承認欲求くらいしか欲望がないのかもなと思います。
なにせよ欲望を持つことはいいことですが(無いよりは全然マシ)、それが満たされたら終了です。
T理論で言えば、ゴール達成です。
ゴール達成するとどうなるでしょう?
燃え尽き症候群に陥り、エネルギーを失い、現状の外を目指すのではなく現状の最適化に勤しみます。
無意識にもう学ぶことがないとのぼせ上がり、先達の警告や指導に対して馬耳東風になり、ネガティブラポールな振る舞いを繰り返します。
だからこそT理論通りに日々ゴールを複数設定することと更新が必要(※1)なのですが、そこに宇宙や先達たちへのリスペクトがないとなかなか難しいようです。
まあ自分もしてきたことですし、これも因果かなと思いますが、その因果から解脱して転生することにしました。
正直にいうと僕はT理論と気功を通じて多くの人のパフォーマンスを、特にダイエットや健康の実現のサポートという形で、向上させたいと思います。
また自分自身も日々パフォーマンスや生産性を上げたいと思いますし、逆に足を引っ張られてそれらを下げられることが死ぬほど嫌です。
なので元祖コーチがかつて書いたように、自分のwant to以外のことについてはスコトーマを築くことにしました。(※2)
T理論で言えばfocus of attentionですね。(※3)
現代美術家の村上隆さんの本を読んでいたら、自身の欲望について「生きていることが実感できない」のをなんとかしたい(※4)と書かれていました。
僭越ながら少しその欲望がわかる気がします。
僕もなかなか生きている実感があまりなくて欲求不満を日々感じているのですが、それでもクライアントをサポートして明確にパフォーマンスや生産性が上がったフィードバックを確認できたり、あるいは自分が明確にひとつ上の抽象度に上がったことをメンターを通じて確認できたときは、心底生きている実感を覚えます。
ただそれもつかの間のことで、また欲求不満が始まり、次の壁や山に臨みたくなります。
結局それの繰り返しのような気がしますし、壁や山がなくなったら人生は終わりだろうなと思います。まだまだ壁も山もたくさんあるので、当分は生きる予定ですが。
そして生きている実感を手にするために、常に生きるか死ぬかの場所に身を置かねばと思います。
、、、、ということをMADMAXの新作(スピンオフ)を観た後に歌舞伎町を歩きながら考えました。
評判が二分していて興業収益もそこまで芳しくないというニュースを見ていたのでドキドキしていたのですが、個人的にはサイコーでした!!
前作の「怒りのデスロード」のハイテンションの裏にあるドラマが描かれていて、その点でもよかったです。
「神話」を観させてもらったと思いました。
と、あまり書くとネタバレですのでこの辺で終了。
※リバイバルしてほしい!
グッズがパンフレットくらいしかないのが残念ですが、そのパンフレットも60ページ越えと分厚く、しかもほとんと文章のページと充実していました。
映画館で観ておきたい一作ですね。
T理論では映画のような仮想現実を通じてゴールのシミュレーションをすることが推奨されますが(※5)、マッドマックスのバイタルで激ヤバな世界に仮想でも身を置けば、自分の抑圧された欲求が浮かんで来るかもしれません。
そういった意味でも、オススメです。
最後まで生き抜いたら、約束の地にきっとたどり着ける/FURIOSA A MAD MAX SAGA
ゴールという約束の地にたどり着くには生き抜く必要があり、生き抜くためには堕ちていく一方の健康を日々改善しなければなりません。
ここ数年で僕たちの健康状態は知らず知らずのうちにMADMAX状態になってしまっていますが、それを論理と知識を通じて理解し、不健康という地獄から脱却していきましょう!!
それにはまず気功技術の伝授とワークを通じて転生し、健康で快適で気持ちのいい状態になりましょう!
そしてその気功技術の与えてくれる気持ち良さを頼りに、その大元である宇宙のシステムを理解し、よりディープに転生し、そして次の世代にその健康を分け与えられるようになりましょう!!
パーソナル・セッションでそのサポートをしていきます!!
お申し込みお待ちしております!!!
