俺が死んだら俺が逝ってしまったらまた新しい命がこの世に生まれて世界は続いてゆくだろう | 『TMダイエット〜T理論と気功で頑張らずに痩せる!?』

『TMダイエット〜T理論と気功で頑張らずに痩せる!?』

東京・新宿にて、「まといのば」公認でダイエットを中心にセミナーを開催しております。ブログにてそのお知らせをしております。

ブルース・リーという名前の神様の伝記を読んでいたら、彼が暴れん坊の幼少期の頃、自らを「猿王」と称していたという記述がありました。(※1)

 

 

 

「あなた様もでしたか」と思わず嬉しくなりました。それと同時に、なぜ自分がインド神話の神であるハヌマーンにもブルース・リーにも惹かれるのかがわかりました。

 

 

ちなみに伊藤武先生の著作によると、ハヌマーンは主神シヴァが奥様とお猿さんに変身して交わっているときに出来た子どもだそうです。(※2)

 

 

ということはハヌマーンを経由して、僕たちはシヴァ神にアクセスできるのかもしれません。

 

それはさておき、ブルース・リーという神様はボブ・マーリーと同じくかなり若くして死んでしまいました。ブルース・リーは享年32歳でボブ・マーリーは享年36歳です。

 

香港で中国の伝統的な葬式をし、シアトルでも葬儀をしたのですが、シアトルで葬式をしたときにリンダ夫人が選んだ曲が、彼が好きだったBlood, Sweat and Tearsの歌う「And When I Die」です。

 

最後の歌詞が、ブルース・リーの哲学を表しているとリンダ夫人が選びました。(※3)

 

And when I die, and when I'm gone
俺が死んだら 俺が逝ってしまったら

There'll be, one child born
また新しい命が

In this world
この世に生まれて

To carry on, to carry on
世界は続いてゆくだろう

 

 

僕たちは一人で生まれて一人で死んで生きます。自分が死ねば、自分という宇宙はそこで終わります。

 

しかし自分という宇宙に一人きりで閉じこもっているのは、最初は自由にできて楽しいかもしれませんが、そのうち飽きてしまいます。そして自分一人きりで生きることが寂しく思うようになります。

 

その寂しさから逃れるために、T理論では僕たちは交わる場所を求め、物理宇宙を作ったとされます。(※4)

 

ベルリンの天使(※5)が寂しくて現実世界に降り立ったように、T理論によれば僕たちは情報宇宙から物理宇宙にやってきたのです。

 

 

そしていずれ去ることになるのですが、自分という宇宙が滅びたとしても、And When I Dieで歌われるように、物理宇宙で交わる他の人の宇宙は続いていくのです。

 

その物理宇宙で僕たちはモーダル・チャネル(五感+言語)を通じて混じり合うことができます。

 

その人が見たものや経験したものを、不完全な形かもしれませんが、モーダル・チャネルを通じて他者に伝えることができます。

 

ただ伝えられるものによっては抽象度が高かったり、実践が必要だったりして、理解が容易ではないものがあります。

 

僕にとっては肥満の原因である「インスリン抵抗性」の議論(※6)がそうでした。

 

師匠のレクチャーや参考文献を読んでインスリン抵抗性が肥満や糖尿病の原因であることは知っていましたが、身を通じて理解できたのはやはりダイエットの実践を通じてからでした。

 

そんな風に実践を通じて理論(の一部)を理解した瞬間に、今まで自分は何事も受け売りでペラペラ喋っていただけなんだなと自覚し、猛烈に恥ずかしくなりました。

 

何にせよ、実践が大事です。僕たちは実践を通じて飲み、絶対的な他者が見出し作り上げた理論を(少しだけ)理解することができます。

 

僕たちはダイエットの実践を通じて、偉大な先達たちが見出してきた宇宙について少しずつ知っていきましょう。

 

TMダイエットでは気功技術の伝授とワークという密教から始め、レクチャーを通じて理論への理解を徐々に深めていき思考と無意識を書き換えて、必然的に減量や健康が実現されるようにサポートしていきたいと思います!

