こんにちは♪^^
いつもブログを読んで下さり
ありがとうございます。
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(内観のプロはこんな人)
☆
☆
今日はタイトルについて書いてみたいと思います。
興味がある方は、長くなってしまかもしれないので
どうぞお茶など用意して
ゆったり読んでもらえたら嬉しいです。
先日、カウンセリングの中で
「反抗期」の話が出ました。
この反抗期、愛着障害やアダルトチルドレンの方には
かなり関係してくることだと思っています。
反抗期は、思春期にわかりやすく
親に反抗できた人とそうでない人と
2パターンに分かれることが多いです。
反抗期、、、
親がいちいちうっせー!うぜー!
私には、私のやり方があるんだ!
私には、私の考えがあるんだ!
私の人生なんだから、どうするかは私が決めるんだ!
みたいな、葛藤、親から脱皮期でしょうか...
私は、思春期に反抗期があり、
親に反発できた、できなかった
は、あまり関係なく
しかるべき時がきたら親離れをし
自分を確立できたかどうか、が重要だと思っています。
なぜかというと、生きづらさを抱え
恋愛や人間関係がうまくいかず、同じような悩みを繰り返す時は
高い確率で、心理的に親から卒業できておらず
自分が確立できていない。
どこか尖りがあり、
大人になってもずっと反抗期が続いていたり
親の生き方、価値観に支配されていると
感じることが多いからです。
心理的に親離れができていないと
さまざまな弊害があります。
例えば
・関わる相手に親を重ねて反応しやすく
それが原因で色んな人間関係がうまくいかなくなる。
(例えば、本当はそうしたくなかったのに
本音を抑圧して親に合わせてきた、
親に過干渉に関われ、尊重してもらえなかった場合
仕事で上司や親と似た人に反抗的になりやすいなど)
・親への怒り、憎しみ、悲しみなど
なんらかの否定的な感情を無意識に秘めている場合
近しい人、恋人やパートナーに親を重ね
親にぶつけるべき感情をぶつけてしまい
嫌われたり、関係がギクシャクしやすくなる。
(例えば、いつも無理して親の期待に応えてきた場合
パートナーが自分好みとは違う洗剤を買ってきた時
どうして簡単なことができないんだ!と
衝動的に相手を責めたり、突き放してしまう。
でもその行動についてよく考えてみると
「一生懸命やったのに失敗してしまい
親に頭ごなしに怒られたことが何度もあり
その時の怒りや無念さが蘇っているとわかった、など)
このため、自分の中に
親への否定的な感情が残っていないかどうか
少しずつチェックし
無意識に親への否定的な感情が
色々な場面で浮上しやすく
それに気づかないまま
相手にぶつけてしまいやすいかもしれないと
気づいて止めていくことが必要で
このブログで書いてきたように
自分の人生で何が起きていたのか
内観する力を高めることで
負の連鎖を止めていけると私は思っています。
色々なことがうまくいかないとき
相手に親を投影して反応していることがとても多く
それは、心理的に親を卒業できていないから。
誰よりも親の影響を多分に受け、
振り回されてきたわたしたちだからこそ
自分の体質というか背景を理解し
人よりも気をつけないといけない部分だと
私自身の回復経験から、そう考えています。
心理的に親から卒業できていないことは
「反抗」「反発」だけではなりと思っています。
親の嫌な部分が自分の中にあると自覚し
親と自分はまったく別人のハズなのに
親と似た自分に嫌悪感をもつ方も少なくないし
(わたしもそうでした)
親に言われたことや
親との関わりの中で生まれた否定的な思いこみがあり
自分の領域に、親が侵入しすぎていたり
親が鎮座している方もいます。
これは、良い、悪いの話ではなく
あなたを責め、否定しているわけでもありません。
ただ、最初は頭だけの理解でいいので
自分は、心理的に親と切り離せていない部分があり
それが原因で、本来の自分で生きられない。
親の生き方、価値観に左右されているかもしれないと
素直に認め、自覚した方が、
自分の心を変えていきやすいと
個人的には思っています。
自分の内的世界に親がいるとき
あなたの心の中には、生きづらさを生んだり
自分らしくいられなくする思いこみ
価値観、思考癖があり
それらのほとんどは、
親が関連していることはないでしょうか。
はたまた、親よりも範囲を広げていくと
日本という国、社会からの
刷り込みもあるかも知れません。
・我慢は美徳(日本独特の価値観)
・人に迷惑を掛けてはいけない
(インドでは
