『岩窟の聖母』
1483-1486年頃、1806年ハッカンによって木から画布へ移転、
縦1.99m、横1.22m
1483年にミラノのサン・フランチェスコ・グランデ教会の
礼拝堂を飾るために、信心会によってレオナルドとプレー
ディス兄弟に注文された多翼祭壇画の中央部を飾るはずで
あったが、実際は礼拝堂には一度も飾られなかったと文献
には記されていました。
最も信憑性の高い解釈によると、作品は1483-1486年の間に
制作されたが、注文主の満足を得ることができず、ルイ12世
が1500-1503年頃に作品を取得したと言われています。
作品では、マリア、キリスト、聖ヨハネという人物像を通
して受肉の神秘を讃えています。
☆アンドレア・マンテーニャ
『聖セバスティアヌス』
1480年頃、麻の画布にテンペラ、縦2.55m、横1.40m
この絵画は、マンテーニャの庇護者であったマントヴァ侯爵
フェデリコ・ゴンザーガの娘と、モンパンシエ伯ジルベール・
ド・ブルボンの婚姻を記念して贈られたことを説明している。
作品はマンテーニャの古代に対する関心を反映し、彼の巧みな
遠近法効果を例証している。下から捉えられた聖殉教者の身体
は、観衆にその壮大さを見せ付けている。
☆ レオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ
『フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像』
通称『モナ・リザ』
1503-1506年、木(ポプラ材)に油彩、縦77cm、横53cm
『モナ・リザ』の歴史は未だ闇に包まれており、モデルの素性、
肖像画の発注、レオナルドが制作にかけた時間、さらには画家が
作品を保有していた期間、そしてフランス王室コレクションに
収蔵された経緯、これら全てが未だ明らかになっていません。
実際に見てみると、まず人垣が半端ではない!!
芸能レポーターが超大物芸能人を囲むかのように
カメラを持った人々が絵画を囲んでシャッターチャンスを
狙っている。
背が低い人は、頑張って最前列まで行かないと人の背中しか
写せないと思います。
しかも、ここにはスリが多発しているようです。
十分気を付けましょう!!
この絵は小さいと行く前から聞いていましたが、ホントに
小さいです。ロープが張られているので、間近に見ることは
できません。
☆パオロ・カリアーリ(通称ヴェロネーゼ)
『カナの婚礼』
ヴェネツィア、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島のベネディクト会
修道院食堂のために1563年完成。
画布に油彩、縦6.77m、横9.94m
ベネディクト修道会のためにパッラディオによってサン・ジョルジョ・
マッジョーレ島に建てられた食堂を飾る作品でした。
地面の上2.5mに掛けられた作品は、空間が奥に続いているような錯覚
をもたらし、ヴェロネーゼは70平方メートルの作品をおそらく兄弟の
べネデット・カリアーリの協力を得て15ヶ月間で仕上げていたようです。
この作品は『モナ・リザ』の反対側に飾られている。
『モナ・リザ』は小さい絵画だが、この作品はとにかくでかい!
写真に全部を入れて撮るには、その絵画から相当後ろに下がらなくては
いけないくらいです。すごい迫力です!!