基本的に文章読解は一文一文丁寧に読み、全体の論旨を把握しながら読み進めるべきものだと考えています。建物に例えるなら一文一文を丁寧に読むことが基礎や土台であり、全体を把握するのが骨組みだと思います。
別にこれは僕の独創ではなく昔から様々な教育者や教師が言ってきたことですし、僕もそのように習ったことを繰り返しているだけです。しかし、現代においては時間のスピードが増し人々の気が短くなり、なかなかその通りに文章読解を鍛えていくことが難しくもなってきました。
そのような時代の状況を踏まえ、文章読解の鍛錬のあり方も、少し考え直してもいいのかもしれません。すなわち、一文一文を丁寧に読み論旨全体を把握する作業と並行して、少しトリッキーな方法を文章読解においても取り入れていきましょう。
そのひとつがゴール設定です。ゴールがちゃんと設定されるとそれだけでも文章読解を支えるIQは上がります。「これ？これか？？これがゴールなのか？？？」といった疑念をいただきながらもゴールに駆り立てられるとその実現を助ける知識や技術を得るだけのIQは自動的に手に入ります。
特に今はこれを読んでおかないと恥ずかしいとか、議論の前提となる教養が大学とともに崩壊していますから、本を読む人間の方が珍しいくらいです。逆に本を読む人間はネクラで非モテとまで見做（みな）される時代ですww。悲しいですね（ ; ; ）
言い換えると本を読まなければいけない、文章読解できるようにならなければいけないという共同体の圧がなくなっている時代です。実はこの共同体の圧が僕たちの内部表現（心と身体）を書き換えてくれます。小学校の頃を思い出しましょう。九九を暗唱できなかったり、文章の音読などで漢字が読めなかったりすると、同級生からバカにされたと思います。そうなりたくないから必死で自宅で親と一緒に暗唱して訓練したはずです。
そのような必死さが、僕たちの心と身体を書き換え、技能の習得を助けてくれます。というか実はその必死さがないと何も身につけることはできません。しかし文章読解においてそのような共同体の圧力は消え失せつつあります。
だからこそ自ら内発的にゴールを生み出し、自分を文章読解をしなければならない状況に追い込みましょう。僕たちが現状の外で叶うはずのないと思っているゴールの実現法は、実はすでに多くが知識となって文章化されています。なので必死さを持って文章を読めばそれは実現可能です。そしてそのときこそ最大の文章読解のスキルを磨くチャンスです。
もちろんゴールによってはどこにもその実現法がない、自分で方法を生み出すしかないものもあるとは思いますが、僕たち程度が設定できる大概のゴールは文章読解を通じて知識を得ることで実現可能です。あとは実践するのみです。
ゴールから様々な分野の文章を読むことを要請、時に強要wされると思いますが、その根幹となるのはこのブログやチュータリング講座でお伝えしている精読と論読です。丁寧に一文一文を読むことと、文章全体の論旨を把握することを心がけましょう。それが知識習得とゴール実現を助けてくれます。
次にあえて文章読解のタブーを犯してみることです。教科書的な物言いをすれば、文章というか本は頭から最後まで読むべきかもしれませんが、あえてそれに反逆するのです。結構楽しいですよ(￣ー￣)
本を後ろから読んだり、ランダムに開いたところから読んだり、フォトリーディングのように絵や写真のように文章を眺めたり、全文読むのではなくよく引用されるところだけ繰り返し読むなどの、文章を頭から最後まで読むといった掟に、あえて反逆してみましょう。もちろんチュータリング講座でこっそり導入する気功で先に著者の情報空間に触れるワークもかなり使えます。
そうやって色々な本や文章の読み方をして楽しんでいると、いかに自分が学校教育の「呪い」にかかっていることに気づきます。また知らず知らずのうちに自分の中で学校教育への期待値も跳ね上がっていることに気づくでしょう。
よく教育や学校の問題で様々な識者が様々な改善案の提案をしていますが、それを眺めていて思うのが、学校とか教師に期待しすぎではないかということです。誰しもない袖は触れないので、無理な期待はしないことです。
どうせ期待するなら、未来の自分が情報空間も物理空間も駆け巡ってゴールを次々と設定し実現している様に期待しましょう。それ以外のものに期待しても、多くが期待外れに終わり徒労感が残りますから、期待しないことです。
話を戻して文章読解ももっと気軽に、融通無碍に取り組みましょう。基本となるので精読と論読には繰り返し言及しますが、それでも最初のうちは固くならず文章を読むことを楽しんで欲しいなと思います。そうやって楽しんでいるうちに難解とされる古典も読んでいる自分に気づきますから、ぜひあまり固くならず自分が興味のある分野やゴールの分野の本を融通無碍に読んでください！