人に迷惑を掛けてもいい、だったりする)
・失敗はいけないこと
・うまくやらなければいけない
・なんでも完璧にやらなければならない
・普通でなければならない
・友達がいないのはおかしい
・結婚し、家庭をもつことが幸せの条件だ
いい歳して独身なのは恥ずかしい(今の時代なら差別にあたる)
・自分よりも人を優先すれば愛される
・休んではいけない
・弱音を吐いてはいけない
・強くなければいけない
・親(母)のようにならなければならない
これらは私自身が呪いのように
自分自身に言っていたことや
カウンセリングでもよく聴く心の声ですが
いつ、どこで、そのあくまのような囁きが生まれ
自分の中に存在しているか
真剣に考えたことはありますか。
さらに、親に問題があることを
子どもの頃から気づいていた場合は
「親のようになってはいけない。いや、ならない。」
と、親を反面教師にすることもあるかも知れませんが
これもまた、親を意識しているという意味では
心理的に親が中心になっている状態だし
親の無償の愛
自分を100%以上に、わかってもらうこと
特別扱いしてもらいたい気持ちをどこかで諦め
それらがなくても幸せに生きられるし
自分の存在価値は変わらないと体感的にわからなければ
恋愛やパートナーシップにおいて
・過去にもらえなかった親の愛情を求め続け、諦められない
・だから相手から愛情を引き出そうとコントロールする
共依存やコントロール(支配)の世界に
まっしぐらのケースも多いです。
ここまで思いつきのまま羅列しましたが
心理的に親から卒業できていないと
親の価値観や生き方に左右されたり
親の無償の愛を求めては、得られない
空洞の自分のまま、生きなければならなかったりと
自分の価値観や基準で物事を選択できないため
自分の人生を生きていないような
空虚感に苛まわれてしまいます。
本当にたくさんの弊害があり
誰ともうまくいかない、
物事も好転しない、
思った通りの生き方ができず、満たされず
その苦しみが長く続いてしまうと
少しでも伝わればいいと思っています。
これは、あなたを脅したり、
怖がらせたいわけじゃなく
本来の幸せや
感情の穏やかさ
心が通い合った、温かいパートナーシップや恋愛は
親のしがらみから自分を解き放った時に訪れるからこそ
自分の心の中で何が起きているのか
内観する力を高め
長いようで短く
また人生にはその時々で旬があるからこそ
幸せな人生を生きられるようになって欲しいと
思っているんです。
冒頭の話に戻りますが、
カウンセリングで反抗期の話が出てから
自分を確立するってどういうこっちゃと、
私なりに考えていました。
アイデンティティを確立する、とか
似た表現で言われることも多いですが
自分を確立するって、
親や周囲の人、社会ではこう言われるけれど
私はこう思うから、こうやる!
私はこれがやりたいから、これをやる!
みたいな、自分の信念というか
自分の想いや考え(価値観)を信じ、諦めないこと。
自分の本心を大切にし
何をするか、何を買うか、どこにいくか、どう生きていくか
日常生活の中で起こる様々なことから
人生に関わることまで
自分の意志で選ぶことなんじゃないかな?
と私は思っています。
例えば、
年齢的には落ち着いた方がいいと言われるけれど
気分よくいたいから、少しハデ目でも
自分の好きな服を選び、
自分を楽しもうとすることも
自分で選んでやっていることで
そこに、その人らしさがあると思うんです。
もちろん、これは
人の気持ちを考慮せず、
やりたい放題やっていいのではなく
最低限、法律を守ること
TPOを考えること
自分の欲求と現実とに折り合いをつけ
時には他者を配慮する必要はあるけれど
大事なのは、そこに自分を貫く強さや
自分の価値観で判断し、
自分の人生に責任をもつことが
心理的に親から卒業する時のゴールだと私は思っています。
私も含め、みんな
少なからず親や社会の刷り込みがあり
それらすべて、自分仕様に書き変えることは難しいけれど
自分基準の割合を増やしていくことはいくらでもできます。
目の前の人に親を投影させて反応するのを止め
自分の中にある、内なる親の否定的な声も小さくしていき
あなたを苦しめる、親の価値観、生き方を
自分の中から追い出していきましょう。
そこから本来の自分らしさが出てくるように
自分と向き合い、内観力を高めていきましょう^^
内観力は命です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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