 

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【脚注】

 

(※1)

いたずら好きならではのユーモア感覚で男の子たちを味方に引き入れることもあった。しょっちゅうキングコングの真似をして、笑いを取ったり注目を集めたりした。胸を大きく広げて手のひらで叩き、猿のようなかん高い声をあげる。猿王を名乗ることもあった。

(ブルース・リー伝 p.p.53-54)

 

(※2)

 シヴァ神は『カーマ・スートラ』などで知られるインド・セクソロジーの開祖でもある。奥方ともどもいろいろな動物に変身して、結合の具合を確かめる実験を重ねる。それを人間用にアレンジしたのがセックスの体位だが、この場合もヨーガの体位同様〝アーサナ〟と呼ばれる。あるとき、 「ヒマラヤの森の奥に行って、お猿に変身してイタしましょ」  ということになった。クライマックスの瞬間──  シヴァの胤はみごと標的にヒットし、パールワティーを孕ませた。  おふたりが猿に変身すれば、おふたりの遺伝子も猿のそれに変容する。猿の子が生まれるのが、自然の法則であった。 「自然の掟に逆らってはならないのだ!」  ちょうどそのとき、雌猿のアンジャナーが男の子を授かるよう祈っていた。祈念をキャッチしたシヴァは、パールワティーの子宮から受精卵を取り出し、それをアンジャナーの子宮に運ぶよう、風神ヴァーユに言いつけた。  ヨーガのアーサナに〝アンジャネーヤ〟というのがあり、これは「雌猿アンジャナーの息子」(ハヌマーンの異名)の意だが、アンジャナーはいわば代理母だったということだ。

(図説ヨーガ大全)

 

(※3)

伝統的な葬送音楽の代わりに、リンダはブルースの好きだった歌を流すことにした。フランク・シナトラの『マイ・ウェイ』、トム・ジョーンズの『見果てぬ夢』、ブラッド・スウェット&ティアーズ版の『アンド・ホエン・アイ・ダイ』。追悼の言葉でリンダは、この最後の歌の歌詞はブルースの哲学を言い表していると述べた。そこには”私が死んでいなくなっても、ひとりの子が生まれ、世界は受け継がれていく”と歌われていた。

(ブルース・リー伝 p.p. 16)

 

(※4)

詳細は本家の記事を参照のこと→宇宙はさびしいからできたのか? 2011年05月31日

 

(※5)

ベルリン・天使の詩』(独: Der Himmel über Berlin, 英: Wings of Desire, 仏: Les Ailes du désir)は、1987年公開のフランス、西ドイツ合作映画。ファンタジー、ラブストーリー、ヒューマンドラマ、アート系映画。ヴィム・ヴェンダース監督。

 

 

「まといのば」本家の過去記事で紹介されていた映画で、2024年5月26日現在リバイバル上映中!!観てきました!!

c.f.アウトプット以前にインプットが全く足りない(;・∀・)と「神のみ」 2012年09月09(「まといのば」本家ブログ)

 

(※6)

同様に体重のホメオスタシスは実はインスリン抵抗性の度合いの関数ということでした。

インスリン抵抗性が高ければ高いほど、体重の基準値が上がっていくのです。

ですから、我々はまずインスリン抵抗性の度合いを下げていくことです。

 

だからと言って、糖質制限だ!!というのは間違っていはいないのですが、急ぎすぎです。

糖質制限も大事ですが、食事のタイミングをいじりましょうというのがアディトレでした(半日断食とか、インターミッテントファスティングですね)。

 

糖質制限の考え方は、糖質がインスリンを出すというものでした。

そしてインスリンが肥満細胞だから、太る、と(実際は、インスリンではなく、インスリン抵抗性が問題です。1つ抽象度を上げるべきなのです)。

 

糖質(炭水化物) → 血糖値が上がる → インスリンが出て、細胞に血糖を吸収させて、血糖値を下げる 

 

という風に考えてしまいますが(間違っていませんが盲点があります)、実際は血糖値を上げなくてもプロテインもインスリンが出ます。

 

プロテイン摂取 → 血糖値は上がらないけど → インスリンは出る

 

です。

 

(ただ面白いことに、炭水化物の場合は、グルコーススパイクが起きて、血糖値の乱高下によって、すぐにもっと食べたくなります。でもプロテインの場合は空腹が起こるまでの時間が長いことが知られています)。

 

ということは、インスリン抵抗性の度合いが新しいホメオスタシスとして機能するということです。

というか、インスリン抵抗性を生じさせるような環境に対する適応として、高体重を選んでいるということです。

 

ということは、ホメオスタシスは敵ではないのです。ホメオスタシスは我々を安定状態にしてくれているだけです。

 

 

ダイエットのリバウンドというのは、ホメオスタシスの悪しき例のように言われますが、それはホメオスタシスに対して気の毒ということになります。

【募集中】ホメオスタシスを時計遺伝子とエンドカンナビノイドシステムから捉え直す! 2020年03月25日(「まといのば」本家ブログより引用)