【シン・TMダイエット・パーソナル・セッション】
【内容】パーソナル・セッション(+LINEによる体重とセルフィーと食事の記録管理)
【場所】 新宿の貸し会議室orオンライン
【受講料】
1年コース(12回セッション)360,000円/半年コース(6回セッション)180,000円/単発セッション30,000円
オンライン1年コース(12回セッション)240,000円/オンライン半年コース(6回セッション)/単発オンラインセッション20,000円
【受講資格】ブログ読者
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから
↑質問はこちらのLINE公式アカウントからいつでも歓迎です!!
【脚注】
(※1)
「一つのゴールを設定し、それを達成し、またゴールを更新していく」というモデルは、ひとつの作業仮説です!モデルです!
(現実ではありません)
非モテコミットメントの毒を撒き散らすフィクションというのは、夢を追いかけて、最終的に叶うというようなサクセスストーリーを描きがちですが、これはまさにフィクションでしかありません。
現実には、夢を設定し、夢を追いかけても、夢に追いついた瞬間(達成した瞬間)に、闇に落ちます。夢が消えるからです。その夢一つだけであったら、そのような事態に陥るのです。
そしてこのようなケースはとても多いのです。
ですから、それを防ぐために、たくさんのゴールを配置します。バランスホイールですね。
ゴールはなぜ設定するかと言えば、現状から飛び出すためです。
そのゴールが達成できなくても、荒唐無稽でも構わないのです。仮のゴールで良いのです!
だからゴール達成によるゴール喪失の闇落ちを避けるために、次の夢、そしてその次の夢をどんどん設定していきます。そのことで、フェイル・セーフするのです。
ですので、感覚としては、次々とゴールに波乗りしていく感じです。
だから自分が楽しめる蜘蛛の糸を必死で登ればいいんだな(多分w)、と思えました。 2020年07月01日(「まといのば」本家ブログより引用)
(※2)
優れたクオーターバックは何を認識すべきかを正確にわかっています。スタジアムの八万人の観衆の声援や罵声が彼に集中していても、パスを投げるために後退しながら、すぐにねらいを定めます。自動で動くズームレンズのように、意識のズームがエンドゾーンにいる第一のレシーバーに即座にズームインします。(略)
彼には価値ある標的と脅威の両方が見えます。それ以外のものにはスコトーマを築きます。(「アファメーション」pp.196-197)
(※3)
意識はある瞬間には一つのことにしか集中できないわけで(無意識は別です)、その場合どれだけの深さで、どれだけの時間、集中したかが重要になります。
「集中」というと、違うニュアンスが入ってくるので、Focus of attentionのほうがしっくりきます。
どこを見ているか、ということです。
「桐島、湯切りやめるってよ」「美は作業の中に宿る」(ロダン)「AI、もう人間いらないってよ」 2017年12月08日(「まといのば」本家ブログより引用)
(※4)
芸術は人間と人間の戦いです。
欧米でやりとりしているとそのことを実感します。
世界水準の勝負の原点は、個人の欲望の大きさからはじまります。
ウォーホールには、ほとんどそうした欲望しかありませんでした。
ウォーホールの人間性をつきつめてゆく人々はよく「彼には常にはぐらかされるんだ」などというのですが、彼は本来わかりやすい人物です。
欲望のかたまりだけでできている。
難しいことなんて何も考えていないんです。
ハゲは恥ずかしいからカツラをかぶるとか、アートをやっていると尊敬されるとかいう下世話な欲望の集積が彼の芸術活動だったのです。
何かを敢えて隠していたわけではなくて、彼には欲望以外のものは何もなかったのです。ぼくも、自分がそういう人間だからとてもよくわかります。ちなみん、ぼくの欲望ははっきりしています。それは「生きていることが実感できない」をなんとかしたい、なのです。
強い欲望に根ざした活動がなければ世界に通用する強い価値など生むことができないのです。
(芸術起業論)
(※5)
もう一つ付け加えておくと、高い抽象思考のレベルが上がると、現実にゴールを達成するまでもなく、「仮想現実」で十分に、達成したのと同じ状態に自分をもっていくことが可能です。極端な話、「数日の瞑想だけで、次々と目標を仮装実現しながら、あっという間にコンフォートゾーンを上げて真実のゴールを見つける」ことも不可能ではありません。(「本当はすごい私」)