなく、自分の心を見つめ直す、自分に目を向ける、自分で心を満たす、育ててあげることを始めていくというプロセスへと入ればいい。


そうすると、
自分のことが好きになってくる、
自信がつく感覚がわかってくる。


そのあとは、自分の人生を創作する段階に入っていける。


そこからはますます楽しいです



誰かのことを言いたくなるのは悪いことではないけれど、その後は、
"それも自分が引き起こしたこと"
という、人生のハンドルを自分で握る視点で生き始めてもいける。


そんな人が増えれば、不平や不満も減り、本音で語り合える社会が広がるでしょう。


家庭もそうなるでしょう。


そして、1つ前の記事にも書いたけど、精神性高いこの国に生まれた意味を感じ、自分の使命を生きる人が増えていくと思う。


世界が良くなると思う。


とはいえ、大きなことよりも、まずは身近なところから、自分から。


できることから取り組むことが大切。


わたし自身は小さな活動だけど、この仕事を通して少しでもそんなあたたかな社会づくりに役立てたらな

子どもたちが親に地域の人に大人たちに
あたたかく見守られ、
生きるって楽しいな
大人になるって楽しいんだ!という毎日を送り、夢を描き、叶えていく力がついたらいいな

と思う次第です。









「毒親・親子関係の悩みについて話したい」

「同じ悩みを抱えている方に出会いたい」

「一歩踏み出したい」

という方はおはなし会へ

《名古屋・東京  親子関係・生きづらさについて語るおはなし会》




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