こんにちは♪^^
いつもブログを読んで下さり
ありがとうございます。
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(何をしている人かはこちらから)
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愛着障害が根底にあり
恋人やパートナーに怒ったり
ケンカが多い。
このように「怒り」の取り扱い方に悩んでいたり
怒りの感情に振り回され、疲れてしまう...
このような状況に方に向け
シリーズ第2弾として
書いてみたいと思います。
前回の記事はこちら↓
前回の記事では、
・怒りっぽい / 短気
・人から見ると「そんなことで?」と思われるような
場違いな怒りがでる。
・我慢に我慢を重ね
最後に大きく怒ってしまう。
・パートの恋人やパートナーと喧嘩が多い。
こんなふうに
怒りの問題を抱えている時には
感情を爆発させる=怒ること自体が
クセになっている可能性がある
というお話でした。
でもそれだけが、
彼やパートナーに怒ったり
感情を爆発させてしまう原因ではなくてですね...
それ以外の原因として
相手をどこか親代わりにしていて
激しい感情や大きな怒りをぶつける
=外に出すことで
自分の中の苦しみを解消しようとしたり
傷みを癒そうとしている。
どこか、相手をそういう存在として
扱ってしまっている可能性があるのです。
彼やパートナーなど
大切な人に頻繁に怒ってしまったり
感情的になるのは本当に嫌ですよね、
すごく疲れるし...
好きでそうしているわけではない方が
多いと思いますが
少しでも冷静さを取り戻し
自分の怒り、激しい感情と向き合うことは
本当に大切です。
ちょっとしたことで、怒りやすい。
大きな感情が出やすく
一度激しい感情が出ると
コントロールできなくなる。
頭では、やっちゃいけないと
わかっているのに
自分を自制できなくて
そんな自分が嫌なんです。
これまでお会いしてきた女性の方は全員
必ずこんな風に話され
私自身も、まったく同じ状態でした。
でも、心理学では
やってることと思っていることが矛盾していたら
やってること
=行動が本音であると捉えられることが多い。
見方によっては痛いところを突いてしまうけれど
行動を自制できていないのであれば
心の底から、本心で、
「これはいけないことだ」とは思えていない。
「イケナイことだとわかってるけど、
でも、これくらいいいでしょ?
これくらい、許してほしい...」
こういった甘え、
相手に対する期待、絶対ありますよね。
これはいい、悪いの話ではなくて
その部分を認めてみたらいいんじゃないかなぁ?
とわたしは思うんです。
認められて初めて
なぜ甘えたいんだろう。
人に期待してしまうんだろうと
内観する方へ持っていけるからです。
逆に認めないと
自分の中でそれは「問題」にならないので
いつまでも同じことの繰り返しなんですね。
話は戻りますが
甘えがあるというのは
相手を親代わりにしている証拠です。
これは、逆の立場で考えてみれば
わかると思うのですが
例えば、職場の同僚とか
道端ですれ違った、見知らぬ人に
癇癪を起されたり
感情をぶつけられたらビックリするし
何この人..って感じるでしょう?
感覚的にはこんな感じで
他人の怒りや感情的な部分を
受け入れる義務は私たちにはなく
それが許されるのって、子供だけなんですね。
だって相手は他人であり、親ではないし
大人だから。
でも、これを腑に落ちてわからないところに
何か歪みがあり
怒りや激しい感情に翻弄されてしまうのですが
もしかしたら、あなたはずっと
誰かの怒りや激しい感情を受け止めてきたり
不機嫌な誰かのご機嫌取りをする。
いつも相手の求めていることに
応えようと頑張るなど
誰かの感情のお世話をしてきた過去があって
それが自分の中で当たり前になっているから
そのまま相手に投影され、
相手に「これくらいいいでしょ」
になっているかも知れません。
しかもそれを、本当はやりたくなかった。
あなたの自己犠牲の上で成り立っていた。
自分の本心を大事にせず
自分を尊重しないまま
いつも相手に意識が向き
誰かの希望に合わせたりして
こうしたい
ああしたい
これはやりたくない
好き、嫌い
これがいい、これは嫌
こういった自分の欲求は満たされないまま
本当は嫌だと感じていたり、
なぜ、わたしがこれをしないといけないんだろうと
疑問を持ったままやってきて
欲求不満が続いてきたからこそ
いつも誰もわたしをわかってくれない。
誰もわたしの尊重してくれない。
常にこんな想いが心の中に横たわり
自分ではわからない。気づけないほど
大きな不満や満たされない想いが積もっていて
甘えられそうな相手にそれを向けてしまう。
怒りでそれを表現してしまう。
それが、愛着障害の方が抱える怒りの正体で
多くの方のお話を聴いてきた中
そういうコミュニケーションしか知らないから
そうしてきたのもあると思いますが
本当は、自分の鬱憤を晴らすためだったり
自分がされて嫌なことを人にすることで
自分がどれだけ苦しかったか、相手に
わからせる目的の方が
意味合い的には大きいんじゃないかなと感じます。
だからこそ、恋人やパートナー、家族など
心の距離が近づく関係でそれが出てしまうのです。
頭と気持ちが納得した状態で
他者に激しく怒ったり
感情をぶつけることは
「やってはいけないこと」とわかっていれば
また、自分のことを横に置いて
相手を大切にしようという気持ちが芽生えれば
きちんと自分をコントロールできます。
それができないことが悪いのではないし
あなたの人格に問題があるわけではなく
その怒りやコントロールできないような情動の中に
何が内包されているのか
整理整頓できないところに課題があります。
繰り返しになりますが、その怒り、
激しい情動は
子どもの頃からの我慢や自己犠牲など
過去から積み上げてきたものの集大成であり
その中に、ケアされていない傷みや
納得いかないこと、本当は言いたかったことなど
解消されていないものが隠れていて
ちょっとしたことで爆発しやすい状態です。
よく、怒りは感情のフタと呼ばれているけれど
その怒りの下には全く別の感情や、
あなたの想いが隠れていることがほとんどで
突き詰めていくと
親に愛されたかった。
親にわかってほしかった。
親の言いなりになりたくなかった。
親に尊重されなくて悔しかった。
こんなふうに、本来は親に向けるべきものであったり
わたしは悪くなかった。
あんなことされて悔しかった。
あんなことされて、本当は嫌だった。
なぜわたしがこんな目に?
このような、過去に起こった出来事や
その時の登場人物に向けての想いなど
現在の大人のあなたが気づいていない
抑圧されたものが隠れています。
もうこれ以上、
あなた自身や
あなたの大切な人を傷つけないために
大切な人との関係を壊さないために
ちょっとしたことで誰かに怒ったり
ピリっ、イラッと
神経を尖らせてしまう自分を変えていきませんか?
怒りや激しい感情の原因と
それが爆発してしまう仕組みを理解し
自分をコントロールする内観力を高めれば
本来の優しい自分に戻っていけます。
あなたのその怒りは
「傷みから救って欲しい」という
あなた自身からの大切なメッセージで
あなたの一部が苦しんでいるサイン。
それを見逃さず
適切にケアできるよう踏み出すことが
あなたが最初にできることです。
ここまでお読み下さり、
ありがとうございました^^
<怒りに振り回されているあなたへ>
愛着障害・恋愛依存と彼やパートナーに怒ってしまうことについて①