母になるのが怖い | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」



私はいつか子どもがほしいと思っています。

 



その思いとは裏腹に、母親になるのが怖くて仕方がありません。

 



毒母のような母親にならないか心配なんです。

 

 


職場の先輩と、親にどんなふうに怒られてきたかについて話した時、

やっぱりうちは異常だと思った。

 



先輩も、

「よくそんな家庭で我慢してきたねえ」

って言ってた。




毒母は気にくわないことかあると爆発したかのようなに怒る。

 



大きな声で罵倒する。



口癖は

「当たり前だがねー!!」。

矛盾を指摘すると、このセリフをはく。

 



そして、

「子は親のいうこと聞いとけばいいの!!」

と、コントロールしようとする。

 

 


自分の手の届かないところへ子どもをおいておくことを恐れ、

大学時には下宿させてもらえず、

私も弟も、実家から片道二時間かけて通った。

 



そんな時間あるなら、バイトにどれだけ入れるか と、不満を抱えながら通い続けた。

 



家が遠いから、遅くなるのは電車の都合で大変だった。

 

 


それに、門限にもうるさい。

だから、飲み会の日は時間が気になって楽しめなかった。

 



サークルも部活もやめておいた。

親が早く帰ってこいっていうんで なんていえないと思ったから。

 



今思うと、本当にびくびくした学生時代だった…

 

 


学生時代の彼(これまた母親が気に入らなかったのだが)が、デート帰りに実家まで車で送り届けてくれるときのこと。

 



送ってもらうから、駅までの迎えはいらないと連絡すると、

「いいわ、迎えに行くから。 

 電車で帰ってきなさい」

と強制する。



嫌いな相手に送らせて事故でも起こされたら困るからだろう。

 



「わざわざ送ってくれてありがとう」

という気持ちはないのだろうか。

 



娘を大切にしてくれる他人がいて、

心配だから送り届けてくれるというのに。



逆に、大切に思ってくれる異性が娘にいなかったら、それはそれで寂しいものではないのだろうか…

 

 


普段は、

「こっちだって忙しいのに送り迎えさてるんだからね!」

と文句ばかりいうのに。






全てが母の気分次第…



ぶちギレたり、そっけなかったり、子育てに一貫性がない母親。

 



ほんと、毒親の特徴ぴったりだ。



 

もし、娘が生まれた場合、同じことしないかな…

 



すごく不安です。

 



だから、毒を吐ききるまで、子どもはいらないと思ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”いま” を生きていないと、ついこうしてまだ来ぬ未来の不安や過去の出来事にとらわれてしまう。

それらを頭の中に呼んできては、ぐるぐると思いをめぐらせる。

無意識だから怖い。

この記事の中にいるかつてのわたしが、そのいい例です…(汗)

 

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これは2011年に書いたものですが、後に書いたこちらの記事も参考にしてみてください。

 

▼2021年の記事

吐き出そう、飽きるまでに。

 

▼2018年の記事

毒親にならないHAPPY子育て論

 

2022年 年末の加藤なほより