最後に文章読解における心構えの奥義をお伝えしておきましょう。それはすなわち、書かれていることを信用し過ぎないことです。これは人間存在の根深い部分に入り込んでしまうので簡単にいうことはできないのですが、書かれているからといって必ずしも正しいとは限らないのです。
僕たちはつい書かれている文章を無批判に正しいと思ってしまう癖がありますが（それも権威のあるものだと余計にそのバイアスが入ります）、そうとも限らないということです。特に科学なんかはパラダイムという思考の土台が覆ることが度々起きますから、常に知見は更新されるものだと思っていた方が良いのです。
また文章を読めているという自分もあまり信用しないことです。これは文章読解あるあるですが、読めた理解できたと思っていた文章が、数年後に成長した自分が読むと、全く違うように読めることがあります。
そのようなあるあるを踏まえて、注意深く文章読解に取り組んでいきましょう！
錬金術には以下の格言があります。これが極めてチュータリング講座で伝えたいことをグッと濃縮してまとめてくれていると思うので、紹介します。
書を破れ、心を破らないために
文章に依存せず、文章を使いこなしましょう。僕たちが文章読解に取り組むのは、自分の人生を変えるためです。そして文章読解の上達にはゴールやそれを読まなければならない必要性が要求されます。
またこのブログで紹介している本も、無理に読まなくて大丈夫です。無理に本を読むくらいなら、同じく紹介している映画を観ておいてください。それも大変かもしれませんがw。
結局のところヒーリングというのは最後は密教のように口伝のような形になると思います。ただ多くの人はその口伝に至るまでに挫折してしまうような気がします。なので文章読解でできる限り自分を詰めて、師から口伝を授かれる機会を最大化したいのです。
ちなみにパーソナル・セッションであるヒーリングRPGは全て口伝です。僕は自分のことを師だとは思いませんが、それでも少なからず先を歩いて色々と経験してきた身として伝えられることはあると思います。パーソナルセッションは基本的に課題などはないですから、お気軽にお申し込みください。
これまではチュータリング講座でも課題を出していましたが、少しやり方を変えようかと考えています。この辺はまだ煮詰まっていないので、受講生の方は要望やいいアイデアがあれば教えてください！積極的に取り入れます！！
書に依存し過ぎず、内発的なゴールと狂気に身をゆだねて前に進みましょう。もちろん狂気も粗熱を削いでより純度の高いものを目指しましょう。それに文章読解で鍛えられる論理や理知は有効です。
ゴール設定で狂気を、文章読解で理知を鍛え、野生と科学の融合両立を目指しましょう！これが無駄なリスクを省いてより確実に僕たちを導いてくれます！！
まさかの事態ばかりが起こった2020年ももう終わりますし、ここから先はさらに大変な事ばかり起こる悪い予感しかしませんが、ゴールに引き寄せられるように駆け抜けていきましょう！そのお手伝いができれば幸甚です。
まだまだセミナーもセッションもお申し込みお待ちしております！！！
ゴール設定講座「ゴールとエフィカシーのダークサイド〜No Time To Die〜」
【日時】 1２月１６日（水）１９：００〜２１：００（２１：３０まで質疑応答）
【場所】 新宿の会議室
【受講料】 20,000円（銀行振込）
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具 ノートなど
【お申し込み】お申し込みはこちらから
チュータリング講座「文章読解全技法伝授」
【日時】 1２月2３日（水）１９：００〜２１：００（２１：３０まで質疑応答）
【場所】 新宿の会議室
【受講料】 20,000円（銀行振込）
【受講資格】 ブログ読者で課題を解いてくること
【持ち物】 筆記用具
と
情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから
【課題】今回はなし！
パーソナル・セッション『ヒーリングRPG』
【日時】 お申し込み後に調整し決定
【場所】 新宿の会議室orオンライン（zoom）
【概要】 ゴール設定と脱洗脳の施術
【料金】
・ 90分コース25,000円（銀行振込）
・120分コース30,000円（銀行振込）
・90分コース×3回 70,000円（銀行振込）（5000円割引！）
・ライトVIPコース（90分×12回） 290,000円（銀行振込）（１万円割引！）
・VIPコース（120分×24回） 700,000円（銀行振込）（２万円割引！）
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから
