瞼を閉じて世界を暗闇に変えていくことから、ワークは始まります。世界を暗く変えて、それまであった光の残滓を求めながら、それを見つめていき、日々それを強めていくと、より自分に重要な何かが飛び込んでくるようになります。
最初のうちはそれは微かなものでしょうし、断片に過ぎないかもしれません。しかし情報空間に光を見る鍛錬を続けていくと、徐々にそれが明確な形をしたものといて見えてくるようになります。
子どものために書かれた小説に、そのことがサラッと書かれています。書いた人はエーリッヒ・ケストナー、小説の名前は「エーミールと探偵たち」です。ケストナーさんはナチスの時代のドイツ人ですが、ファシズムを批判しナチスから書いた小説を焚書扱いされるも、あまりにも国民的人気（特に子どもから）が高く、児童文学だけは見逃されたりしました。
そんな気骨のあるケストナーさんは子どもたちに向けて（あるいは僕たち大人にも向けて）、ひらめきについて小説という形で書き残してくれています。
（引用開始）
ひらめきのつかまえかたは、ちょっとちがう。ひらめきはこま切れでつかまえる。まずは、たぶん頭の毛かなんかをつかまえる。すると、左の前脚が飛んできて、それから右の前脚もやってくる、おつぎはお尻、後ろ脚と、すこしずつやってくるのだ。そして、これでもうお話はぜんぶだな、と思っていると、なんとまあ、耳がひとつ、ぷらぷらやってきたりする。そうやって、運がいいと、お話はぜんぶそろうのだ。
（引用終了）
ケストナーさんによると、ひらめきはこま切れでやってきて、それらを掴まえていくと、僕たちは飛び込んできたビジョンを捕らえて、それをゴールとして設定することができるようになります。これはコツを掴むと加速していきます。
ただもしかしたら待っていればそのうち飛び込んでくるのだからワークなんかしなくていいんじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。つまり、何もせずに待っていればいいじゃないか、と。
ところがどっこい、なかなかそうもいきません。特に頑張らず「俺はまだ本気出していないだけ」という人にはビジョンはなかなか飛び込んできません。もしかしたら飛び込んできているかもしれませんが、そういう人はおそらくそれが見えないと思われます。重要性がないのです。
c.f.「やってもむだです。」とアリス。「ありえないことは信じられないもの。」（鏡の国のアリス） 2017年03月20日
オカルトっぽいですがビジョンの光側も捕まえてもらう人を選んでいるように思います。逆向きにいえば、ビジョンやゴールに選ばれるに足る人間になるために、日々の鍛錬があるのだということです。
少しずつでいいので、ハードな鍛錬をしていく側の人間に自分を変えていきましょう。いきなりドカンと変えるとホメオスタシスの反動が来る可能性が高いので、少しずつ変化すること成長することの喜びに味を占めて、ホメオスタシスをうまく誘惑していきましょう。
5月の講座ではそれについてワークとともにキッチリとレクチャーしていきます！！
お楽しみに！！
パーソナル・セッションでは一対一の空間で、誰に気兼ねなくお話を伺いながらメンタリングを進め、それぞれにぴったりの気功の背術を導入してゴール設定を加速させていきましょう。GWもぼちぼちと予定が埋まってきたので、GW中のセッションご希望の方はお早めにご連絡いただけると助かります。
もちろんGW以降のセッションも歓迎です！！
それぞれお申し込みお待ちしております！！
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