こんばんは!
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(何をしている人かはこちらから)
ブログへお越しくださり、
ありがとうございます♪
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恋愛がうまくいかないのは
幼少期にもらえなかった
親の愛情を求めているから
だから自分で自分を満たしましょう!
どこでもこんなふうに書かれているのを
目にしませんか?
と感じるかもしれませんが
「そうか。私は親の愛情を求めているのか。」
と頭だけの理解でとどまり、実感が伴っていない。
で?どうすればいいの?
となり、
問題をなんとかしようと頑張っているのに
状況が好転していかなかったら
焦ってしまいまいますよね。
これは、親子関係と自分の恋愛がどう関連しているか
自分で自分を満たす
=自分を大事にする、自分をケアする
親の愛情を求めているだけではない、からです。
他にもっと、理解すべき心理があるのに
幼少期の親の愛情を求めている論が
一人歩きしていて
それ以外の重要なことがどこにも書かれておらず
大事なのは
幼少期の親子関係を含め
どんな影響を与えているのかを知り
それを頼りに
親への本当の感情を探し、それを素直に認めたり
自分の身に起こったことを
このプロセスを踏むことで
色々な恋愛の悩みは解決に向かうんです。
以前に書いたことがあるかも知れませんが
一般的な恋愛心理とは違う
繊細で複雑な恋愛心理が働きます。
それを知らずして自分と向き合っても
地図を持たずに旅に出ているのと一緒。
「愛し、愛される恋愛」という目的地にたどり着くには
自分をよく知り
苦しい恋愛にハマってしまう仕組みを理解すること
理解してもらえたら嬉しいです。
ここからはわたしの話も織り交ぜながら
書かせて頂きますが
わたしが恋愛依存から徐々に脱却できたのは
親への怒りや憎しみ、無念さなど
ネガティブな感情を一度すべて認め
おもにセラピーで発散させた
(サイコドラマ、役割交換法など)
↓
↓
こんな親でも、私は彼らを愛していたし、愛されたかった
というポジティブな感情に気づき
自分の中に温かい感情を取り戻した
おおまかに、この順番で
プロセスを進めたからだと考察しています。
「親の愛を求めている説」は
最終的にはそこに到達することが多いんですが
最初からそれを認めることはできないと私は思ってます。
多くの方は
親に対し、必ず否定的な感情があります。
親なんか嫌い!親のようにはならない!
って思っていることが多く
そのような相手に愛を求めていることを、
まず認められないからです。
これは、他人事とすれば理解できますよね...
嫌いな人間に好かれたいって言ってるのと同じですから...
それで、今回の記事のテーマになっている
「幼少期にもらえなった親の愛情を求めている」
も
実は、これを覆い隠している
いろんな想いがあるため
それに目を向けていくことが重要なんです。
例えば
ありのままの自分を愛して欲しかった。
自分を尊重してほしかった。
でも、親はそうしてくれなかった。
そのことに対する寂しさや無念さ。
いつも親の言う通りにしていたのに
頑張っている自分に気づいてくれず
そういう自分をなかったことにされている
=本当の自分を否定されている、やるせなさ。
育った家庭環境や親子関係はそれぞれ違いますが
愛着障害の方はこういった親子関係、
家庭環境だったことが多く
そんな中でも、こどもながらに
親や家族を大事に想っていた。
でも同時に、安心も欲しかった。
愛されたかった。大事にされたかった。
だからこそ、親に愛され、認められるために必死だったし
身近にいる親が不機嫌だったり、可哀そうに見えると
何とかしようと頑張ってもいた。
常に自分の親への愛情が一方通行で
親から同じ位のものが返ってきていない、という共通点があります。
それで、なぜ、親子関係、
特に親への感情を整理ことが重要なのかというと
この一方通行だった想いが屈折し
人の役に立とうとするけど、見返りを求める。
恋人をコントロールしたくなる。
不機嫌を態度で示し、人に信頼されなくなる。
相手を支配するために、相手に支配されておく。
など、大人になってからの人間関係や恋愛
パートナーシップでトラブル・問題行動となって表出され
それに気づいて止めることができないからです。
このブログで、しかも最近は特に繰り返しお伝えしていますが
物事がうまくいかなかったり
恋愛も含め、人間関係が続かないのは
目の前の人に親を重ねて反応したり
親に向けるべき感情を目の前の人にぶつけているから。
親にわかってもらえなかった!ムカつく!
ならば、その怒りを、親に直接言ったらいい。
ボロクソ切れたらいい。
でも、親がすでに他界していたり
親とぶつかる勇気がなかったり
言っても仕方ないと諦めていたりすると、どうなるか。
1番ぶつけやすい恋人やパートナー、
自分が下に見ている人にその矛先が向くんです。
それが、あなたの現状ではないでしょうか。
これは、自分の負の感情、うんこを
人を使って発散していることになるため
時と場合によっては、度が過ぎるとハラスメントになる可能性もあり、危険なんですね。
だからこそ、自分の本当の感情を
自分に合った方法を使って適切に発散することが重要なんです。
でも、「親に愛されたかった」
を実感としてわからなかったら
それは、自分ごとにはならないため
「あなたは本当は、
彼に親の無償の愛を求めているのです」って
偉い先生に正論を言われても、
はぁ?ってなるでしょう?
でも、例えば、心のどこかで
「母親に対して怒りがある。
母親の過干渉にはうんざりしている」
と思っていて
その状況で偉い先生が(謎)
「お母さんも、
もっとあなたを尊重した方がよかったよね。酷いね。」とか
「過干渉に関わらて嫌だったね。」
って共感したとしたら
「そうなんです、そうなんです。
あのクソばばあ、めちゃむかつくんですー!」
って、しっくりくるでしょう?
それは、母親ムカつく!という感情を
心のどこかで自分のものとしているから
その本音を認めやすいからです。
自分の本音に気づいたり認めるって、
こういうことなんですね。
親への感情は
「愛されたかった」「認められたかった」
こんな愛情や気持ちの繋がり
ぬくもりを求める
ポジティブな感情だけじゃないです。
その感情は、
親の犠牲になってきたか、傷つけられてきた
その恨みをはらしたい。
ネガティブな感情の威力は大きく
そんな自分をとても恐れ
恋愛がうまくいかないのは
いつまでも
親子関係の再演を繰り返しているから、ただそれだけだからこそ
親子関係の再演を繰り返すことで
子供の頃に抱えた傷みや
辛かった経験をのりこえようとすることに何も意味がないと
いつ気づけるか、が大切です。
私たちが心の中に抱えている
親へのさまざまな想い、感情は
恥ずかしいことでも、いけないものでもなくて
人として自然な感情。
わたしたちは、
ただ、愛し、愛されたいと願ったまま
大人になってしまっただけなんです。
だからこそ、親に対する本当の感情を認め
彼やパートナーに
親を重ねるのは、もうやめませんか?
あなたの中には絶対に、温かいものがあるし
きっと私たちは他の人以上に
人を愛する喜びで満たされ
それだけで幸福な人生になるし
対等な関係の人だったら
私たちの愛をちゃんと返してくれるから
愛される幸せもちゃんと味わえる。
私達自身が人と健全に関われるようになれさえすれば
私達は、本当は幸せのすぐそばにいるんです。
「幼少期にもらえなかった
親の愛情を求めているから」
の言葉に縛られず
親に対する本当の気持ちを見つけ
それを誰かに吐き出していき
少しずつ、解毒していきましょう。
彼から毎日連絡もらえなくても
不安にならない
彼が思ったとおりにしてくれなくても
ほんとに好きなの?と疑うことなく
穏やかに付き合える