絶縁したからといって、幸せになることが決定されているわけじゃない | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」


●絶縁したからといって、幸せになることが決定されているわけじゃない


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リボンはじめましての方へ
 
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NHKあさイチ「母が重たい」 に取材されました
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朝日新聞に「おはなし会」について取り上げられました
リボン情報サイト「It Mama」に取材されました




雨だ雨だ

長靴で水たまりを楽しむ日だ!

雨の日を楽しむもの楽しまないも、自分次第~♪

でも、洗濯できないのは悲しい。。。


昨日衣替えもしたし、だいすきな秋服が大活躍の季節。

ちょっと前に春日井サロンの玄関も秋仕様に。
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楽しいこのお仕事に対してのモチベーションがますます上がります。

↑単純。



さて、

昨日は継続コースをご利用くださっている関東の50代のクライアント様と通話カウンセリングでした^ ^


出会ったのは2ヶ月前なんだけど、出会った8月は、

「半年前に母親を殴る蹴るつねる、全部やりました!

子どもをつくなかったのは、母への復讐です!」

と、お母様への怒りを露わにしていたけれど、

今は、

「あのときはね~、人によって程度の差こそあれとは思っていたけれど、

でもどこかで自分のことをこの世で1番不幸だって思っていて、

それをなほちゃんにわかってもらいたい気持ちがあったんだよね~」

と心穏やかに2ヶ月前を振り返っておられました(*^^*)


同居されているお母様への怒りが抑えられない

というご相談から始まり、継続的にカウンセリングをさせていただいていますが、

「絶対許さない!母のことは許さない!そこだけは許さない!ゆずらない!

ってあの頃は思っていたけれど、今はその気持ちは全然ないの~」

とおっしゃる姿が印象ぶかく、

「前よりも自分を責めることが減りました~!」

と、声色もどんどん明るくなられました。

今は同居のお母様との関係が落ち着いているので、このままご自身と向き合っていただきつつ、

昨日は、春に疎遠になってしまった友達とのご関係についての話が上がったので、そちらを取り上げさせていただきました。



継続的にカウンセリングをさせていただくと、

パートナーや職場での人間関係や、友達、ママ友との人間関係などからご相談いただき、親との関係にたどり着くこともあれば、

親との関係から始まり、パートナーや友達といった周りの人間関係についての話になることもあります。

私の場合、親との関係に原因があることがわかっている方のご相談にのることが多くなってきました。

中には、毒親撃退法みたいなものはありませんか?と聞かれることもあります。


親との関係で、絶縁や物理的な距離をとることもある種ゴールかもしれないし、

心の安定を取り戻せるならそれがベストなのかもしれない。

けれど、

親と絶縁したからと言って、親と物理的な距離をとったからといって、

楽になるかというと、

「それは、一時的な気楽さかもね」

と、私は思う。

あくまで私の意見です。


絶縁して、距離をとって、親に振り回されにくい環境に身をおけたとしても、

どこか親のせいにし、親を責め、親が悪いと思っている部分が消えない限り、

”人生は思い通り”

といった感覚をもち、日々を本当に楽しく生きることは、不可能だと思うから。

それに、

私自身、絶縁して家を出たけれど、

不機嫌病(過去ブログによく出てくるアレですw)と言う名の、自分を責めて自己嫌悪になる

っていう症状に2年間苦しみましたし 汗

この時は、母のことを憎んでいたし、許さない!という気持ちで生きていましたね。



どんな生き方を選ぶも、一人一人違うし、本人が良ければいい。

本人が、”それでよし” と思い、自分を肯定し、責めることがないなら、それがベストなこだと思う。

けれど、

絶縁して、距離をとって、親に振り回されにくい環境に身をおけたとしても、


どこか親のせいにし、親を責め、親が悪いと思っている部分が消えない限り、

つまり、

自分をどこまでも許したり、受け容れたり、認めたり、愛したりできない限り、

考え方のクセや思い込みを変えることはできないと、私は思うのだ。

私が本当に本当に気楽になりはじめたのは、

絶縁して距離をとったにも関わらず、2年間苦しんだ末、

自分を責めることに気づき、責めた分自分を許し受け容れたり、認めたり、愛してあげるっていうことを始めてからだったから。

自分を責めることに気づいて、自分を許し、受け入れ続けていったら、ある時母のことがもう気にならなくなってる自分に気づいたから。



幸せは常に、自分からなのだ。

親を変えようとしているうちは、幸せになれないのだ。


”変えられないものを受け入れる勇気と変えられるものを変える勇気”



をもつことなのだ。




これはきっと、簡単ではない。



親を変えようとすることをやめ、自分が変わるということに、責任を持たねばならないから。



それに、人は安定を好む。



安定を好むがゆえに、変化を嫌う生き物でもある。



けれど、ずっと変わらないのはマンネリで、刺激を求めたりもする。



矛盾した生き物だね。




話が戻るけれど、

親のせいにしているうちは、心からの幸せを感じることは難しいように思う。

けれど、

最初は親のせいにしてもいいよ とも、私は言いたい。

矛盾しててごめんなさいね(笑)

それはね、親を責めるのことによって、少しだけ、楽になる感覚ををもてるって知っているから。


そして、好きなだけ親のせいにして、怒り狂ったり、悲しんだり、さみしがったりを味わっていくと、

「変わりたい…」

という思いが芽生えてくるということも知っている。

そこからが、変わる時なのだ。

(私が本腰を入れてお手伝いするところなのだ

あ、その前ももちろん真剣にお手伝いしてます!)



つまり、

何度も言うけれど、

絶縁して、距離をとって、親に振り回されにくい環境に身をおけたとしても、


幸せになれるとは限らない ということだ。




幸せに生きれる考え方のクセをもっていたり、幸せに生きれる思い込みを持っていた方が、


格段に日々は変化するし、幸せを感じやすくなり、生きててよかった って思える。




そして、


親とのことがひと段落しても、わたしたちはいろんなコミュニティに所属している。


職場、ママ友、じも友、パートナーの家族、親類、パートナーの友達…


どんなコミュニティの中にいても、人目を気にすることなく、自分らしくいれたらどんなに気楽で楽しくて幸せだろう。


逆に、どんなコミュニティでも自分らしく入れれば、親との関係だって、よくなるしかないのだ。





昨日は、お母様への怒りでいっぱいだったクライアント様が、
お友達との関係に目が行くようになったことがとてもうれしかった。

お母様への執着から少し離れることができたんだなぁって思ったし、

余裕がもてるようになられているのを感じたし、

お母様以外の人間関係をうまく築きたいという思いも感じられたから。



次回、疎遠になってしまったお友達との関係について、

どうコミュニケーションをとったら、クライアント様の理想に近づけるかについて扱いましょう

とお約束しています(*^^*)

とっても楽しみ。



今日も読んでくれてありがとう。



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