父にメールしてみました | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」



先週、グリーンマイルの囚人役の俳優さんが亡くなりました。

 

 


私、この俳優さん、大好きだったんです。

 

 


とてもショックでした・・・



このニュースを聞いて、ふと、父親にメールでもしてみるか と思い、
先週父にメールしてみました。


(父は映画が大好きな人なんです)

 

 


父にメールするのは、確か、父の日のギフトのお礼メールを父から受け取ったとき以来なので、
三ヶ月ぶりくらいでしょうか。



「元気?」
という挨拶から、


「グリーンマイルの俳優さんが亡くなったね」
ということ、


「最近こんな映画みたよ」
ということ、


そして、
「私は元気にやってます」
ということを書いて。

 



数時間後、返信がありました。



私から父へのメールには、よく考えると共通点があります。

 

 


父から私へのメールにも共通点があります。



私から送る父へのメールは、
たぶん、毒母と毒祖母に挟まれてかわいそうな父への配慮の気持ちと、
「(あなたたちの予想に反して)私はとても幸せにやってるから」という、
復讐の気持ちも込めた近況報告。



父から来る私へのメールは、
「メールをありがとう」という気持ちも見られなければ、
娘の幸せを祈る気持ちも見られない。

 

 


今回は、私がふった映画の話に対しての返事を書いてきただけ。

 

 


いつもそう、業務のような、返事。



娘の幸せ、祈ってないの?


祈ってても、言わないだけ?


祈ってないのかもね。

 

 


祈ってたとしても、「父親」やってる他の人より、祈ってないよね。

 

 


だって、私の育児のほとんどに参加させてもらえずじじばばが育ててたから、
「父親」してる他の人より、愛情ないよね。

 



そんなことを思ってしまう。

 

 


そして、
「そんなことを思ってしまう私は、父からの愛情を欲しているのか」
とへこむ。



・・・ううん、違う。



あの人から愛情をほしいとは思ってない、たぶん。

 

 


うん、9割思ってない。



ただ、あの人が、毒母と毒祖母と一生にいることが可哀そうで、不憫で、
気を遣っているだけだと思う。

 

 


その、私の気遣いに対しての返事がないから、
父から返信が来ると、いつもなんともいえない後悔に似た気持ちになるんだ。

 

 


「メールしなきゃよかったー」
って。



もういいや。

 

 


気を遣ってメールするのももうやめよう。

 

 


来年は、父の日はあげない。
(母の日は今年からあげていません)



「お父さん」って何だろう。

 

 


「お母さん」ってのもわからないけど、
「お父さん」って何だろう。



私の理想のお父さんは、
大きな背中をしていて、仕事熱心で、
口数は多くないけど、ここぞというときは怒ってくれたり、かばってくれたりして、
温かくて大きな存在だって思ってる。



でも、私のお父さんは違う。

 

 


婿養子で存在すら小さい。

 

 


弟なんて、父親への尊敬の念は全くというくらい、ない・・・



自分の夫が、将来、私たちの子どもにとって、
大きくて温かい存在になってくれたらいいな って、すごく思う。

 

 


毒母のように、
毒祖母が父の悪口をいっていてもかばわない
とか、
子どもの前で毒父の悪口をいう
とか、
そういうの絶対いやだな。



私は夫と子どもの関係を、うまくフォローできる存在になりたいな。




にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アダルトチルドレンへ
クリックお願いします。