「君がもし忘れてしまっても、俺が代わりに全部覚えておいてあげるよ」(私の頭の中の消しゴム) | 『TMダイエット〜T理論と気功で頑張らずに痩せる!?』

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何事もそうですが、何かに掻き立てられるように取り組まなければそれは身につけることはできません。特にいまの自分に漠然と満足感を覚えているのなら、何かを新しく習得することは不可能でしょう。

 

我々を駆り立ててくれるその「何か」はwant toであったり、ゴールであったり、狂気であったり、強迫観念であったり、絶望であったり、コンプレックスであったりするのかもしれません。それらを外の刺激を受けつつ、自分を深く掘り下げていく中で見つけることができると確信して、日々僕たちはヒーリングに取り組みます。

 

特に現代のように人類史上かつてないほどの豊かさを生きている僕たちにとっては、単にこれが好きとかこうなりたいという願望だけではなかなか駆り立てられないので、それとは反対の、どちらかというとネガティブと受け取られる絶望とかコンプレックスに目を向けることです。嫌がらずにあえてそこに目を向けることで、僕たちは現状を変える力(駆り立てる何か)を手にすることができます。

 

 

ゴール設定のワークも同じで、深く現状に絶望し、ゴール設定の必要性をビリビリと感じていなければ、真摯に、時に強迫的にそれに取り組まないでしょう。

 

それどころか僕たちはついゴール設定の重要性を忘れ、目先の快楽や雑事に目を奪われ、少しずつ朽ち果てています。そうならないためには深く絶望して、毎朝オブセッションのようにゴール設定をするしかありません。

 

その絶望を味わうには、ゴール設定で大きく失敗をして痛い目をみたり、燃え尽きて死にそうになった経験をするしかないとは思いますが、そうしろと言われてもなかなか難しいですし、できれば受講生の皆さんにはそのような寄り道をせずにストレートにその域に達して欲しいと試行錯誤しています。

 

 

そのひとつの方法が、映画を使ったシミュレーションです。もちろん小説や漫画でもいいのですが、映画はやはり臨場感という点において視覚や聴覚もゆらがされるので、かなり使えます。

 

映画もまたフィクションによる疑似体験ですが、そうであるがゆえに僕たちの心に深く刻まれます。また折に触れて繰り返しみればディテールの臨場感が増してよりその世界を自分のものにすることができます。

 

特にゴール設定において最初の絶望となるのが、案外僕たちは簡単にゴールを忘れてしまうということです。苫米地手帳かノートに自分のゴールを数年書き残している人は、ぜひ、過去の手帳やノートを見返してみてください。かなりの数の「え、こんなの書いたっけ?」というゴールややりたいと思っていることが書き残されていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるいはほんの数日前に書いたゴールや昨日書いたゴールすら忘れているかもしれません。これは継続して苫米地手帳を書いていると気づくことができます。

 

人によっては自分の忘れっぽさに嫌な感じや絶望感を覚えるかもしれませんが、その絶望を忘れずに、定期的に苫米地手帳を読み返して繰り返し味わうことで、いい意味で絶望をデフォルトとすることができます。すなわち、絶望からゴール設定のワーク(苫米地手帳)を始めることができるのです。

 

そしてその「忘れてしまう」という絶望をいい意味で強めていくのに、ある映画が使えます。それが、韓国映画の『私の頭の中の消しゴム』です。

 

 

自分の愛している人も、大切な記憶も、何もかも忘れてしまう絶望をこの映画では疑似体験することができます。若年性アルツハイマーに犯されたヒロインとの悲愛を描いたラブロマンスですが、この病気のあり方は、我々のゴール設定のスタートポイントとなる絶望と重なり合うところがあると思います。

 

怖いことを言いますが、もしかして僕たちがあまりにも忘れっぽいのは、脳の機能もあると思いますが、年々増加し将来にはありふれたものとなっているかもしれないアルツハイマー病の未来の写像なのかもしれません。もしかしたら将来完全に克服することができるのかもしれませんが、アメリカの一部の医師が新しい治療法を発表しつつも、今のところ治療はオーソドックスにはなっていません。

 

なので僕たち個人としては、そうならないように運動や身体のゴール設定から始めましょう。そのゴールがない限り、自分に最適な方法は見つかりません。

 

 

話を戻して、この映画の、ゴール設定を考える上でいいところは、ヒロインが記憶を思い出せるように記憶を想起させるトリガーを家のあらゆるところに設置して思い出せるようにパートナーが工夫しているところです。この思い出せるようにトリガーを設置するところは、我々も採用しましょう!

 

すなわち、ゴールに関連する、好きなもの、好きなアイテム、イコン、シンボル、なんでもいいのでそばに置いておきましょう。そしてできればそれを定期的にゴールと同じように更新しましょう!

 

僕の知り合いのダンサーは定期的に可愛いレオタードを買って自分の気分を高めていますし、また別の知り合いのボクサーは寝床にボクシング漫画やパンテージをおいて置いたりスマホの待受をメイウェザーにして自分を高ぶらせています。ガンガン自分を上げてくれるものをそばに置いて定期的に更新することで、ゴールを思い出し、強化することができます。

 

 

*ボクシングといえばマイクタイソン復帰!すごかったです54歳とは思えません。

 

 

「君がもし忘れてしまっても、俺が代わりに全部覚えておいてあげるよ」

 

ゴールを設定することは恋に落ちることに例えられますが、その都度その都度ゴールに恋に落ちていきましょう。そのとき大事になるのが悪い意味で惰性にならないように、仮にこれが自分の誰からも影響を受けていないゴールだと思っていても、あえて他の分野にも目を向けて好きになることです。毎朝最初から恋愛を始めるのです。

 

「もし君が俺の事を忘れたとしても大丈夫、何度でも俺から声をかけるよ。毎日が最初から、一生恋愛ができるんだ」

 

全て自分が覚えておくのは荷が重いですから、モノや手帳にその記憶を託しましょう。僕たちの脳は、特に現代においては全てを覚えておくのは困難ですから、苫米地手帳なり、映画なり、音楽なり、小説なり、ブログなり、そのゴールを想起するものに記憶を託すことです。

 

それらをトリガーとして、ゴールは何度でも蘇ります!

 

「俺が全部引き受けてやる、俺が君の記憶で君の心だ!」

 

ゴール設定に行き詰まりを感じたら、ぜひ今回紹介した「頭の中の消しゴム」を鑑賞ください!きっと何かヒントとなるものがあるはずです。

 

 

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*記事内で緑色になっている文章は全て映画のセリフです。