この仕事をしていて、
「親を許したら？」
と言ったことはない。
なぜなら、
親を許せなかった自分がかつていたから。
苦しかったから。
親を許せたら、
どれだけ楽だろう。
許せないから、
苦しくなる。
親を憎みたい子どもはいないと思う。
憎しみを持つのも
許せないのも
好きになれないのも
ちゃんと理由がある。
好きで憎んでいるわけじゃない。
けれど、
親との関係が完了した話を聞くと、
とてもうれしい。
それは、
本人がこれから先、
大きく生きやすくなるだろうことを
自分の経験を通してだけど
知っているから。
だから、
とてもうれしい。
また1つ、
自分らしく戻ってよかったね
という感じ。
注意したいのが、
”完了”
というのは、
和解をさすとは限らない。
和解をさす人もいるだろうけれど、
完了の解釈は人それぞれ。
和解
の定義も人それぞれ。
人は、
都合のいいように解釈をするもの。
過去、
わたしはまだ和解できていないんです
とばつが悪そうに言われたことがあるけれど、
和解をうながしたことはなくて、
その人にあった完了の形を提案しているだけで、
”和解してきて”
ではない。
人は、
都合のいいように解釈をするもの。
自分と人との解釈に
大なり小なり大きな差があるもの。
そんなこと言ってないのに
と思うことだって
起きるもの。
そう思うと、
真実などどこにもないかも
とか思ったりする。
真実は自分の中にしかない
と思ったりもする。
そんな世界で
いろんな人
生き物
もの
と関わり、わたしたちは生きている。
空気など読めるはずがないね。
一人一人が違うこの世界で
空気なんて、どうやったら読める？
その人になんて
なれっこないのに。
でも、
その人の身になったら、
空気を読めることもあるかもしれない。
その人に
なれるかもしれない。
この世はいつだってパラドックス。
ここでいう
完了する
というのは、
その自分でよしとすること。
それは、
こういうことでもある。
親を許せなくても、
親と絶縁していても、
親との関係が世間的によろしくはなくても、
親のことが嫌いでも、
そのことに関して
それでいいと思えることだ。
その自分を許せる
その自分にOKを出せる
その自分を愛おしく抱きしめられる
というようなこと。
つまり、
本人が心からすっきりしていればいいということ。
親を許せなくても、
親と絶縁していても、
親との関係が世間的によろしくはなくても、
親のことが嫌いでもいいじゃないか、
人間だもの
だ。
親を許せない
親と絶縁してしまう
親との関係がよくない
親のことが嫌い
というべき理由がある
ということをあなたが一番知っているはずで、
それらを否定するんじゃなくて、
そのことを
誰よりもあなたが理解しなければならない。
親を許せない理由がある
親と絶縁してしまう理由がある
親との関係がよくない理由がある
親のことが嫌いな理由がある。
そこに、
分析や意味づけはいらない。
わたしには親を許せない理由がある
わたしには親と絶縁してしまう理由がある
わたしには親との関係がよくない理由がある
わたしには親のことが嫌いな理由がある。
これをたんたんと受け容れる。
許すべきは、
いつも自分。
ちなみに〜、
「すっきりしてないじゃん？」
と違和感を感じる人には、
タイミングを見てハッキリ言うようにしている。
完了してすっきりしている人は、
顔もオーラもすっきりしているし、
完了していない人は
顔もオーラもなんだかよどみが出ているからね。
親を許せないことはいけない
とか
親と絶縁していることはいけない
とか
親との関係が仲良くないといけない
とか
親のことは好きじゃないといけない
とかは、
世間ではなく自分の中にあるジャッジに過ぎない。
きっかけが
世の中の何かだとしても
最終的なジャッジは自分がしている。
だから、
苦しいのは、
自分が自分を苦しめているから。
そして、
完了させるのは
自分しかいないの。
おめでとう。
親との完了、
素晴らしい春の訪れだね。
よかったね
あ、今夜メルマガ出します
書きたいことがもりもり！！
だけど、落ち着いた書きます。
なほ